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【軸ずらし転職】公務員→コンサルがおすすめの方とその理由

最近公務員の方からの転職相談が増えているのですが、コンサル職をご提案することが多くあるためnoteにまとめてみます。もちろん全ての方に当てはまるわけではないと思いますが、提案の意図背景から書きますので公務員からの転職を検討されている方は参考にしてみてください。


☑公務員の方によくある転職理由

一言でいうと“成長実感が足りない”です。地域社会や国家問題など「なにしかしらの公共利益や問題解決に貢献したい」という想いで公務員になったものの、実際働いてみるとレガシーな風潮日次月次年次のルーティン業務から入職当時の理想と現実のギャップに頭を抱えるようです。安定・年収・ワークライフバランスは魅力だが、本当にこのままでいいのだろうか…といった漠然とした不安からご相談に来られます。

☑公務員からの転職をおすすめしたい方

公務員からの転職をおすすめできる方は自己成長、社会貢献、やりがい、市場価値(経験・スキル)が働く上で大切だと感じられている方です。逆に現在の年収ワークライフバランスなどを重要視されている方には、転職以外の手段を検討することをおすすめしています。公務員からの転職の場合、基本的にはどの職種も未経験になります。キャッチアップのためにそれなりの労働時間が想定されますし、初年度年収が下がってしまう可能性もあります。逆にこれらを先行投資と考えることができる方には転職をおすすめしています。


☑なぜコンサルなのか

「公務員→コンサルの軸ずらし転職」がおすすめの理由は以下3点です。

①コンサルニーズの増加
少子高齢化、地球環境の変化、財政の悪化、最先端技術の発展など時代の変化から官公庁・地方自治体・公的機関が取り組むべきテーマが膨大
②公務員経験が活きる
地方自治体、公営事業に関連する法規制や複雑化されている自治体の業務プロセスを細かい粒度で理解している
③転職目的が叶う
転職で実現したいこと(社会貢献、成長実感、市場価値の向上)が叶う

中途採用において企業と求職者は対等です。それぞれが求めるものの合致度が高いときに内定が出ますし、転職した時の満足度が高まります。


☑職務経歴書や自己PRのポイント

コンサルを提案すると「職務経歴書に書ける経験がない」「どんなふうに自己PRすればよいかわからない」と質問されることも多いのでポイントをまとめます。

■業務改善経験
└膨大な量の書類チェック、日次・月次・年次で行うルーティン業務の中から「なんらかの業務改善をした経験」はないですか?マクロによる自動化や、AIを活用したオペレーション構築、ペーパーレス化等々がコンサル業界に刺さる自己PRになります。(こういった業務改善をDX[デジタルトランスフォーメーション]と呼びます)

■プロジェクト推進経験
└インフラ整備や地域振興、環境保全などお題はなんでも構いませんが「なんらかのプロジェクトを進行・推進した経験」はないですか?関連するデータ収集~分析~計画立案、ステークホルダーとの調整・折衝、予算管理、実施・評価等々の経験から計画力、調整折衝力、タスク管理能力などがポータブルスキルとして評価されます。(30代の場合はプロジェクトリーダーなどの経験があるとさらに評価されます◎)

「公務員の業務内容は特殊すぎるので何から書いたら良いかわからない」というご相談を受けますが、業務内容については細かなことは書かなくて問題ないです。その代わり上述のようになんらかの「問題解決をした経験」「他者協働・推進のエピソード」がないかを思い出し、自己PRとして記載してみてください。

いろいろと書きましたが一番大事なのは行動してみることです。民間へ転職できるだろうか?公務員としての強みはなんだろうか?等、ひとりで悩まれている方は、まずエージェントへ相談し経験や強み、転職目的を整理することから始めてみてください。

以上です、ここまで読んでくださった方ありがとうございました。




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