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推し活の最終形態

私は、ホストクラブを様々な事象の最終形態だと思っている。

1つ目は推し活である。

推しとは、画面の向こうの想い人のことである。スマホやパソコンで毎日推しが歌ったり踊ったりする様子を追いかけ、推しが良いと言ったものはほぼすべて試し、推しの見ている世界を自分も見ようとする。推しに会う時はデートのように自分を着飾り、そしてステージの向こうの推しを客席から眺める。入待ち出待ちまでする人、サインをもらう人は、自分の存在を認知してほしいし、どこまでも推しと同じ空気を吸って同じ空を見たいのである。

ホストクラブはそれがすべて叶う場所である。(最近の手法であるが)画面の向こうでほほえみかけてくるキラキラ輝く人たち。密着動画で垣間見える好みや人間性。SNSや配信をチェックし、推しと同じ場所へ行ったり(聖地巡礼)、推しと同じものを食べたりする。そして、配信で交流する。そして、来店。隣には画面で何回も見たあの人が座り、言葉を交わせ、推しにおごることができる。希望すれば、あるいはオファーがあれば、同伴店外アフターなど、お店の外でデートのようなこともできる。何ならナンバー争いに貢献できたりする。私は二次元アイドルの推し活はやったことがないが、ナンバー争いがある世界も同じではないかと考えている。

隣に人が座る熱量は計り知れない。いつしか沼っていた。。。推し活最終形態。


2つ目はパパ活である。

これは一部のホストにだけ当てはまる話であるが、推しのホストに貢ぐ費用をどこから調達するかということで、パパ活、つまり男性からお金をいただいてホストクラブに通っている女の子がいるらしい。いるとする。

ホストクラブは男性が指名で通うこともできる。それまで女の子経由で流れていた男性のお金は、直接男性が好みのホストを指名して通うことでパパ活の終了となった。

同じ土俵に載せてごめんなさい。

3つ目は恋愛である。

まあこれこそ醍醐味かもしれないが、異性嫌いの私はホストなんかハマるまいと馬鹿にしていたが、どうもハマってしまった。金銭を介せば彼との距離感はいくらでも変わる。距離感を間違えるしかない。

今日、動画を見ていたら同じことが論題に上がっていたので。
BOSSの記事ハマってました。
BOSSの言うホストクラブ=推し活とは、「自分が見られなかった夢を代わりに叶えてくれる場所」らしい。


※メンタルクリニックは患者を依存させて何回も来させようという気はないが、ホストは客を依存させて何回も来させるのが仕事である。恐ろしや恐ろしや。

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