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何のために働くか?金曜のハーゲンダッツから分かること。

金曜日の夜に買うものがある。
ハーゲンダッツ、だ。

先週の金曜日も疲れ切って、でもやりきったという感もあって、「ご褒美」と称してハーゲンダッツを2個買って帰った。
その日は夫が出勤で不在だったので、娘とシェアして食べた。

お皿に2種類のアイスを盛り付けて、ナッツを散らし、サブレも乗っけちゃう。
コーヒーを淹れて娘とピーターパンを見ながら食べる。

疲れた身体に染み込むハーゲンダッツ。
「あ〜〜このために働いているんだよなぁ」と思う。

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何のために働くのか?
疲れたとき、苦しいとき、思うことが多々ある。
そういう時、なぜかわたしは仕事終わりのハーゲンダッツを思い浮かべる。

自分でも妙だと思う。
ローンも抱えてるし、こどもの教育費もこれからかかってくる。
なんなら旅行だっていきたいし、ジュエリーも欲しい。

けれど、なんとなく、一番実感があるのがハーゲンダッツなのだ。

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日々食べるもの、着るもの、使うもの。
それら日常のものがわたしの無意識に与える影響というのは、思っている以上に大きい。

そんな日常のものを少しだけ良いものに変える。
自分がより好きなものを、自分に買ってあげる。
日常であるがゆえ、それはダイレクトに、強く、深く幸福感に繋がる様に思う。

だから、少しでも頑張った自分。という日はハーゲンダッツを買う。
少し高かろうが食パン本地込みの4枚切りを買って、毎日美味しく朝ごはんを食べる。
3足900円のソックスではなく、履き心地のいい1200円のソックスを買う。

誰に遠慮することなく、自分が好きな日用品をちゃんと買う。そこには小さな自由が散りばめられている。

けど、こういう日用品ってちょこちょこ良いものを買うと、やっぱり金額として積み上がるんだよね・・。

でも、だから働く。
日々心地よく、楽しく生きるためにそれらが必要。
だからこそ働く。

これって何よりもわたしにとって実感のこもった働く理由の一つなのです。


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