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オフィスの素敵な女性から「大人の清潔感」のヒントを得る

今年で38歳になる。

大人になると大事なのは「清潔感」だとよく耳にする。
確かに化粧を塗りたくるよりも、着飾るよりも、見ていて心地良いのは清潔感であることに相違はない。
けれど、この清潔感、捉えどころのないキーワードだ。
裾を2センチまくれば清潔感をまとえますよ、といった様な分かりやすい基準がない。

そんなことを考えていたら、オフィスのある年上の女性が思い浮かんだ。
いつも素敵だな、とお見かけする度に思う。おそらく50代前半くらいだろうか。
彼女の素敵を分解すればもしかしたら清潔感の要素を捉えることができるのでは、と思い、考えてみることにした。

まず、何よりヘアスタイル


ショートボブが定番で、常に綺麗にカットされている。
あの短さであれば月1で美容院に行かれているのだろう。
また、いつもトップがふんわりときれいに立ち上がっており、全身のスタイルをよく見せている。毎朝きちんとヘアセットされてきているのが窺い知れる。

次に洋服


美しい色味の服を着られていることが多い。淡いグリーンのセーター、キャメル色のチェックのスカート、ブラウンを基調にシックな花々が描かれているブラウス。
何も検討せず適当に買われた様な服がなく、時間をかけて選び抜かれたのだろう、と思える洋服を身につけている

そして変な露出をしない。V字で谷間が見えそうな服であったり、膝が出ている様なスカートも履かない。
年齢が出るパーツを綺麗に隠しているからこそ、よりエレガントに見えるのかもしれない。

そして姿勢


デスクに座っている時に猫背になっているところを一度も見かけたことがない。
背筋がスッと伸びている。歩いている時も同様に姿勢がいい。
彼女が猫背だったら・・と想像すると、途端に魅力が半減する様な気がする。
姿勢。実はこれが一番印象を左右するのかもしれない。

最後、感じがいい


先日プリンターで印刷していた時のこと。彼女が私の後ろに並んでいた。私の印刷に少し時間がかかることを伝えると、とても感じの良い笑顔で別のプリンターへ移動していかれた。
たったそれだけのコミュニケーションだったが、なんだか彼女の笑顔が心地の良い残像として残り、印象的だった。

プリンターって待たされるとイライラする。露骨にそれを出す人もいる中で、彼女のまとう笑顔や余裕が余計に魅力的に感じたのかもしれない。
オフィスにおける感じの良さって、難しいからこそ最強な気がする。


見心地の良さ=清潔感だと思うから


”素敵”と”清潔感”は一見違う様に思えるけれど、清潔感って要は見ていて心地が良い、ということではないかと思う。
そういった意味で、彼女は見ていてとても心地が良い。そしてその見心地の良さは、どうやら上記に挙げた4つの要素で構成されている様に私は思う。

ヘアスタイル・洋服・姿勢・感じの良さ。
どれも一朝一夕に身に付くものではないけれど、私が彼女の年齢に達するまでにあと10年ほど時間がある。その時間の中で見心地のいい人になるためのレッスンを重ねていけたらいいな、と思った。



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