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置かれた場所で咲けなければ 

もう8月も最終日。
とっくに2023年下期に突入しているけれど、遅ればせながら2023年上期に起きた仕事上の変化について記録しておこうと思う。
自分の適性とは程遠い業務でもがき続けた2年3ヶ月の末、どうやって念願の部署への異動に漕ぎ着けたのか。個人的な記録として残します。


どうしても合わない業務に従事し続けた2年3ヶ月の潜伏期間

先月の7月、部署異動が決まった。幸運なことに希望通りの部署。
思えばここに至るまでの2年3ヶ月。適性とはほど遠い業務に就き、精神の削られる毎日を送ってきた。
じっくり、慎重にものごとを進めるわたし。
かたや所属していた部署はオペレーション部門の最前線で、常に突発案件、イレギュラー対応、膨大なチャット・電話に対応せねばらず、焦りと不安で毎日が削られていくようだった。
後半の方は「わたしは何か病気なのではないか・・」と真剣にネットや本で調べたものだった。

↓今年前半の苦しい渦中に書いた記事

そんな苦しい胸中を夫に吐露したある晩のこと。
黙って聞いていた夫がひとつアドバイスをくれた。
それは8年ほど前に在籍していた部署に戻ったら?というものだった。
あそこの部署にいた時のわたしは、うまくやっている様に見えたらしい。

それまでまったく考えたこともないアイディアだったが、大泣きしてからっぽになった私の心にその一言はすっと入ってきた。
妙に納得した私は、翌日さっそく人事担当者にアポイントを取り、異動の打診を行ったのだった。

人事担当者との面談

そんな簡単に異動願いが出せるの?と驚かれる方もいらっしゃるかもしれない。
わたしの会社は人事カウンセラーが多くいて、キャリアに関する相談のハードルが比較的低いように思う。(ただし、相談してもそれが異動に反映されるかは別問題だけれど・・)
早速月曜日の朝イチでメールをしたところ、30分もせずに返答が来て、翌週のアポイントが決まった。

面談の際、用意したのは下記の内容。
・自分が持っているスキルの説明
ハードスキル(資格やTOEICの点数)とソフトスキル(strength finderの結果)
・なぜそのスキルが希望する部署で活きるか、の理由

意識したのは今の部署から逃げたい、というネガティブな理由ではなく、自分の強みをより生かした部署にいきたい、というポシティブな動機を強調したこと。

じっくり私の話を聞いてくださった担当者の方から「少し時間はかかりますが、極力希望に添えるように動いてみましょう」との返事がいただけた。

半年後、希望通りの部署に配属される

そこから数ヶ月、なんの進捗もなくまた怒涛の日々をなんとか超えていった。
娘からもらったインフルエンザの中、どうしても仕事を休めず、ふらふらな状態で在宅で仕事もやった。イレギュラー案件が相変わらず立て続いて常に胃がキリキリしていた。

「もう無理かも・・」

いよいよ本気で退職しようと思った矢先、異動が決まった。
人事への相談から半年。念願叶って希望通りの部署へいけることになった。

短所を伸ばす時間は自分にはもう残されてないから

異動してみて数週間。

置かれた場所でこんなにも自分が活き活きと、自主的に仕事ができるなんて思ってもみなかった。
とても落ち着いた気持ちで、自分でコントロールしながら仕事のできる有り難さを痛感している。

また、自分が今まで苦もなく積み重ねてきたこと(語学力など)が重宝され、今まで職場で誰かに必要とされることがなかった分、嘘のように嬉しく感じた。

「置かれた場所で咲きなさい」
「石の上にも3年」

確かに。そういった時間も必要なのはよく分かる。若い時はなんでもトライした方がいいし、苦手を克服することで自分のストレッチゾーンが広がることもあるだろう。

けれど合わない環境下で2年3ヶ月もがいた末に私が思うのは、
「30代後半に入ったら、苦手の克服よりも得意を生かすこと」
これが一番、ということだ。

20代のように時間も体力もいくらでもあるなら苦手の克服を目指すのもありだ。
けれど30代後半ともなると時間も体力も限られたリソースだと知る。
その中で、少しでもすこやかに生きていくこつは、やはり得意なこと、得意ではないけれど、苦ではないこと。を選び取っていくことなのだ。
そしてそれは自分で主体的に動いていかないと手に入らないものなのだということも知った。

また、この環境の変化を起こせたのは、noteで毎日自分の考えを記録し、自分の強みは何なのかを掘り下げることができたおかげと、
辛抱強く話を聞いてくれ、的確なアドバイスをくれた夫のおかげだと思う。

そんなことに気づいた2023年上期でした。
個人的な日記かつ乱文になり恐縮です。
最後までお読みいただきありがとうございました。






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