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わたしの本棚

皆様、こんにちは。

わたしは漫画が大好きで昔は大きな大きなスライド式の本棚が家にありかなりの数を持っていましたが(コレクター?)、ある時手放そうと思ってた時に本棚ごと友人が引き受けてくれました。

以前も書きましたが、元々漫画家かイラストレーターになりたい人だったので、漫画は実に沢山読んだと思います。小説も好きで結構持っていましたが、漫画7、小説3位の割合だったと思います。

東京に住んでた時は引っ越し魔で、引っ越す度にどんどん物を減らしていきました。ある時に思い切って全部引き取ってもらったのですが、いい時代になりましたね。今やデジタルで漫画や小説が読める時代になりました。

フランスにはノートPC、ipadを持って来ていて、ipadはもはや本だけの為に存在しています。昔持っていた本を全部集めたい所ですが、節約も兼ねて抜粋した漫画と小説を紹介したいと思います。

まずは王道、手塚治虫(wiki)シリーズ。本では彼の作品は全部持っていましたが、今はごく一部のみ。絵もストーリーも天才。わたしの中で彼と並ぶ漫画家はいません。ipadのストレージ問題が解決するなら、全部購入すると思います(まだ解決していない)。好きなアーティストにお金を払うのは全く惜しくありません。むしろ貢献したい派。

ブラックジャックもどろろも新しくリメイクされたのが出版されていますが、わたしは昔の手塚治虫作品のみ。一途にとにかく大好きです。ちなみにフランスの家には「奇子」のフランス語版があります。マダムの娘が昔買ったのですが、怖かった…トラウマ…と言っていました(笑)。

そして唯一の小説ではこちら。

夢枕獏(wiki)とにかく好きです。

美しい情景を思い描かせる古語、季語、そして気がついたら物語に入り込んでしまう彼の文章力。現代が舞台でない所もまたわたし的なツボなのです。

他に好きな小説の作家もいるのですが、群を抜いて好きなのがこのシリーズ。勿論漫画も少しですが持っています。

そしてこちらも大好きな漫画作家であり、昔から持っていました。

今市子(wiki)

陰陽師もそうですが、わたしはこういった百鬼夜行物が大好きなんですね。少しだけぞぞっと怖さがあり、その中に人間の寂しさや弱さや美しさがあり、季節や情景を思い浮かばせるシチュエーションがあったり。この手の漫画は結構いろんな方のを読んでいますが、全巻揃えているのは陰陽師とこのシリーズのみ。絵が好みなんですね。

ちなみに今時の漫画はほぼ読みません。絵が好みじゃないんですよね。わたしは話も勿論ですが、絵が好みじゃないとまず読みません。

海外に引っ越すな、と言う意識がチラチラし始めた数年前に買ったこのシリーズ。漫画家である高橋由佳利(wiki)が描いてる海外エッセイ。

イスラム教の友人に勧めたら字が多いから時間がある時じゃないと読めない…と言われました(笑)。文字が多いですがトルコの一昔前の情景から現在までがリアルに描かれていてとても面白いです。わたしはこのシリーズを読んでかなりトルコに興味が湧きました。情勢が落ち着いたら是非遊びに行ってみたい国NO.1です。と言うか、この時代を体験してみたかった…。

そしてパリに行くかな、となんとなく考え始めた頃に読み始めたじゃんぽ〜る西氏のこのパリシリーズ。日本人が描く日本人目線の海外エッセイシリーズ、大好きです。しかもエッセイシリーズにしては珍しく男性目線。絵もストーリーの運びも大好きです。最近ではフランス人の奥様を主役としたシリーズ、そして可愛い子供達を描いたシリーズが気になる所であります(わたしはデジタル化待ち)。

ダーリンは外国人(wiki)シリーズは、以前本を持っていましたがデジタル版ではドイツ引っ越し編のみ購入。ベルリンの面白い部分を取材してエッセイにしています。

そして海外エッセイシリーズ。テルマエロマエで一世風靡したヤマザキマリ(wiki)の波乱万丈多国生活、面白いです。そしてその環境に対応していける筆者は素晴らしい!

わたし的に最近ヒットだったのは、白乃雪(wiki)のドイツシリーズ。ドイツに住みつつエッセイと漫画を描いています。あ、彼女は最近の漫画家さんですね。絵が上手で、わたしの知らないドイツが読めてツボでした。最近ではドイツで作る日本食の本を出し、これがまた面白かったです。

パリエッセイ続きでフランスはとにっき。この方のはこれしか読んでないけど、パリを知りたくてパリエッセイを一気買いしたシリーズ。主人公である彼女が鳩で描かれてるのがまた独特。

Dr.キリコはブラックジャック関連なのですが、わたし的にはイマイチでした。絵は上手ですが、タッチがあまり好きじゃないのかな。ブラックジャックからかけ離れた感じで、別物として読んだら面白いのかも。

そしてわたしの青春時代漫画シリーズ(笑)篠原千絵(wiki)

わたしはいつ読んだのか思い出せませんが、1987年に小学館漫画賞少女部門受賞を受賞してるので、結構昔の発行ですね。今読むと凄まじいストーリーなんですが、この方の漫画も結構読んだ記憶があります。子ども心に怖かった記憶があり、懐かしさで思わず購入。こう見るとわたしは昔からミステリー系が昔から好きなんだなぁ(ホラーはあまり好きではない)。

こちらも結構古い漫画ですね。佐々木倫子(wiki)

ドラマ、おたんこナースで一世風靡しました。たんたんと運ぶ物語、憎めないキャラクター、癖のなさそうな感じ(でも癖がある)の上手な絵が好きだったりします。動物漫画はあまり読まないけど、このシリーズは好きだな。こちらも懐かしさから購入。疲れた時などに読んだりするほのぼの漫画。

そして最後はほのぼの、ちょこっとお笑い漫画。こちらも懐かしい青春時代の漫画家であります。旦那さんが吉田戦車。漫画によっては好きじゃないのもあるけど、このシリーズはこういうのあるある!と言うストーリーと人間臭さと愛らしいキャラ達で好きです。

伊藤理佐(wiki)

わたし、1日の締めくくりに寝る前にベッドで絶対漫画を読むんです。もう長年の習慣。眠気を誘うのもあるし、1日あった事を全て忘れて寝たいのもあるのかな。とにかく寝る前に頭の中を切り替えてから寝たい。なので漫画は全て、ベッドでしか読まない。起きてる時間は逆に読みません。

あと漫画ではないけど、最近我が家のマダムが買って来た本がヒットでした。フランス人の女性が日本に住んでいた時のエッセイ。マダムが読んでる合間に読んだりしてるのでまだ読み終わっていませんが、外国人としての彼女から見た日本が事細かく描いてあり、非常に面白いです。リンク先がフランスの販売店しか見つからなかったけど、日本でも売ってるハズ。

j'aime le natto (わたしは納豆が好き)

お友達であるホラー漫画家の児島都(wiki)さんがわたしとの対談で凄く素敵な事を言っていました。

ホラーはファンタジーであるべき。

わたしは漫画も小説もそうあるべきだと思っています(全てではありません)。勿論エッセイはエッセイで好き、別物です。でも自分の好みの一部は現実にあり得ないファンタジーだったりします。全く違う世界、あり得ない世界。この世を忘れて引き込まれる異次元、とでも言いましょうか。想像する楽しさはとても偉大です。

年代によっても流行った漫画が全く違いますが、あくまでわたしの個人的趣味。でもこのコレクションはごくごくごく一部。

わたしにとって少し重要な位置にある漫画。

長くなってしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございます。


また近々お会いしましょう🌹

©2010-2019 Maico Tsubaki

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