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スローで心豊かな暮らし

これからどう生きる?

自然や動植物と共に調和して生きたい。
そんなことを思うここ最近。

転勤族の妻として、たまたまたどり着いた北海道の旭川。
住んでいるのは住宅街だが、ちょっと足を伸ばせばすぐ大自然が広がっている。旭川の周りにはこれまたステキな街がたくさんある。

生まれ育った日本アルプスの麓、山間の小さな町を思い出させてくれる場所。

こんなに大きく私たちの生きる社会が変わってしまった今。
これからどう生きるか?
とても強く私たちに問いかけてくれている気がする。

昔は、閉鎖的で四方八方を山に囲まれた田舎の環境が息苦しくて仕方なかったけど…
閉鎖的にしていたのは、私自身の心だったのだと今では分かる。
今は、この自然豊かな環境に感謝しかない。

物心つく前から、目の前にある山も畑も田んぼも、私の遊び場だった。
男の子と一緒になって、あちこち擦り傷をつくって、走り回って遊んでいた。
私の暮らしはいつも自然や動植物とともにあった。

女の子らしい室内での遊びもしていたけれど。
強く想い出に残っているのは、自然の中で思いっきり遊んでいたときのこと。

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自然のリズムに調和して生きる

周りの人たちが、この一変した社会に対応しようとオンラインで続々とスピーディに動いていて「すごいなぁ」とただただ尊敬の念でみている。

そんな一方で私は、自然のリズムと調和するようにスローな暮らしにシフトしている気がする。

在宅勤務が増えた夫ともゆっくり話せる時間が増えて。
これからの人生について、より深く語り合えるようになった。
お互いの信頼関係や絆がさらに深まっていくのを感じて、私たち夫婦にとってはとてもありがたい時間になっている。

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仕事至上主義から、すべてを統合した中庸へ

今までずいぶん生き急いでいた気がする。

何をそんなに焦っていたのだろう。
何をそんなに得ようとしていたのだろう。

どこまで遠くを見ようとしていたんだろう。
どれだけの人と繋がろうとしていたんだろう。

『スピーディに行動し続けること』
『頑張りつづけること』
『仕事を頑張って、たくさん稼ぐこと』

そういうことに価値を置きすぎて、私はバランスを崩していたのかもしれない。
仕事至上主義になりすぎていた。
きっとそういう人は多いんじゃないかな。

もちろんそれは悪いことではないけど、過ぎたるは及ばざるが如し。
行き過ぎれば必ず歪みが生まれる。

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今の私は『稼ぐ』ということを一旦手放している。
以前の私なら、きっと焦りしかなかっただろう。

今は、というと…
驚くほど肚が据わっていて、なんの焦りもない。

お金がなければ、自分で必要なものをつくりだせばいい。
自分でできないことは、得意な人に頼ったらいい。
その代わりに自分ができることを相手に与えることができれば良い。

そう思えるような人との信頼関係を育ててきたからかもしれない。

そんなことを思うようになったのは、旭川に来てから出逢ったユニークで心豊かな暮らしをしている人たちとのご縁がとても大きい。

最近は

「自給自足に近い暮らしができたらいいな」
「サバイバル能力を身につけたい!w」

なんて思っていた矢先、驚くことに無農薬野菜をつくっている移住者の農家さんとのご縁があった。
繁忙期の手伝いができる人を探しているというので、すぐさま立候補した私(笑)

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まだ冷え込む北海道だが、すくすくと暖かいハウスの中で育っている可愛い苗たち。

まさか観葉植物すら枯らしてしまう私が、農業に興味を持つ日が来るなんて…
実家で本格的な家庭菜園をやっている父も、きっと驚くことだろう(笑)

生活も人間関係もスローに

・故郷の大地を離れて、都会で大学生活を楽しんだこと。
・色んな職業のバイトを経験してみたこと。
・フランスへ短期留学したこと。
・海外の航空会社に就職して空の上を飛び回り、色んな世界を見てきたこと。
・転勤で引っ越しをしたこと。
・仕事で全国各地を飛び回ってみたこと。
・オンラインで色んな企画をしてみたこと。

昨年まであれこれ実践してきたからこそ、今こう思うのかもしれない。

大地にしっかり足をつけて、自然や動植物と共に生きていきたい。
リアルなコミュニティを大切にしたい。
例え遠くにいても、今この瞬間は会えなくても、ご縁ある人とは必ずまたリアルで会えるはずだから…

私は仕事も大切なことだけど、まず生活そのものを大切にしたい。
丁寧に暮らしたい。

刹那的にならず、スピードばかり気にせず、焦らず…

のんびり気長に、手紙をやりとりするように、人間関係も生活もスローにして生きていきたい。









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