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子どもがいてもいなくてもどっちでも幸せ!そう思えるようになった理由


以前インスタで、夫婦ふたり暮らしの生き方を発信していたときにフォローしてくださった方から、こんなことを言っていただきました。

いろいろと学ばれて、自分を大切にされているMaicoさんに本当に憧れます。
どうしてそこまで芯が強いのですか?
お会いしたことはないけど、心から人生を楽しんでいる様子がうかがえるのです。

その方(Aさん(仮名))も、ご夫婦ふたり暮らしで、ちょうど最近、妹さんからの妊娠報告にショックを受けて落ちこんでいたようなのです。

妊活中だったり、不妊治療をされてきた方にとっては、まわりの"妊娠"ってとてもデリケートに反応してしまう話題ですよね。

・子どもを望むのか、望まないのか
・子どもが産める身体かどうか
・夫婦でも一方が欲しくてももう一方は欲しくない
・不妊治療をしてでも欲しいと思うのかどうか…

"子どもがいない夫婦"とひとことで言っても、事情は夫婦の数だけあると私は思います。


時代の変化に合わせて変わる「幸せ」のかたち


多様性の時代。
選択肢もどんどん増えて、どのように生きても自由だという空気感になってきたからこそ、逆にみんな悩み、迷うのかもしれないな、とも思います。

これまでの時代は、外側に正解がありました。

安定した会社に勤めて、結婚して、子どもを産んで、マイホームを建て、子どもが良い学校や安定した会社に行けば、それが幸せだ!

という分かりやすい「幸せのテンプレート」が用意されていたのです。

誰もが、それに沿って生きていれば幸せなんだと納得できるような時代でした。

しかし、これからは見えないものに価値を見いだす精神性の時代です。

自分の内側にしか正解がありません。
自分と徹底的に対話して答えを見つけるしかないのです。

「私にとっての幸せってなんだろう?」
「どういう生き方を望んでいるの?」

自分の内側と対話して、出てきた答えに言動を一致させていく。
日々、これをくりかえしていく必要があります。


新しい時代に迷える子羊になってしまう人


だから、これまで親や学校の先生に言われるがまま従順に生きてきた人や、自分で選択してこなかった人、自分の本音や気持ち、感覚、感情といったものと向き合って表現してこなかった人は、どんどん迷いの森に入りこんでしまうのです。

・いつまでも誰かに正解を求めてしまい、セミナージプシーのようになってしまう人
・他人の幸せのカタチを真似しようとがんばって、結局苦しくなってしまう人
・誰かの人生と自分をくらべて羨んだり嫉妬してしまう人

そういう人はみんな、自分の人生に100%集中できていない証拠です。
では、そこから抜け出すにはどうしたら良いのでしょうか。

新時代を自分らしく楽しく生きるために必要なこと


私が、Aさんをはじめ、まわりの人たちから

「いつも楽しそうに生きてるね〜」
「いつも軽やかに自由に生きてるね!」
「芯が強くて憧れる!」

こんなふうに言っていただけるのは、間違いなく、私がこの一瞬一瞬を自分の人生に100%集中して生きようとしているからだと思います。

誰かに正解を求めるのではなく、徹底的に自分の内側と対話しているからです。

本来の自分と言動が一致しているので、自己矛盾もエネルギーロスもなく、イキイキと楽しく生きられているのだと思います。

とはいえ、私もこの10年ほど、たくさん悩み、苦しみ、迷ってきました。

子供のことに関しては、婦人科疾患があったため早めに不妊治療に踏みきりましたが、もともとスケジュールに縛られるのが苦手なので、病院に通うこと自体がストレスになりすぎて、すぐにやめてしまいました。
そんな自分のことをダメな人間だと責めつづけていました。

子どもがほしいと思ったこともあれば、いなくてもいいかとも思ったり、気持ちはいつも揺れていました。

20代〜30代前半までは、まわりの友人たちの出産報告を聞くたびに、見たくない自分の闇やドロドロした感情、ブラックな部分が出てきて、たくさん泣いたし、たくさんもがき苦しみました。

私の本音は、本当の望みはどこにあるんだろう・・・と、そのたびに苦しくても何度も何度も向き合いました。

でも、そんな時間も今では大切で愛おしい時間だったなぁと思います。
だって、そのときの私にしか味わえない感情がたくさんあったから。

ショッキングな出来事が起きたときこそ絶好のチャンス!


だから、今回のAさんのように、心が大きく反応するできごとがあったときは、むしろ自分と対話をはじめる絶好のチャンスがやってきた!と思って喜んでほしいのです。

彼女は、今回の出来事があってから、すぐにカウンセリングを受けたと言っていて、その迅速で的確な行動力にすごく感動しました。

妹(友人)の妊娠報告にショックを受けて落ち込んだ。

それで、ただ落ち込んで終わり…だとこの先も何も変わりません。

私はなぜ、ショックを受けたのか?
どういう感情になったのか?
なぜ、こんな気持ちが出てきたんだろう?

このように、心の中を深掘りしてみてください。
その奥底には、自分の本音や本当の望みがかくれているのです。

たとえば…

・自分もまだ不妊治療をあきらめきれていない(もう一回頑張りたい)
・子どもはいらないと思ったけど、やっぱり欲しい(子どもがいる人生を歩みたい)
・子どもがほしいというより、両親に孫の顔を見せてあげられないのが悲しい(親不孝な娘だという思いこみ)
・妹(友人)に先を越されたように感じて悔しい(嫉妬、羨ましい)

起きた出来事は一つでも、その奥にある気持ちは十人十色。

AさんにもAさんにしかない答えが必ずあるのです。

私の場合は、過去に奥深くにある本音を探ってみたとき、子どもを持つということに対して、そこまで人生の優先順位が高くなかったことに気づきました。

ただ、ずっと両親に孫の顔を見せてあげられなくて申し訳ない、私は親不孝者だ、ご先祖様にも申し訳ないなと思っていました。
だから産みたい、産まなきゃと強く思っていたのです。

でも今は、妹のところに姪っ子が産まれ、両親にめでたく孫ができたので、肩の荷が降りたと感じて気がラクになりました。

両親にも、自分の正直な気持ちを伝えたところ、
「まいこたち夫婦が元気で幸せでやってくれていたらそれで十分!」
と言ってくれました。


自分を大切にしたことで見えた最高の景色


今では、人生どんなカタチになっても、愉快で楽しくて幸せだ!

と冒険を楽しむような気持ちなので、もうなんでもいいんです。
子どもがいようがいまいが、私はどちらでも幸せなのです。

そう思えるようになったのは、徹底的に自分を大切にしてきたからです。

日々の生活で、一瞬一瞬ごとに、自分が何を求めているか、何を欲しているか、と尋ねる…

そんなふうに自分を丁寧に扱って生きていると、どんどん心が満たされていって、最後には、”私ってただ生きてるだけで幸せなんだ!”ってそう思えるのです。

本当に自分を大切にして、心が満たされていると

子どもがいてもいなくても、どっちでも幸せ。
ここに生かされていることにただただ感謝。

そんなふうに心の奥底から思えるし、たとえ自分の子どもでなくても、この地球に子どもが誕生することに喜びと感動を味わえるし、生きとし生けるものすべてが愛おしくなっていくのです。

私は迷える子羊だな…と思う人、自分だけの幸せを見つけたいという人は、ぜひ自分と対話する習慣を身につけて、どんな状況でも“幸せ“を感じるチカラをとりもどしてくださいね。









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