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思春期のわが子との関わりに悩むあなたへ


はじめに

以前こんな記事を書きました。

わたし自身が、中学生の頃に不登校ぎみになっていた頃のこと。
そんなことを数年前に当時書いていたブログにも綴ったところ、

「その苦しかった思春期時代を経て、どのようにCAになる夢を見つけて叶えることができたのですか?」

「親がどのように接すれば、Maicoさんのようになれるのですか?」

思春期のお子さんを持つ親御さんたちからこんな声をもらうようになりました。そんなとき地元の知り合いに招致してもらい

【思春期親子のための幸せな親子関係を築くセミナー】

というのを開催したことがあります。
そのセミナーには大きな反響があったので、当時のセミナー内容を文章にまとめてこちらのnoteで公開したいと思います。

当時のセミナーに参加した方々からは

  • 実際に不登校という苦しい経験をしたMaicoさんの体験を聞けたのは貴重でした。

  • 思春期に苦しんだ人は、大人になってからステキな人生を送っている人が多いのかも?と思うと希望がもてました。

  • 思春期親子向けのセミナーでしたが、内容は会社や大人同士の人付き合いにも活用できるなと感じました。

  • 息子とのコミュニケーションが一方通行だと感じていたのは、わたしの発言が「⚪︎⚪︎」を使った質問ばかりだったということに気づけました。

  • たとえ血を分けた親子であっても、それぞれ違う人間。分かり合えないという前提で接することでお互いラクになるのかも?と少し肩が軽くなりました。

  • セミナー後、さっそく教えてもらった方法でコミュニケーションを取ってみると、あまり会話をしてくれなかった息子が話をしてくれるようになりました。

などなど、うれしいお声をいただいております。

では、さっそくここからはセミナーでお話した内容をお伝えしますね。


思春期とは?わたしの挫折経験


まず、思春期とは?という大前提に関して。

説明するまでもないと思いますが、11歳〜18歳ごろまでつづく第二次性徴をきっかけとして始まる心身ともに不安定な時期のことを指します。

身体は一気に大人へと変わっていくにも関わらず、精神的にはゆっくりと成長していくので、急激な変化に戸惑い、心身ともに不安定になりやすい時期。

親に対しては、自立心が芽生え、なにかと反抗的、批判的になりがち。親からの干渉を嫌うわりには、完全に放っておかれるとすねる、という具合に矛盾した言動が目立つようになります。

また、客観的な視点が身についてくることで、「相手が本当はどう思っているのか分からない」という事実に気づき、友人関係も複雑化していきます。


不登校には明確な理由があるとは限らない

これは一個人のわたし自身の経験ですが、先ほどお伝えした通り、わたしも中学2年〜3年にかけて、ときどき学校を休みがちになっていた時期がありました。

わたしの場合は、不登校のはっきりした理由、たとえばいじめに遭ったとかそういうことはなかったのですが、とにかく学校にいることで息苦しさを常に感じていました。

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