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尊敬する人は誰かを考えて、気づいたこと

某ブックレビューyoutuberの動画を見ていて、勧められるがままに、やってみたことがある。
自分の価値観を明確にして、真に自分がやりたいことを見つけるという趣旨の本を紹介していて、
価値観を明確にするワークのひとつに
「あなたの尊敬する人は誰か?を思い浮かべてください」という質問があった。

「尊敬」と言われて、うーんとしばらく考えこんだ。
そう考えこんでいるときに、某youtuberは自分の場合は・・・と話していく。
彼が尊敬する人として、歴史的偉人の名を挙げた。
「いつか僕もそんな偉業を成し遂げていくんだ」みたいなマインドが見えた。
うんうん、なるほどね、上昇志向と尊敬は相性がいいよねと。
自分の今いる立ち位置から目線を挙げてみて思い浮かぶのが「尊敬する人」ってこと。

こういう下から上へと目線をあげるっていうのが、なんだか昔から少し苦手で、なんでなんだろうと考えている。
「好きな人は誰か?」とかだったらまだ、ぱっぱっぱっと、好意を持つ人物が次々と思い浮かぶ。
それが「尊敬」という言葉に切り替わった瞬間、好意だけでなく「どこか距離感が遠くて」「ちょっと厳かな」なイメージになってしまう。

まあ、だからこそ、「尊敬する人は誰か?」と問われて、歴史上の偉人の名や、年上の人の名とか、自分よりキャリアが上の人の名が出てくるんだろうと思う。
この「身近じゃない感」が私を戸惑わせてしまうんだろうな。

「尊敬する人は誰か?」の質問の主旨が、「自分の価値観を明確にする」ということだったので、
「もっと身近でもいいから、いいなぁ、憧れるなっと思う人を考えてみよう」と少し変換して考えてみた。


ふと思い浮かんだのが
一人の友人の名前だった。

ワークは続いていく。「なぜ、その人の名前をあげたのか?」
考えてみた。
彼女とは大学時代に出会った。
その彼女のことを悪く言う人見たことがなかったのだ。
にこやかで、だれからも好印象を持たれているように見えた。
(もちろんどんな人間も万人に好かれることは難しいからこそ、彼女のことを苦手に思っている人物もいたかもしれない。)

しかし、私が観察する限り、彼女について、だれかに悪く言われている様子は見当たらなった。
むしろ、彼女のことを良いように話す言葉ばかりが浮かんでいた。
「○○に会えるの嬉しい!」「この前○○がこんなこと言ってて、していて、楽しくて」
彼女のことを話す、友人たちは誰もが、ご機嫌だった。
男女問わず、年齢問わず、そして国籍問わず。(彼女は留学生の友達も多かった)
なぜだろう?と考えた。
「愛されキャラ」というような天性の資質を彼女を持っていたという理由ももちろんあった。
しかし、それだけじゃなかった。
彼女はみんなに対して平等だった。
その平等さというのものは何か、それは相手へ向ける興味だった。
どんな相手であっても、話し相手に対する興味が彼女から感じ取れるのだ。
だからこそ、相手は彼女の前だと素直になれて話すことができる。

人間は自分に対して興味を持ってくれる相手に対して好意を持つという。

私もそうだった。彼女と話していると素直になれた。
当時は現在よりも、警戒心あって、心を開くのに時間がかかっているほうだったのに、自然とほぐされている感じがしたのだった。

人と仲良くなる際に、
今、相手と仲良くなっておけば、今後何かのつてになるだとか、同じ環境で働いているのだから、仲良いほうが物事が進みやすいなど、大人になればなるほど、打算が入ってくる。

彼女からはそんな打算など感じられなくて、
どんな相手であっても、純粋な興味があった。
この裏表のない純粋な興味が相手の心を開かせるのだろう。

すぐに仲良くなれる彼女の人柄をすごいと思ったし、なるほどな、どおりで誰からも好かれるわけだと納得しつつ、
彼女の見習えるところは見習いたいとも思った。

「尊敬する人は誰か?」と問われて、歴史的偉人もいいけれど、キャリアや年齢が上のあこがれの人もいいけれど、
身近な友人の名を思い浮かべたのが、少しくすぐったくもあり、誇らしいことでもあった。

遠い存在を憧れるだけではなくて
周囲の身近な人々の良い部分に目を向けること、相手の存在に敬意を払うこと、
これが私の大切にしたい価値観のひとつかもしれないなと
気づかされたのだった。

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ここから、自分を知るためのワークとして、紹介していたされていた質問を書いていく。
興味を持った人は試してみても面白いかも。スマホでメモしているのをもとになので、うろ覚えなのはご容赦を
私も振り返りようのメモとして残しておく。


<価値観>を導き出す質問

1.尊敬する人は誰か?

2.思春期に影響が大きかった出来事は何か?

3.今の社会に足りないものは何だと思うか?

4.周囲の人に聞いてみよう。
 「(私)は何を大切にしていそうか?」

5.誰かに助言すると仮定して、伝えたい行動は何で、逆に伝えたくない行動は何か?

上記の5つの質問の答えから、いくつかのキーワードを洗い出し、そこから4,5つに絞るとあなたの土台となる価値観になります。


他にもこんなワークがありました。
自分を他人と比べたときに、比較的に楽にこなせることがあなたの<才能>です。

<才能>を導き出す質問

1.これまでの人生の中で一番充実していた体験は何か?

2.最近イラっとした出来事はどんな出来事か?

3.周囲の人に聞いてみよう。
「(私)の長所は何か?」

4.今の仕事をやめたと仮定して、もっとやりたかった仕事は何か?

5.これまでで成果が出たことは何か?

上記の5つの質問の答えから、いくつかのキーワードを洗い出し、「私の取り扱い説明書」を書いてみると、あなたの才能の活かし方が見えてきます。

才能というのは短所の裏返しでもあるので、短所をプラスの見方にかえたときに見えることもあります。

他にも下記質問を答えてくると
あなたの<情熱>が見えてきます。

<情熱>が見つかる質問

1.今、お金を払ってまで勉強したいことは何か?

2.本棚にはどんなジャンルの本があるか?

3.救われたと思えるもののジャンルは何か?

4.お礼を言いたい人や仕事は何か?

5.世の中に対して怒りを感じたことは?

「情熱」と「才能」を掛け合わせたら、あなたのやりたいことが見えてくる。そして、あなたの土台の「価値観」に沿っていればより幸せになるでしょう。

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