住野(小平)麻衣子

編集・デザイナー。 トップ画像の写真は、衣笠名津美さんに撮影していただいたもの。プロフ…

住野(小平)麻衣子

編集・デザイナー。 トップ画像の写真は、衣笠名津美さんに撮影していただいたもの。プロフィール写真は友だちの晴香さんに撮っていただいたもの。 maicokodaira.com

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最近の記事

おまじない

青いボトルに純粋な湧き水をたっぷり入れて、陽のあたるところへ置いておいたその水を、水晶でできたスプレー容器に入れて、キラキラ虹を作りながら、このあたたかい、寂しい、貯金箱へかけてやる。 それでも足りないから、4つの言葉を言いながら、真っ白な石でできた棚の上に置いてやる。 銀杏の木を探して(あの耶馬渓の大きな大きな)その下に置いてやる。 その木の緑の葉を集めて、埋めてやる。 銀杏だけでは寂しいかと、たくさんの色々な種類の、緑色の葉を集めて、かけてやる。 きれいな木の、

    • Alchemist (アルケミスト)

      肉体を捨てたら土にかえって栄養になりたい、叶わなそうなことも思ってたら叶うかも。ヒトが作ったものが地球にかえる時間。自然からそのまま借りたものは、すぐかえるけど、いろいろ工夫して丈夫にしたからかえりにくい。錬金術とは、本当はなにを指すかな。

      • 宇宙に広がる網目

        今日整体の先生といつものように話していたら、突然わかった。ソマチッドの話をしてくれていたんだけど、ガストン・ネサンという人の。そこでソマチッドが作用する様子がホ・オポノポノのようだと思って、ホ・オポノポノが空気中や体内の水に作用すると(わたしは)思っている水の話、江本勝さんのことも同時に思って、その水に、そもそもソマチッドが働いているんだって分かって、帰ってから先生へ貸す本を探していたら、オージャスの本と同じ表紙のマーマーマガジンを手にして、オージャスもなのでは、となって、そ

        • 私の政治のモーフィアス

          2019、10、8、10:00 待ちに待った、 #大西つねきお話会 滋賀の講演会へ。一番前の真ん中で聴けて、最後にハグまで頂いた幸運 3.5時間の講演は、想像の、何十倍も素晴らしかった。 映画を3つ観て、コンサートを聴いて、ある半生を聴いて、夢のような話と、論理的な講義を聴いた感じ、でも疲れないの。残るのは、ワクワクする感じ。聴きながら記憶を遡ったり、、最後には涙して長い旅のようだった。今日の今日で、また行きたい、、! 写真を使ってのお話、面白いのですね、ロジクールのス

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        • はなうた
          0本
        • こどものころ
          2本
        • あたまのなか
          7本
        • おはなし
          1本

        記事

          地面のした

          新幹線で移動中、街と家の景色に、屋根全部に芝を茂らせてみる。頭のオアシス。けど、たとえそうなっても、もう何十年も太陽を直接浴びていない地球の地面の多いこと。アスファルト、車は走りやすいけれど、その下は元気かなあと心配する。ボコボコと掘り返してぷはーーっと息をする土たちを想像する。

          あの世のモンブラン

          この子は一体なんだろう。登場したその時からあの世に行ってあの世で食べて帰ってきた。そんな味わい。ふさふさでふわふわでシャクシャクでしっとりで甘くて、、みずかさんが言ってた惑星。もそうだしホリさんのいう栗の粉が降ってくる感じ。もそう。明日まで食べられる。明日も食べられる。どこにもない「あの世のモンブラン幻味」。名前はペキンダスト。 *場所は、京都の光兎舎。お菓子は、菓子工房パルフィ。2019年9月20、21、22限定。

          あの世のモンブラン

          英語

          シスターコリータの「全てを実験と思うこと」という言葉を思い出しました。エーゴもアートも正解なんて置いておいて、ただ無邪気に、子どものように使ってたら、描いてたら、伝わっていく。日本語を使いはじめたカナダの友だちや、3歳5歳の子どもと話すとき、はじめはこんな風でいいんだって解る。 * 中1の息子さんにシェアしますと言ってくださった方がいて、わたしも中1で挫折したのを思い出しました。「使う機会」って大事で、伝わる嬉しさを感じないと続かない。その機会は、大分の中学では味わえなかった

          神さまのジュエリー

          畳の上で耳たぶに貼るシールを触っていた。青色で透明で、キラキラは入っていなかった。それが本当にふとはずみで、耳の穴に落っことしてしまった。寝転んでいたから、吸い込まれていった。神さまにお願いして誰にも言わずに、耳に虫が入って懐中電灯を当てるような懇願した思いで、祈っていたけど、結局出てはこなかった。もしかしたら、一年生ほどの子どもは見落としているかもしれないし、服にくっついていたかもしれないと、今は思うけど、でも病院にいかず、大人に言わず。あの三日月の形をしてプクッとした硬さ

          神さまのジュエリー

          fantastic 庭

          だれも立ち寄っていない、中庭のような存在が、好きです。 部屋でひっそり一人遊びしている子供時間のような場所が、帰り道一人で歩く時に感じていた、孤独とは違う外と離れた私だけのものだった感覚が、保育園の頃から本当に少しずつ、少なくなってくる。あるいは、膨らんでいく、外とつながっている意識が、一人での行為を一人じゃなくさせている。 * 密やかな現象としての場所、時間が、確かに存在していた。 見られることを気にしない名前の字。聞かれる心配のない、ピアノや歌やおまじない。誰にも見

          みょうがの甘酢漬け

          このレシピを知ったのは、漫画の中です。小説家の家に家政婦さんとして入る女の子のお話。タイトルは、、なんだったでしょうか。ウェブで読んでいました。本には詳しい作り方はなくて、ただ、茹でる工程があることと、甘酢に入れるとピンク色になることが描かれていました。味もどんな風かわからないまま、想像する作り方に近いレシピを探して、その上で甘酢を一昨年作った酢漬けの梅シロップで代用し、塩は直にパラパラと足したのです。いつも、こんな風にのっけから、アレンジしてしまうものだから、正解がわからな

          みょうがの甘酢漬け