最近ハマってる心霊系コンテンツ。

2024年7月23日 18:36

突然だが｢ミザリー｣という映画をご存知だろうか。小説家を監禁して自分の思い通りにストーリーを書かせようとする看護師がめっちゃ怖い、原作スティーブン・キングのサスペンス映画だ。

現代風に言えばこの看護師は｢厄介オタク｣であり、｢解釈違い｣からあの凶行に及んだと言える。"公式に無いなら自分で創ればいいじゃない"の創作オタクのDIY精神を見習って欲しい。

しかし私は彼女の気持ちが分からないでもないのだ。何故なら私も"ホラー映画・心霊系"の厄介オタクだからだ。ここからは長くなる上に非常に取り留めない文章が続くので、覚悟完了している人が読み進めてほしい。あと怖いのが苦手な方は総員退避！！

昔から怖いものが好きだった。

私の幼少期は世紀末で、空前のオカルトブームが到来していた。私も勿論そのビッグウェーブに乗っかっていたし、何なら最前列でタオルをブン回していた。多感な子供時代に《奇跡体験！アンビリバボー（毎週心霊特集をやっていた）》等のクールで上質な恐怖に触れられたのはとても幸運だったと思っている。

しかし人間、同じ業界に長く居座り続けていると驕りや慢心が出てくるもので、子どもの頃は「KOEEEEEEEE！！」と何でも純粋に怖がれたのに、大人になった今では「はてさて、我々をどう怖がらせてくれますかな？まずはお手並み拝見…」という妙に斜に構えた有識者スタイル。

あまりにも心霊系コンテンツに慣れ過ぎてしまったので、時々"良作"に出会うと「怖い！」ではなく、「素晴らしい…！」とどこかの黎明卿みたいになってしまう。大人になるって悲しいことなの。

特にホラー映画は地雷が爆増しすぎて地雷原になっているため、ここしばらく足を踏み入れていない。そんな訳で私のなかで完璧で究極のホラー映画は未だに《リング（1998年公開）》であり、貞子というキャラクターは金輪際現れない、一番星の生まれ変わりだと思っている。

怖がらせるだけじゃない、謎に迫っていくミステリー要素も面白い。呪いのビデオの不気味さが本当に大好き！でもダビングとか若い世代にはもう通じないと思うとそっち方が怖いね！！

最近はYouTubeで心霊コンテンツを楽しんでます。

地上波ではすっかり下火になった感のあるホラーコンテンツだが、最近はYouTubeで楽しんでいるので私のお気に入りを勝手に紹介する。ホラー全般に言えることだが、とにかくイヤホン推奨。イヤホン推奨。没入感から得られる恐怖感が全然違うぞよ〜！

１．ゾゾゾ

全国の心霊スポットを探索する人気のYouTubeチャンネル《ゾゾゾ》さん。彼らのサブチャンネルで公開された《捨てられた心霊写真》という動画が往年の《恐怖のアンビリバボー》を彷彿とさせるクオリティーの高さで引き込まれる。特にラストが秀逸、最高、優勝！！

２．100円で買い取った怪談話

私のだぁい好きなジャンル"素人が語る恐怖体験"がたくさん聞ける悪夢のような（褒め言葉）ポッドキャスト。

プロの怪談師は話し方も上手いし、起承転結もしっかりしてるんですけど、その分"物語感"があってリアリティに欠けるんですよね（※個人の感想です）。その点、素人はたどたどしくてオチも何も無いんですけど、逆にそれがすごく良くて！彼らが自分の記憶を探り探り語ってくれる体験談は、全て一点モノの輝きがあるんです。