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音楽実験会のきっかけ

そもそも実験会を始めようと思ったきっかけが、
「歌曲の様々な要素を研究し、魅力的な演奏を行うために色々と実験して深めてゆき、演奏家として成長する」という気持ちがきっかけです。


私にとって「魅力的な演奏」とは、
「作品(音楽)と演奏が調和している」ということで、

そのための要素は【発声、言葉、音色、楽曲分析、リズム感、ピアノとの調和】など、
色んなことの習得が必要になってきます。


音大時代から、演奏家として成長するためには演奏技術はもちろんだけれど、
それ以外にも理解しておくことがとても多いと感じていました。


ただ、音大ではそれを学ぶにはまだ若すぎて、
上手く先生にもアプローチが出来ず発声法ばかり学んでいたので、

作曲家がどういう気持ちや意思で歌曲を制作していたのか
演奏家はそれをどう読み取って演奏で表現していくのか

ということを、図書館に行ったり演奏を聴いたりオケ譜を見たりして、自分なりにはやっていたのですが、やはり一人では限界があり、全く深めれてなかったです。

ドイツに留学して、曲の背景やドイツ語の理解も含めて先生方から学んで帰国して、
その後も、表現のためには声楽の発声自体は不可欠なのは理解していたのでひたすら練習していたのですが、

30代後半になって「まだ発声でやることはあるものの、実際に曲を歌唱して実験・発表しながら、同じように深めている人と繋がって情報交換するの大切やん」と思ったのでやることにしました。

せっかく始めたnoteなので、
今後も自分が考えた事、検証したことなどを少しずつアウトプットしていきます。


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