きっと今の時代に必要な指南書、古典「養生訓」を読んで 1

いつもお世話になっている方からオススメして頂いた本を読んでみました。

その中から私が感じたこと、いいなと思ったことをnoteに書いておこうと思います。

まず、この本の作者は貝原益軒という江戸時代の藩士兼儒学者(医師であり薬剤師でもあったそう)が83歳の時に書いた指南書です。
平均寿命が50歳の江戸時代で、貝原益軒は85歳まで生き天寿を全うしました。元々身体が強くなくむしろ病気がちな幼少期を過ごしていた益軒が、日々の生活で必要な身体と心の養生方法や考え方を記した本です。

養生訓の解説本はたくさん出ていますが、私はこの本を読みました。タイトルどおり、すらすらとあっという間に読めました。

養生の術は、安閑として何もしないのがよいのではない。心を静かにし、からだを動かすのがよい。からだを安閑にするのは、かえって元気が停滞して病気になる。 たとえば流れている水はくさらず、回転する戸の軸(戸枢)は朽ちないのと同じである。たえず動くものは長くもち、動かないものはかえって命が短い。(すらすら読める養生訓 から引用)


世界中の人が同じ気持ちだと思いますが、昨年から続くコロナウィルスの影響で自粛を余儀なくされ、家の中で過ごすことが増え、自粛ストレスで元気が無くなりつつある今の世の中。
お家時間が嫌いではない私もモヤモヤする日々を送っていて、会社に行く以外はダラダラ過ごしてしまいがちでした。
その結果上手く行かないことを無駄に考える時間が増えて精神が安定せずに、毎日涙してしまう期間が2ヶ月ほど続きました。
楽しく過ごそうと思って面白い動画を見てもその時だけで、また精神不安定になることの繰り返しでした。

そんな時に母から「まいとはちょっとキツめの運動が合ってるんじゃない」と進められて、この5年運動習慣ほぼ無しの私が定期的にジョギングすることにしました。
するとモヤモヤと考える時間が減って精神不安になることも少なくなりました。

身体と心がいかに繋がっていて、身体を動かすことで心の元気も取り戻すことが出来ることを経験しました。

そんな経験をした矢先に出会った養生訓に、同じことが書いてあったので、このことを忘れないで運動を習慣にしたいと思います。

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