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【聴講リポート】「面白がり力」が世界を変える フィラメントCEO 角勝さんとLinkedIn村上さんのLinkedIn News編集部LIVE!

12/17(金)にオンライン開催された、今年最後のLinkedIn News編集部LIVE!を聴講して、アメリカでもワクワクする時間を過ごせたので、1年ぶりに聴講リポートを書いてみます。
1年振りでも、当時以上にワクワクするお話が展開されたこのLinkedIn News 編集部LIVEは、私がやっぱりスキな企画の1つでした。私自身も1年の時間を経て、日常への感じ方や表現スタイルの変化も感じつつ、自分らしいアウトプットを楽しめたらと思いながら綴ってみました。

スピーカーのフィラメントCEO角さんと、LinkedIn日本代表 村上さんのプロフィールは下記ページで紹介されています。

・面白がり力とは行動に移すことがカギ

冒頭での、当時は大阪市役所にお勤めの角さんと、Yahoo!で活躍される村上さんの出会いエピソードが紹介されたお話も、個人的にはとても印象に残った点です。
角さんは99%起業しないと思ったという村上さんの予想を覆して、起業を実現された角さんへのお祝いとして、1年間のフリーブッキング権を贈った村上さん。その権利を最後の一日までしっかり使い切って交流を深めていかれたお二人の関係も、今のフィラメントさんにつながっているようです。
巻き込まれようとした村上さんと、巻き込もうとした角さん。お二人のように、私もこの1年で出会った多くの方々とご縁を続けていきたいと感じられたお話です。

そして本題の「面白がり力とは」という話題に移っていきますが、このスキルについては、角さんからとても分かりやすいスライドにて仕組みのご紹介がありました。

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このループ図を前提としつつ、「カギとなる部分は何なのか?」という問いが村上さんから投げかけられました。角さんからの答えは、一見「好奇心」のところかと思われることが多いけど、一番大事なのは行動につながる「能動性」であるとのこと。

一度、能動的に考えを深めることで単なる情報が知識に変化して自分の「引出し」になる。その引出しがたくさんできるとそれを使って仮説、すなわちアイデアをつくり、それを他の人に見せたくなる。そのループの起点になりやすいのは能動性の部分だそうです。

一方で、「見せるのが恥ずかしいという気持ちを壊す一歩は何が良いのか?」という村上さんからの質問もあり、角さんからの答えは「褒められるという体験」というものでした。その真意については、

気持ちの逡巡(決心がつかず、ためらうこと) ⇔ 話して良かったな と行き来する体験も、行動の数を意識的に重ねることや、その場を自ら作り出すことによって褒められる体験が重なり、行動の好循環が実現していくとのことです。

これを今風に表現すると「心理的安全性」でもあり、自分の周りにそう呼べる場所を持つことの大切さを村上さんも共感された点でした。


・発信することは味方を発掘していく努力

もう1つ心に響いているメッセージが、世の中の全ての人に認めてもらえる訳ではないからこそ、

発信することは
自分の味方になってくれる人を発掘するための
努力でもある

という角さんの言葉です。
村上さんも「発信というと、つぶやいたりLinkedInでの投稿やつぶやきを想像する人がいるけど、身の回りの人に話すということが発信だと思う。」とコメントされたことから話が深まり、角さんからも雑談の重要性が触れられ、さらに話が広がっていきました。雑談については、フィラメントではフィーカという時間を設けて、積極的にチーム内でのコミュニケーションに取り組まれているとのことです。下記に、以前に角さんがnote投稿されていたフィーカに関する記事をご紹介します。

雑談の大切さは各方面でも注目されていますが、角さんからは「雑談が充実していくことは、会社にとっては血液の循環と同じであり、身体が温まっていくように、とても大切である」というお話があり、とてもイメージしやすいと感じた点ででもあります。

お二人のお話から、私自身の経験を振り返ってみると、先輩や後輩・契約社員の方々とも雑談を多く交わしながら進められるプロジェクトは、結果的にお互いへの気配りや思いやりが好循環していき、例えば少し厳しい局面があったとしても、一瞬の息抜きも織り交ぜつつ乗り切る、という一体感が生まれていたことが思い出されます。

・面白がり力の身につけ方

後半では、村上さんから角さんへの質問として、「面白がり力は先天的なスキルであり、後天的には身につけにくいものだと誤解されている」という現状に触れつつ、「どうすれば面白がり力を身につけていけるのか?」という質問が出されました。

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これに対して、角さんは下記のアドバイスを日頃伝えておられるそうです。

「日常のアレコレに疑問を持ち、仮説を立てて、言語化していくことがカギであり、まず疑問をもつトレーニングを重ねること、そして「なぜ?」を常に突き詰める癖をつけること。

LIVEトークの中では、面白がり力を中心とした話題の他にも触れられた、下記の内容も、とても楽しい刺激となっています。

勉強は、勉めることを強いると書く。でも・・・VUCA時代で100年時代と呼ばれる中で学び続けることを自らに強いることって難しいよね。
社会人に必要な2大スキルは、面白がり力とプログラミング的思考・・・世界経済フォーラムでは、今後世界中で8500万の職が無くなる一方で、9700万の職が生まれる、結果として1700万の職が今よりも増える予測。
端的に誤解なく伝え、さらに感情を乗せられるか・・・リモートワークが増える中で、人間対人間でもテキストコミュニケーションが主流となる時に大切なポイントになる。

▼数々の学びたっぷりな面白いトークは、下記アーカイブから視聴できます。

・これからの自分に向けて 

1年振りに書いてみた今回のリポートでしたが、偶然にも10本以上のリポートを書いた1年前を思い出すことにつながりました。当時はまさに、「見てもらって良いのだろうか…」と感じながらも、周りにいる人に自分の体験・感じ考えたことを伝えるために、アウトプットすることを繰り返し、読んで頂いた方々に面白がって頂けたことで数を積み重ねることが出来たこと。そして、今の海外3年間の経験を面白がり、今後へ活かそうとしている自分に至っています。
角さんが今回のLIVEでお話されていたように、気持ちの逡巡と肯定体験を繰り返した時期そのものだった発信の、そのLinkedIn News 編集部LIVE!10本をまとめた下記マガジンは、今後も折に触れて読み返してみたいと思っています。





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