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キャリアを考える棚卸し〔小さなドットがつながる今〕

LinkedInの活用を始めて、1年が経ちました。ビジネスコミュニケーションの場を活用して、この1年でどのように変化したのか。
本格的に次のキャリアの場所を求めていく今、言葉にしてみるタイミングだと感じたので書き綴ってみます。

●1年を経て起きた変化(自分の現在地)

キャリア進路の歩み方について、この夏にある決断をしました。

【今の自分が本当に進みたい道を、逃げずに切り拓いてみること】

私がこの想いに至ったキッカケは
気持ちが通じない不安、をもったからでした。

以前からよく知る場所を久しぶりに訪れ、そこをベースに過ごす人たちとコミュニケーションしてみた時。そこから感じた自分の気持ちの変化がありました。
「大丈夫かな。。。」心地良いと思う味覚や体質が、以前と変わった気がする。

今そこにある日々や環境の変化について、異常事態や我慢と捉えず、転機として将来に活かしていきたい。
そのために自分が交わしていきたい言葉や世界観、そして触れたい景色が変化してきた。

この変化に今の時点で気づいたことは、今後の選択に大きな意味をもつかもしれません。

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●数十年間のドットが繋がる今(伝えるための言葉)

自分の変化に気付くキッカケの1つでもある、ファンリーシュメンバーとの時間。
その中に、グローバル企業での役員人事を検討する際に実施される「Executive interview」のエッセンスを活かしたインタビュー体験がありました。
数十万人から数名の役員クラスを選んでいく場合、その人事担当者にも適したインタビュートレーニングが重ねられるそうです。そのトレーニングを受け、既に実績も豊富なあるメンバーとの時間は、私にとって新鮮そのものでした。

中でも興味深かったのは、下記の再認識。

社会に出るもっと以前から「小さな決断」を重ねる中で、今の自分ができている

キャリアを考える時に欠かせない、今に繋がるプロセスの振り返りは
その時期に「なぜその決断をしたのか」
それは今後の決断を「信じたり納得すること」につながる
と感じます。

私たち社会人は、数十年を経て小さなドットが既に繋がってきている。ただし、それに気付いたり、伝えやすく整理されているとは限らない。だからこそ、いま目指したいキャリアに向けて「想いを伝えられる言葉」を探し続けているのかもしれません。

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●唯一無二の記憶が生まれる瞬間(想いが1つの形になる)

日々さまざまな経験を重ねる中で、想いを表現するイベント登壇という機会もありました。ここで注目したいのが、その本番前後にこそオリジナルな経験が生まれる、という発見です。
企画本番前の、スピーカーがアイデアを出し合う場や経験を振り返る時間。そこで、化学反応が起きることで「ふとしたこと」「今まで意識しなかったこと」に違った魅力が生まれる。また終了後だから率直な気持ちを伝え合えるアフタートークやメッセージ。

何よりも私個人にとっては、どんな話題が盛り上がるか分からない中で、かつアーカイブとしても残る企画に「今まで話したことないけど飛び込んでみた」という証。

こういった感慨深く、唯一無二な出来事が、一人ひとりの記憶を形作っていくのではないでしょうか。

先日お招きいただいたこのトークLIVEも本番前後のトーク内容を、私はとても大切にしたい時間だったと感じています。


大きな規模だから広がりのあること、小さな範囲だから深みが出せること、それぞれの良さを存分に愉しみ、そこからの気持ちを更に伝えられたら、この上ない幸せだと感じます。

●今コミュニティが生まれた理由(伝えられる場所)

この5月、LinkedInの外ではキャリアについて考える小さなコミュニティグループが生まれました。
誕生のキッカケは、こんな想いが出発点。

日本国内の一企業で長く勤めたミドル世代が
何だかモヤモヤしている。
このままで良いのかな?
転職したいけどハードルを感じる。
まずは相談したり言葉を交わせる仲間がいたらな…。

(※この表現はあくまで一例。このケースに限定せず本質的な想いを大切にしています。)

グループ名「Middle Career Revolution」
今のメンバーは7名。

数回目となるクロストーク会では、とても嬉しい相乗効果を感じました。
「こう感じる出来事があった」と自分ごとから発展する会話。
「なるほどー。」で終わらない会話。
「それって○○っていう感じですかね。」
「自分も似たことがあって」
「話を聞きながら思い出したのが…」
と、自分ごとに引き寄せられる会話。


このような会話は、例えばある一人の参加者の「ものさし」をテーマにした話題から生まれています。

ラーメンが食べたくてお店を探すためネットで調べる。ラーメン屋さんを見つけて来店し、ラーメンを食べる。その時に多くの場合「ラーメンを食べているのではなく、情報を食べている状態」という視点。

果たして自分の中にラーメンの味に対する基準はあるか?という問いかけでもあり、新鮮な感覚を得られる会話の時間でした。

1on1での、キャッチボールとは一味違う、参加者一人ひとりが、少しずつ無理なくアレンジを効かせていけるような時間を過ごしたことで

綺麗ごとでも、他人ごとでもなく、自分ごと。
メンバーのちょっとした違いや変化を愉しむ空気感。

そういうものが生まれていたと感じます。将来について、メンバー同士が一緒に愉しみながら考えられる、つながれる場所になりつつあります。

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それぞれの人生で起きてきた様々な決断タイミングの棚卸しは、1人ではなかなか難しいこと。その理由は、表現してみて初めて第三者に知ってもらい、その影響度合いを知ることが多いからではないでしょうか。

自分の強みは、その本人にとっては当たり前となっている感覚の中にあるとよく耳にします。では弱みはどこにあるのか。キャリアを考えるにあたり、弱みについても目を向ける機会を、信頼できる仲間との時間から持っていけたら格別な時間になるかもしれない。そんな風に今後を思い描いています。