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叶えたいなら信じてとにかく書け、書き続けろ。【夢ノートを13年続けた効果検証】

プロローグ:飛ばして良いけどきっと後で読みたくなる


39歳の誕生日の朝。

目が覚めた私の第一声は、

「ありがとう、幸せだな〜」

だった。
(作ってるだろと言われそうだが、これがまた本当なのだ)

「コーヒー淹れたからね」

早起きしてシャワーを浴び、身支度や洗濯・ゴミ捨てを済ませてお揃いの水筒にコーヒーを入れておいてくれた夫が、私を起こしに来てくれた。

そんなありがたい状況には、寝ぼけていてもありがとう幸せと口が勝手に動く。

休業日を良いことにしばらくベッドでダラダラしたけれど、せっかくの休みだし私も掃除機をかけて、お気に入りの香炉でお香を炊いてみた。

テレワークをしてくれているスタッフさんや何人か受講生の方とのやり取りをし、コーヒーを飲みながら動画編集を少し。
昼食は各々プロテインやスムージーを勝手に作って飲む。

前日に買ってもらったワンピースに着替え、夫もちゃんと革靴を履きジャケットを持ってのんびり出発した。
今日は東京駅に行くらしい。

夫は仕事が18時過ぎまであるので、とりあえずカフェで横並びで仕事をし、19時に予約してくれていたレストランへ。

丸ビル35階のフレンチレストラン、サンス・エ・サヴール。
夕暮れの絶景を眺めながら、まずはシャンパンで乾杯。

テーブルに移動した後も、どれもこれもひと味驚きのある美味しいお料理が続いた。

シャッター音が恥ずかしくて写真はあまり撮ってない

「全皿にペアリングはさすがにできないからね?」

念押ししなくても、値段が書いてあるドリンクメニューを見れば流石に私だって遠慮位できるぞ。
むしろワンピースがタイト過ぎて全部のお料理をいただくだけで結構キツかった笑。

最後にバースデープレートをいただいた。

フレンチはやっぱりアートだ

記念撮影をして下さったけど、夫が横目でも目がガン開きで無表情なのが分かった。
案の定、「ちょっと証明写真みたいになっちゃいましたね笑」と言われてしまっていた。
(夫の良い顔を引き出せる人はなかなかいないので諦めている)

気付いたら4時間かけてゆっくりお料理をいただき、絶対座って帰ろうとグリーン車で帰路。一緒にいる時にスマホばかり見てるとすぐ拗ねるので極力お話をした。

「誕生日は贅沢するって決めてるんだ」
「それ以外も月に1回位は外食できたら良いね」

その価値観は完全に一致している。
それ以外はお互い仕事ややりたいことを好き勝手にやる。邪魔はしない。
お互いに応援する。

帰宅後も夜行性の私はなかなか眠れないので、いただいたお祝いメッセージにお返事して、私がいつも寝てる側を向いて先に寝ている夫が微笑ましいなぁと思いながら就寝。



そんな誕生日の1日でしたが、人の幸せ話いらねーんだよって方もいらっしゃると思うので、ここまで読了いただいた方は本当にありがとうございます。笑
本題はここからです。

13年前:絶望の最中、『夢ノート』を始めた。


2011年の12月初旬、私は絶望のどん底にいた。

その年の6月、学生時代を全て費やしたフリーターでバンドマンな彼と完全にお別れをした。
(私が大学院を修了してメンタルクリニックに就職して、なんとなくすれ違いが続いて、後はお察しの通り)

恋愛の始め方も忘れてしまった25歳。
同級生はポツポツと婚約や結婚し始めていた(今考えるととても早い)。

たくさんの友達が慰めてくれて、そこから合コン三昧の日々が始まった。
(その日々は別でゆっくり書きたいので今回は割愛して絶望のお話へ)

職場の先輩がセッティングしてくれた合コンで、職場近所の総合病院に勤める同い年の研修医と出会い、付き合い始めたのが11月終わり。

とりあえずクリスマスを過ごす人ができた!と浮かれ過ぎていたのか、
私から知らぬ間に“結婚しろオーラ”が出ちゃっていたのか、

凄まじいスピードで手のひらを返され、なんだか超冷たいんですけど。
メール無視とかやめて欲しいんですけど。

そしてその頃にはサロン開業の段取りも進んでいたけど、まとまった開業資金を持ってると知った長年の友人が急に営業部長として雇ってくれ、サロンの物件に住まわせてくれと言い出して、何その発想ワタシモウワケガワカラナイヨ。

たぶんその2つがツートップのストレスで、食事もできない程の胃痛が続き、勤務中にもう限界となり、前述の総合病院を這うように受診したら急性胃腸炎で即入院。

え、どうしようと思いつつ一応彼に報告したら、翌日だったかその次の日だったか病室に来てくれて(白衣の彼もうぼんやりとしか思い出せない)、

「レントゲン見たんだけど・・・便が・・(訳:ウ◯コイッパイツマッテルネ)」

そのまま爆死したかった位なので、後のセリフの記憶はない。
ちなみにそれっきり会ってない。

もう私はこのまま誰からも一生愛されないかもしれない。
そう思い詰めて悲劇の主人公を気取っていた時に、一冊の本に出会った。


とにかく私は幸せな結婚がしたい。
あとまだ全く場所は決まってないけどサロンもオープンして成功させたい。

そのためにこの本を参考にして、愚直に始めてみることにした。

見える世界は灰色だったけど(冬で寒いし)、少しでもテンションが上がるように、長く使えるように、ピンクの硬い表紙で紙の縁は金のコーティングがしてある、黒いドレスを着たバービーが描かれているノートを購入した。

ちなみに13年使ってるけどまだ半分ちょっとだから、後10年は使うかもしれないけど、それまでにもし私が死んだら絶対開かずに捨てて欲しい。
勝手に開いたら呪い殺す(どんな遺言だよ)。

私は勝手に夢ノートと呼んでそのノートに書き始めたけど、本書では特段そのようなルールは設けられていない。

“ただ14のエクササイズを順番にやれば良いだけ。
それだけであなたの夢が叶います!”



いかにもアメリカン!私は好き!


以前のこの記事でも書きましたが、幸せになりたかったら今幸せであることに注目することが大切で、叶えたい夢をノートに書けばそれに注目する訳だから、理にかなってるんですよね。

だからぜひ、やって下さい。新刊も出てました(あまり中身は変わらないらしい)


この本についてはお仕事ブログでも大昔にも紹介したことがあったけど、ウ◯コの元カレ(いやウ◯コは私か)の話とかは書けなかったのにnoteだと何故かオープンマインドになれるの不思議笑

13年前に書き出した理想の1日

理想の1日と、そこから本当に必要なものだけで再構成された1日を書き出すエクササイズがあって、当時のノートに書いてある理想の1日を書き出してみます。

夢ノートの写メは恥ずかしすぎるので、内容を要約するとこんな感じ↓

朝6時、自然と目が覚める。
大きくてクッションがたくさんのダブルベッドで、隣には愛しの旦那様がまだ寝てる。

のんびりバブルバスで半身浴をし、髪をセットして化粧をし、可愛いルームウエアに着替えて朝食を作り、彼を起こす。朝日の差し込むサンルームで朝食。

「今日も可愛いね、ご飯も美味しいよ」と言ってくれる。

次の休暇の旅行の話をしながら夫の外車でクリニックまで送ってもらう。

職場の皆さんに明るくあいさつし、患者さん達もみな順調で楽しくお仕事終了。

サロンに電話をかけると、スタッフから今日も問題なく楽しく仕事ができたと嬉しい報告。

今日は記念日だから、夫とホテルでディナー。ドレスアップをして、バーで待ち合わせ。

夜景を見ながら美味しいディナー。
そろそろ帰る?と聞くと、なんと内緒でスィートルームを予約してくれていた。

泊まる準備何もしてないよ!と怒ってみるものの、すごく嬉しいしそういう所が大好き。明日はサロンだけどすぐ近くだしまあいいか、と考えながら、夫の腕枕で眠る。

これでも要約なんすよ。
途中で吐きそうになったし、非モテのどん底でこんな具体的妄想をできた自分が怖い。笑

ここから『絶対に必要なことは?』という質問に私は

『仕事、朝のバスタイム、大きなダブルベッドと狭くない家、夫、仕事仲間』

と書いてあって、

『なくても良いけどあった方がいいことは?』という質問に

『車、旅行の計画、ディナーデート、サロンスタッフ』

と書いていた。

そして必要なものだけで再構成された1日は、なんか書くのもつまんない位だけど、当時の私はとにかく結婚して夫より先に起きて朝食を作って夫を起こして仕事を楽しくしたいようだった。

そこから3年間、年に1回このワークをやっていた。

夫と婚約/同棲/結婚からの、書き出し休止。

実は。
この絶望のどん底期に、もう今の夫と出会ってました笑

でも当時はこうなるとは微塵も考えられない出会い方だったので、人生どうなるか分からないもんだ。

その後2回のワークは「夫」の部分が現夫の(ややこしいな)名前で書かれていて、スイートルームとか突拍子もないことは書かれていない。

あと、サロンオープン直後だったし、翌年も結婚式があったし、先のことが考えられなかったのか、子供については一切書かれていない。

同棲して知ったが、夫は朝ごはんをいっぱい食べるとお腹を壊しちゃう体質なので、今はコーヒーだけ。

それ以降は他の本で良いなと思ったフレーズを書き込んでみたり、年に一度〜半年に1度、書きたいと思ったタイミングでその時点の夢リストを書いていた。

しかし2017年から私の人生最大の暗黒期が始まって、そこから4年間は、鬱過ぎてこのノートの存在を忘れてたんじゃないかって位記入が止まっていた。

書き続けてたら鬱展開を免れていたのかもしれないなんて思う。

2021年に書き出した理想の1日


コロナ期に理想の住環境を整えたくて引っ越しをした時にたくさん断捨離をしたのですが、その時にこのノートを発掘したのかなと。

また使い始めたのが2021年1月から。

久しぶりに4度目のワークをやっていた。
その時の理想の1日がこんな感じ↓

朝日で目が覚める。今日も海がキレイ(←海が見える最上階のマンションに住んでる設定)。

まだ寝てる◯◯さんを起こさないように起きて、コーヒーを淹れてあげる。

のんびり本を読んで、ちょっと遅くにサロンに出勤。今日も満席で楽しくお仕事。

サロンを任せられるスタッフを育成できているから、自分の出勤は半分程になったけど、その分いろんな仕事の幅を広げられた。

今日は結婚記念日。暑いけど◯◯さんはちゃんとスーツを着てくれて、何年経っても素敵なディナーデート。今年も楽しみだな。

その後2回も引っ越しをし、現在はマンションの最上階で、チラッとだけどベランダに出れば海が見える、朝日の入る寝室のある家に住んでいる。

書いた当時はまだマンパワーで1人社畜だったけど、今は頼れるスタッフさん達がいて、後半もほぼほぼ昨日の状態だ。

そして私は朝起きられない体質なので、コーヒーを淹れて起こしてくれるのは大体夫。

現実の方が最高になった。

エピローグ:最近の夢ノートの活用法プラスα


2021年以降は短いスパンでもっと現実的に達成したい目標を書き出していて、2022年からはそれを自分で朗読した音声にBGMまで付けて、自作アファメーション音源として聴いていた。
(私の地声は酒やけで残念だけど、お仕事ヴォイスは良い声と評判です笑)

Evermusicというアプリが無料でバックグラウンド再生・リピート・速度変更もできて使いやすいのでおすすめです。

タイトルの付け方が雑でファイルの順番がバラバラだけど去年までほぼ毎月更新


そこまでやる?と笑いたかったら笑えば良い。

しかしながら、


『今は手元にないけど、100万円の広告費用を12月までにどうにか支払う』

とか、

『英語とドイツ語の勉強が楽しくできて海外の友達と楽しく交流ができる』

とか、

『居合に関する仕事として、海外に招待してもらう』

などの夢をどれも直前に、とんでもない形で叶えていったのを仲間達は知ってくれている。

今年は年明けの病気発覚でドタバタだったから数ヶ月録音はできていなかったけど、実は今年は毎月目標リストの書き出しと振り返りはしているので、今月久しぶりに録音したくなって、簡単にボイスメモに録音してみた。

やっぱり耳で自分の声を聴く方がより自己洗脳が成功する気がする。来月はまたちゃんと録音しよう。

お金もかからないし、書いたり録音したりするだけで努力にブーストできるんだから、騙されたと思ってやってみて欲しいです。


あ、サラッと言ったけど、叶える努力(行動)は必要ですよ、念のため。

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