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公認心理師が教える、幸せに生きる秘訣。

先日とある物書きの友人と久しぶりに会うことができて、その時に彼女が私のnoteの更新を楽しみにしてくれていると言ってくれた。
とっても嬉しかった。

彼女には今後の投稿は暗いよと予告しておいたけれど、暗い自伝は私の一側面であって、息を吐くように好きに文章を書きたい気持ちもある。

だから気合を入れて机に向かって書くだけじゃなくて、ちょっとした隙間時間に、iPhoneのメモに書き留めることも取り入れてみることにしました。

というわけで今回は、彼女と話したこと、ここ最近私に起きた出来事を踏まえて、私が日々どんな風に考えて生きているかをつらつらと書いてみたいと思います。

私は「ツイていない人」なのか?


今年の2月に持病が再発したことをきっかけに始めたこのnoteでしたが、実は先週の日曜日から右腕に謎の激痛が発生し、整形外科に行ったけど原因が分からず1週間三角巾で腕を吊って生活をしていました笑

そのお陰でこの1週間は、何人からも「今年厄年だった?」と聞かれてしまいました苦笑

2020年は自転車で事故って怪我をしたり、翌年は椎間板ヘルニアで半年間も椅子に座れなかったり(公認心理師試験も立って受験しました笑)、たしかに私っていつもどこか調子が悪くてツイてない人に見えてるのかもしれません。

ちなみに先に言っておくと、私個人はなんだか不思議な体験をたくさんしたことがあるし、スピリチュアルな話は好きな方です。
神社やお寺に行くのも普通に好きです。
今日が吉日だと聞いたら喜んで乗っかって行動するタイプです。

でもその観点で話をしてしまうととたんに拒絶してしまう人もたくさんいるし、国家資格を持っている立場として、あまりにもスピリチュアルに傾倒する発言は控えたいと思っているので、今回はすぐ腕組みしちゃうタイプの方もこれなら納得してもらえるんじゃないかなって話をしたいなと。

結論私は、どんなに傍から見て不幸そうな事象が起きようとも、その人が不幸かどうかは本人の捉え方で決まると思ってます。

そして今まで書いたケガや病気について、今私は「とてもラッキーな経験をした」と心から思って生きています。

なぜ?って思いますよね。
それこそが幸福に生きる秘訣です。 

「引き寄せの法則」の根拠


昨今「引き寄せの法則」という言葉を一度も聞いたことがない人の方が珍しいんじゃないかなって思いますが、それについてスピリチュアルではなく脳科学と認知心理学でご説明します。

人間の脳には「脳幹」という部位がありますが、神経線維が網の目のように張り巡らされ、その間に神経細胞が豊富に分布しています。

この放射状に分布している神経系を脳幹網様体といいまして、脳幹網様体は、種々の感覚刺激を受けるとともに、大脳皮質に電気信号を送り、それを活性化して体を覚醒させています。

これを難しい言葉で言うと「網様体賦活系(RAS)」と言います。

感覚刺激を受ける方の話で言うと、目の前に起こる様々な現実のどれを認識してどれを認識しないか振り分けるフィルターだと思うと分かりやすいかと。

たくさんの情報が脳に一気になだれ込んできたら脳はすぐにショートしちゃうので、それを防ぐために、人間は進化の過程でこの振り分けのシステムを獲得したといわれています。

つまりRASフィルターによって自動的に興味がある情報や自分に関係する情報がより入ってくる=意識を「引き寄せる」のです。

認知心理学では「選択的注意」と言いますが、これはよくカクテルパーティー効果って言われるんですが、賑やかな場所でも自分の名前が呼ばれたらすぐに気付くみたいな現象です。

だから当たり前に誰の脳にも備わっている機能なので、引き寄せの法則は誰でも使えるんですね。

でもそれって悪いことばかり考えてたら悪いことに注意が向くのもイコールなので、自分の元に何を引き寄せるかは自分次第です。

だから私は客観的にみて悪いことが起こっても「いやそれもラッキーな経験だった」「それでも私は幸せだ」とまず考えます。

そうすると、「なぜラッキー(幸せ)だと言えるのか?」とRASが自動的に答えを探し始めるから。
※ラッキーがしっくりこないなら、「この体験で自分は何を学べたか」でも良いです。

納得できる答えにすぐに辿り着けるのは元々恵まれて育った人か私みたいに認知機能や「引き寄せ」を知って修行を重ねた人だけかもしれないけれど、それをお手伝いするのがコーチングだったりカウンセリングだったりします。

カウンセリングを受ける程ではないにしろ、今何かにすぐ怒ったり絶望したりしながら生きている人は、「それでも自分は幸せである」の根拠探しをしてみてほしいなぁと思います。


ちなみに右腕を痛めた原因は本当に謎で、しかも1週間でケロッと治ったのですが、思い当たることとすれば今月頭に空手道場の体験に行って左右の筋力差を感じ、“左手足を余分に鍛えた方がいいのかな?”って考えてたので、1週間左手1本の生活をある意味「引き寄せた」ことになります笑
(やっぱり思考にも気を付けないといけませんね)

私はいつもラッキーで幸せな人間です


正直自伝は、書き始めるのが恐くて尻込みしているところもあって。
2018年まで本当に辛い経験をたくさんしてきて、不幸だと思って生きてきた時期も長かったし、読んでくれた人からどう思われるかなというのも少し恐い。
悲しませる人もいるかもしれない。

だから自伝を書き始める前に、今の私は全部乗り越えてめちゃくちゃ幸せなんだよってことを先に書いておきたいなと思いました。

今の私は色んな能力を身に付けて、好きな仕事ができ自由な時間があって、人にも恵まれ、私が元気に笑って居るだけで良いと言ってくれる人がたくさんいるので、不幸面して生きていた時期に比べたら、何が起きても圧倒的に幸せです。

ちなみにコメディアン気質も備わったので、最近では自分の不器用な失敗に人が笑ってくれるだけで「おいしい」と思うようになりました笑

麻痺やてんかんはずっと付き合っていかなきゃいけないけれど、ケガは全部治ってるし、それらによって得られた利点もたくさんある。
目に見えることだけが全てではないということですね。

実は冒頭の友人も数年前から大病をして今も闘っておりますが、元気に日常を過ごせるだけでも感謝だねと話していてその通りだと思いました。
(彼女もやりたいことをどんどん叶えていて、笑顔が眩しい美女です)

美味しいクラフトビールを大事に飲みながらそんな話をしていたら、
70代の同窓会みたいな会話だね笑
と私達に向かって軽口を叩く店のオーナーも大好きな友人の1人。

そんな場所でお酒を飲める私達は、やっぱり幸せだ。

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