昨日で10年、今日で11年、そして明日で12年。【ミズグチ家の場合＃1 結婚記念日】

noteで書きたいと思っていたテーマの一つに、『結婚生活』がある。


私達には子供がいないけど、“どうして2人でそんなにずっと仲良くいられるの？と”よく聞かれる程には、今でも夫婦円満のつもりだ。

ちょっと恥ずかしいけれど、少しずつ書いていく予定です。
読んでくれた方の参考になることがあったら嬉しいな。

昨日で10年

昨夜は閉店後に、動画ファイルのアップロードというとても長くて退屈な作業をしていた。
その間は他の作業ができないので、退屈ついでに気になっていたドラマをスマホで観てみた。

『1122』というドラマ。
『いいふうふ』と読むらしい。

あらすじにもある位だからネタバレにならないと思うので言っちゃうと、セックスレスから“婚外恋愛許可制”を選択した夫婦のお話である。

やっぱり男性は繊細な生き物だなという感想。

『あなたがしてくれなくても』は呑気に2人で観てたけど、波風が立ちそうでこれは夫には観せたくないと思った。

ぼんやり観てたら、主人公に感情移入し過ぎて苦しくなってしまった。
続きはもう観ないかもしれない。

何とも言えない恐怖を覚えて逃げるように帰宅し、繊細の極み夫にただいまのハグをしようとしたら、風呂上がりでも分かる程、芳しいかおりを漂わせている。

・・・・・(くっさい)。

どうやらにんにくたっぷりのラーメンを食べてきたらしい。

キスどころか50㎝近付くのもためらう程で、それはさすがに性的な接触を拒んだことにはカウントしないでいただきたい。



「今日で結婚式から丸10年だって。知ってた？」

しょんぼりしながらも、のんびりと言う夫。

知ってたよと即答してしまったが、正直まるっきり忘れてた。

言われるまで、昨日の日中自発的に思い出すことは一度もなかった。


結婚式から何年も経った後に、母親から私達の結婚式についての当時の不満をものすごくひどい言葉で言われた。

それもきっかけの一つで母親と連絡を断ったので、私の中では消したい記憶になったのだ。

「早いよね。でもやっぱり、辛いこと程よく覚えてるものだね」

夫は結婚式はずっとやりたくないと言っていたのに、うちの母親のためと思って私が強行したので、当日はよほど辛かったらしい。ごめん。


誰にとっても良い思い出になっていなくて、本当に申し訳ないことをしたと思ってるけど、嫌な思い出なのは夫婦共通となって良かったのかもしれない。

今日で11年。

結婚式の日は意識していなかったけれど、今日は11年前に入籍をした日なので今日の方が大事だ。
(大事だと言いつつ、今夜はお互い職場に引きこもって作業してますが笑)

結婚を前提に付き合おうと言ってくれたのも、その1年前の七夕。

そこから1ヶ月ちょっとで私は家を飛び出して、紆余曲折ありつつ1年後に入籍をした。



当時私は、『結婚』にとてもこだわっていたのだと思う。

とにかく名前を変えて、人生を生き直したかった。
実際想像以上に人生が変わった。

何が普通の結婚生活かは分からないけれど、12年間仲良く暮らせた秘訣としてまず言えるのは、

お互いに嫌われないように
お互いが家でも外でも傷付くことのないように
お互いが快適に暮らせるように

足並みを揃えて気を配り努力し続けているからだと思っている。


私がしている努力は、誰もが努力と認めてくれるのかは分からないけど。
夫に追い出されたら私は帰る家がないので、できる限りを尽くしてるつもりでいます。

そして明日で12年。

残念ながら今日は用意できなかったけれど、短冊に願いを書くとしたら、夫が生涯健康で、笑顔で傍にいてくれることだけを願いたい。


私の生涯夫を幸せにし続けるつもりだけど、最後の1日だけは絶望させるかも。
私より1日だけ、長生きしてほしいから。
1人は寂しいから、私が逝ったらすぐ追いかけてほしい。

それが自己中でサイコパス(昔から夫に時々言われる)な私の願いです。

それ以外の願いは自分で全部叶えられると思っているけれど、夫は夫でまだ私を喜ばせたいと思ってくれているようで。

明日は夫と過ごす12年目の誕生日なので、存分に祝っていただこうと思っています。

夫が元気なら何も要らないと言いつつ、本日しっかり誕プレはいただいた。笑
(矛盾はご愛嬌ということで)

お礼にビール奢ってと言われたけど、当たり前のように自分も飲む笑

これを着て、明日位は夫の望み通りエレガントに歩く努力もしよう。