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バイトを4日で辞めた話

いっこ前の記事で、嫌だと思ってることは
やめちまえ、って言ったんだけど


わたしは昔から基本、そのスタンスである。

転職もたくさんしたし
居住地もさまざま、海外にも住んでいた。



そんなわたしが唯一続いているのがヨガ。
もうこれは天職だと思ってる。

東洋医学だのマインドフルネスだの
腸活だの、いろんなことをしているんだけど

生涯、わたしはヨガ講師ですって
言い続けるんじゃないかと思う

(今のところはね、小声



たださ、ヨガ講師って稼げない。

これは声を大にして言う。
稼げない!!!笑



だからちょっとバイトでもするか〜、なんて

今回は
ヨガ講師が飲食店でバイトをした話。

そして4日で辞めた話。笑
(社会不適合者と呼ばないで




バイト先にさ、若い男の子がいたの。

全体的にホールもキッチンも若ぇのだらけで
ちょっとキラキラしてて
おばさんまぶしー!みたいな感じで。

楽しそうでいいねえって思ってた。



でもその男の子(Aくんとしよう)だけは
あんまり楽しそうじゃなかった。

なんとなく上の人たちからのAくんに対する圧力強いなって思ってて。


家に帰ってから
バイトどうだった?って夫に聞かれて
Aくんが気になるって話をしたくらい。

アルバイト初日はそんな感じ。




ちょうど月をまたぐところで、
回ってきた次のシフト。

よく見るとAくん、途中からシフト入ってないじゃん。


次の出勤でAくんと会ったわたしは聞いてみた。


「Aくん、辞めちゃうの?」


Aくんは言った。


「別の店舗に異動になるんですよ〜」


なんだそっか〜!
わたしが勝手に心配してただけだった!

とか思ってたら


「せっかく飲食やりたいって入ったのに、同じ店舗で半年以上続いたことなくて…」


続いた言葉がそれだった。


働いていた店舗がなくなったりとか
(コロナだったしね
しょうがないこともあったそうなんだけど


よくよく聞いてみると、
今回の異動は職場の人間関係が理由とのこと。



やっぱりか。
気づいていたよ、なんとなく。




わたしは言った。


「そんなの気にしなくていいよ。

仕事って自分の時間を長く使うところで、
それって人生をそこに費やすってことなんだから

ストレスをずっと抱えていて辛いんだったら
絶対他を探した方がいい」




そしたらAくん


「そうか、そうですよね!!
そんなこと言ってくれる大人、周りにいなかったので
救われました。ありがとうございます」


って。





Aくんは19歳だった。

大人よ、何をしている?


これから先楽しい未来が待ってるってことを
教えてあげなくてどうする。




日本の、この我慢することがすばらしいみたいな
美徳はどこからやってきたんだろうね。


もちろん続けることって大事だ。

継続は力なり。

本当その通り。(韻を踏めた


辛くても苦しくても
なにくそ!と思いながら
がんばること


うん、素晴らしいと思う。



でもそれ、

誰にでも当てはまって
誰にでもできるって
一体誰が決めたの?


苦しくてもがんばれよ
そんなんじゃどこでもやっていけないぞ


そう言った人は
果たして
相手の人生の責任が取れるんだろうか。






この世界には
頑張り屋さんが多い。

がんばってがんばってがんばって

我慢して我慢して我慢して


そして、

心を壊す人が多い。



心を壊して
自分が自分でなくなるくらい

がんばれるんだよ、みんな。



だから、そんな自分のがんばりを
人から言われたことに使わないでほしい。

本当もったいないよ。



自分で決めるから続けられるんだよ。


俺はこれがやりたい!
わたしはこれを続ける!
って。


自分で決めるから
歯を食いしばってでもできるんだよ。


辛くてもやれとか他人が言うことじゃない。
ちょっと黙っててほしいわ。





バイトに入りたてで
Aくんにそんなことを偉そうに言ったヨガおばさんもまた、

人間関係を理由に
その飲食店を
ソッコー辞めた。



自分のやりたいことを仕事にできていることに
本当に感謝したし

ありがとうって思ったから

わたしにとってはいい経験だったと思う。





誰に、何を言われても。


バカにされようと
笑われようと


胸を張って、逃げたらいい。


そんな自分をダメだと思わなくていい。


自分ががんばれることを
がんばったらいい。


きっと見つかるよ。



Aくんに良い未来が待っていますように。




みんな、自分を大切にね。

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