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ええのんから失くしちゃう

ポンコツ落とし物・忘れ物アワード、堂々ノミネートの石村まいです。いやほんまに、なんで価値のあるものから優先的に失くしてしまうんでしょうか。パラレルワールドのほうで人気が出てるモノに罠とかかけられとんでしょうか。だとしてもかかりたくないよ!

イヤリングはピンキリで、300円くらいなのに全然そんな値段には見えないオシャレなのもあれば、やっぱり高級だからこの光沢!と思い込みたい高価なのもある。片方だけどっかいくのが常である。親からゆずりうけたすんごい良い珊瑚のを、大学から自宅までのチャリの道のりに落とす。プレゼントしてもらった左右非対称のイカしてるのを、旅行中のバス(しかも間違えて乗ったので1駅で降りた)で落とす。ほんものの花びらを使った繊細なのを、もらった翌日、東京のアフタヌーンティー帰りの歩道に落とす。これは30分くらい寒空のなかを歩いてなんとか見つけた。輪っかの下に赤い石の付いたのを失くしたと思いきや、マフラーのなかにすやすやしていたこともある。救出率はおよそ2割。

信じられないのが手袋。お店とかで脱いで置き忘れたならまだわかる。そうではなくて、朝の通勤列車で膝のうえに置いておいたのを忘れて立ち上がり、そのまま電車から降り、職場についてから気づくというアホっぷり。きっと膝からすべりおち、さいあく自分の足で踏み、ラッシュのなかの人混みに揉まれてくたくたになってしまったのだ。仕事の合間に駅のオンライン問合せをマッハで入力し、帰りに駅員さんに泣きすがるも成果上がらず。結局見つからなかった。ちなみに社会人1年目のクリスマスプレゼントだった。このやろー!

いちばん肝が冷えたのはやっぱりスマホだ。チャリで行ける距離にサカナクションのライブがあって、ウハウハして家に帰ったら、スマホ(必然的に、スマホケースに入っているカードキーも)が無いことに気づく。雨が降り出す。まず家に入れないし、誰とも連絡がとれない。21時。本気でまずいと思う。漕いできた1kmほどの距離をもう一度てろてろと歩いてたしかめて、交差点の車道すれすれのところで発見したときはもう、ドラマのワンシーンのようだったはずだ。今だから笑い話にできるけど、二度とあんなことはしたくない。

誕生日にもらったネックレスもなかなかスリルな失くし方だった。名は「鼻セレブ事件」というのだが、ちょっと今日もボリューミーになってきちゃったのでまた今度書きます。

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