『延長戦』(長谷川麟)
第10回現代短歌社賞を受賞された長谷川麟さんの『延長戦』を読みました。
この賞には300首必要ということをはじめて知ったときは卒倒しそうになった。知ってしまってからはもうそういうものとして受け入れているけれど、ほかの新人賞の30首や50首のイメージが強かっただけに仰天。連作じゃなくて歌集、だもんなあ……個人的には50首編むだけでも必死なので、応募する方全員、尊敬のまなざして見つめてしまう。
『延長戦』を読み終えて抱いた第一印象は、歌集の内容とタイトルのマッチ度がとにかく完璧