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第9地区

見に来てくださってありがとうございます。

2022年6月に観た映画の本数

2022年6月に観た映画は20本でした。(家で観たものも含みます。)

まいの映画鑑賞記録より
2022年6月に観た映画①
まいの映画鑑賞記録より
2022年6月に観た映画②

その中で1番良かった映画をここでは紹介します。あくまで私個人の意見ですが、観るきっかけにして貰えると嬉しいです。

第9地区

2010年公開/上映時間1時間51分

監督:ニール・ブロムカンプ
出演:シャールト・コプリー,ジェイソン・コープ,他

観ることになったきっかけ

この映画は、SF映画を探していた時に見つけました。SF、というとSTARWARSとかSTAR TREKとか…戦闘シーン多めの激しいシーンが続く印象があります。

しかし、この「第9地区」という映画は、ドキュメンタリー風に、エイリアンと人間との対立を描いていると。

SFでドキュメンタリー風ってどういうこと?と、全く想像できないまま観ることになりましたが…。

結果、めちゃくちゃ面白かったので、皆さんにも是非観て欲しくて、紹介することにしました。

あらすじ

舞台は南アフリカ共和国のヨハネスブルグ。そのヨハネスブルグの上空にある日突然現れたのは巨大な宇宙船でした。

しかし、何の動きもない宇宙船。人類は宇宙船へ乗り込んでみましたが、そこで見たのは、地球に馴染めず瀕死のエイリアンたちでした。

人類はエイリアンたちを地上の「第9地区」へ移し、地球で受け入れることに。ただ、元々第9地区に住んでいた人は反発し、エイリアン達はトラブルを起こし…。エイリアンと人類との対立が始まります。

そこで、MNU社エイリアン課が参入し、「第9地区」から「第10地区」へと宇宙人を移す居住区画整理を行うことに。担当するのはヴィカス

そのヴィカスは不注意で、エイリアンの家に置いてあった謎の液体を浴びてしまいます。そして、ヴィカスの体は徐々にエイリアンの体へと変化していき…。

感想

主人公のヴィカステレビカメラが密着するという設定。

てっきり、初めだけドキュメンタリー風なのかな~と思っていたら、最初から最後の最後までずーっっっとドキュメンタリー風!

途中から、「あれ?これって本当に現実であったことなんだっけ」と錯覚してしまうくらいでした。

その中でドキュメンタリーあるあるみたいなものを見つけるのも面白いです。都合の悪い事があると「おい撮るな」とカメラをグイッと下に動かされたり…。エンディング直前に現状を伝えるテロップが出てきたり…。

また内容についても満足感がありました。特に、主人公ヴィカスの人間臭さ。エイリアンと比べたり、ドキュメンタリー風だから余計にそう感じるのかもしれません。

ヴィカスは新婚さんで、エイリアンの居住区画整理の責任者になって、幸せでいっぱいの男性です。そのヴィカスが、どん底まで落とされます。絶望して、泣いたり、奥さんに必死に縋ったり、味方を騙したり、でも罪悪感を感じて行動したり。

酷い行動をしているようでも、もし自分だったらと考えると、分かる…ってなったり。(そう考えてしまうのも、ドキュメンタリー風だからかもしれません。)

ヴィカスは、魅力的なキャラクターだなと感じます。

第9地区、皆さんの想像するSFとはだいぶタッチが違うと思います。是非確かめてみて欲しいです。

余談

「第9地区」の監督、ニール・ブロムカンプ監督はTwitterをしています。で、こんなツイートを昨年2021年にしています。

District10(第10地区)の脚本を、シャールト・コプリー(第9地区のヴィカス役)、テリー・タッチェル(第9地区の脚本)と書いてるよ。」

続編が来るかもしれません。もしかしたらあるかもしれないその続編の前に、「第9地区」観てみて下さい。

(最近家で見る映画を調べてみると、よく続編製作中なのは何ででしょうか…。)

おしまいに

2022年6月に観た映画の中から「第9地区」を紹介しました。

長くなりました。ここまで読んでくださってありがとうございました。

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