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借金使った米債取引膨張|日経新聞解説|

しばらく、日経新聞の気になる数字を追います。
今日は株式&長期金利を冒頭でご紹介。


9/30の株式&長期金利

▼株式
日経平均 31857.62円
NYダウ  33666.34ドル
韓国総合 休場

▼長期金利(9/30)
日本 0.765%(0.010↑)
米国 4.57%(0.03↓)


では、本日の気になる記事です!

借金使った米債取引膨張 金融当局、逆回転を警戒

ヘッジファンドの米国債取引に世界の金融当局が相次ぎ警戒を発している。先物と現物に生まれる価格差に着目したベーシス取引と呼ばれる裁定取引だ。2019年や20年にはこの取引の巻き戻しが市場に混乱をもたらした。金利上昇が続く米国債市場の波乱の火種になりかねない。

▼ベーシス取引とは

国債の投資戦略の一つ。現物と先物との間に生じる価格差(ベーシス)に着目した裁定取引。通常は、割安な現物の国債を買い持ちにし、割高な先物を売り持ちにしたうえで、両者の価格差が収れんしたところで反対売買する。買い持ちにした現物の国債は、借金の担保として利用し、債権貸借(レポ)市場を通じて資金を調達する。想定外の材料で両者の価格差が拡大した場合は、借金を活用するため大きな損失を被ることになる。

▼ヘッジファンドとは

ヘッジファンドを簡単にいうと、「お金持ちだけが買える投資信託のようなもの」。

出資者から集めた資金で運用する投資ファンドという点は投資信託と同じだが、投資信託と違って限られた大口投資家しか出資できない。基準ははっきり示されていないが、一説には数千万円~数億円の年収や投資資産が必要になると言われている。

また、株や債券に限らず、あらゆる金融投資を試みるオルタナティブ投資ファンドの一つであるヘッジファンドは、いかなるときでも利益を出すことを目的とした絶対収益追求型。

市場の大きな変動にも対応し、たとえ金融危機で金融市場が壊滅状態にあったとしても、たとえば農産物先物に投資して商品市場から利益を出すよう運用される。

ヘッジとは「リスクヘッジ」という言葉でわかるように、「避ける」という意味。複数の投資対象に分散させ、複数の運用手法を利用し、運用収益を上げるのが特徴

▼先物・現物とは

先物取引とは、将来の決められた期日に、取引時に決めた価格で、特定の商品を売買すること

取引時点で将来価格が上がりそうだなと思えば「買い」を行い、期日に売る。また、将来価格が下がりそうだなと思えば「売り」を行い、期日に買い戻す。このようにして利益を狙える取引だが、証拠金の差し入れが必要という点も特徴。

先物取引には、農産物や鉱工業材料などを対象とした商品先物や、国債や外国為替などを対象とした金融先物といった種類がある

株式の現物取引では、対象商品を「買い」、それから「売り」に入るケースが一般的。一方、先物取引では、今後相場が下落しそうだなと思ったら、まず「売り」から入り、それから買い戻す取引もできる。

「売り」から取引を始めて、予想どおりに相場が下落すれば、「売り」の価格より安い価格で買い戻すことにより利益を得られる。ただし、予想に反して相場が上昇すれば「売り」の価格より高い金額で購入することになり、損失が発生する点に注意が必要。

株式の現物取引では、基本的に株式金額の全額を取引時に用意しなければならない。一方、先物取引では、取引時点で全額を用意する必要はなく、代わりに「証拠金」と呼ばれる担保を差し入れて取引を行う。

証拠金の金額は、対象商品の想定上の元本(想定元本)の数分の1から数十分の1程度の水準であることが一般的。

まとめ

今日の金融記事

ヘッジファンド、先物、現物、ベーシス取引…
初めての言葉が多く、なんとなく分かったような分からないような…金融初心者なので難しい記事。

先物では、売りから始めることができるので、売るための証拠金が必要ということを学びました。

市場環境が悪化すると、証拠金の金額が引き上げられて、手じまいを余儀なくされるヘッジファンド(お金持ちだけが買える投資)が出てくると記事内にあり、なるほどと少し理解。

半年後に今回の記事を振り返り、もう少し理解出来ているといいな。。。

半年後(ちょうど期末の3/31)に振り返るために、日経新聞の土曜版を2部買いました。

半年後に振り返ります!

私のアウトプット法はこの本参考

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