GDPについて説明できるようになろう
第二種衛生管理者の資格試験も終わったので、
来月の日経テストに向けて勉強し始めました。
1000点満点で各分野の偏差値も出るので、
自分の弱みも分かりやすいです。
日経新聞のアウトプットをした結果が成績に反映されるよう頑張ります!
今日は日経テスト対策のトップページにある「GDP」についてまとめます。
GDPについて、なんとなく分かっていたのですが、文にまとめることではっきり説明できるようになりました。
GDPとは
「Gross Domestic Product」の略で、「国内総生産」のことを指す。
1年間など、一定期間内に国内で産出された付加価値の総額で、国の経済活動状況を示す。
付加価値とは、サービスや商品などを販売したときの価値から、原材料や流通費用などを差し引いた価値のこと。
付加価値とは儲けのことなので、GDPによって国内でどれだけの儲けが産み出されたか、国の経済状況の良し悪しを端的に知ることができる。
名目GDPと実質GDPの違い
GDPは、国の経済状況を知ることのできる指標だが、より正確に状況を知るためには、物価の変動についても考える必要がある。
そこで、物価の変動を考慮するかによって、GDPは名目GDPと実質GDPの2指標に分けられる。
名目GDP
名目GDPは、対象の期間の付加価値を単純に合計して求める。たとえ、インフレが起こって貨幣価値が下がっていたとしても、考慮には入れない。
実質GDP
実質GDPは、貨幣価値の変動を考慮に入れて計算する。そのため、より正確な経済成長状況を把握するためには、実質GDPを用いる。
GDPランキング上位国
1位 アメリカ(GDP 26兆8546億ドル)
1位は、26兆8546億ドルのアメリカ。
常にGDPランキングで1位の座を守り続けている、世界を牽引する経済大国だ。イラク戦争、911のテロのほか、近年は気候変動による自然災害の被害を多く受けているものの、世界のトップの座を守りぬいている。
2位 中国(GDP 19兆3735億ドル)
2位の座についているのは、19兆3735億ドルの中国。しかし、それまで華々しい成長を遂げてきた中国だが、2023年の実質GDP成長率の政府目標は、前年の目標より0.5ポイント低い5.0%前後だ。成長率の低下が目につくようになってきている。
3位 日本(GDP 4兆4097億ドル)
2021年、2022年に引き続き、3位となったのは日本だ。人口が多い国ではGDPも大きくなる傾向にあり、日本の人口は世界11位(1億2,560万人)と多いことが、日本のGDPが高くなっている一因と考えられる。
一人あたりのGDPランキング上位国は
1位 ルクセンブルク(132,370ドル)
一人あたりのGDPで1位だったのは、ルクセンブルク。神奈川県と同じくらいの面積で、人口は約63万人の小さな国だが、”世界屈指の富裕国”と言われている。
これは、ルクセンブルクの人口が少ないため、他国からルクセンブルクに来て働く人(越境労働者)の影響を受けやすいことが一因だ。例えば、ドイツからルクセンブルクに来て仕事した人がいる場合、GDPはルクセンブルクに参入されるが、人口はドイツの方にカウントされる。そのためGDPを人口の数で割って算出する一人あたりのGDPは高くなるのだ。
2位 アイルランド(114,580ドル)
2位はアイルランド。以前は、ヨーロッパのなかで生活水準が低い国だったが、1995年頃から急成長を遂げてきた。出生率が高い国で、若い労働人口が多く、生産性が高いことが、一人あたりのGDPが高くなる要因だ。
3位 ノルウェー(101,100ドル)
3位は同じくヨーロッパのノルウェー。GDPでは28位だが、一人あたりのGDPは世界トップクラスを誇る。社会福祉に注力していることがよく知られている。
日本のGDPランキングは?
日本は、GDPランキングでは世界3位だった。GDPはその国で一定の期間に生まれる儲けのこと。つまり、日本では1年間に4兆4097億ドルものお金を稼いだことになる。日本は海外に比べると消費税が比較的安いことから、消費額が大きいことが、GDPが高くなる一因と言われている。
だが、4位のドイツは4兆3088ドルと、日本とあまり大きな差はない。2010年まではGDPランキングで世界2位だった日本だが、今後、ドイツに3位の座を奪われることも可能性として考えられる。
また、一人あたりのGDPランキングについて見ると、世界で31位となる。一人あたりのGDPとは、国民一人あたりの豊かさを表すもの。世界のなかでみれば、日本は依然として豊かな国であることには変わりはないが、GDPランキングは3位であることを考えるとギャップが大きい。
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