現金なやつ♀がインドへ行って痛い目を見たけど1周回って開き直った

私は現金なやつである。
もらえるものはもらう。
インドで、ここ最近は非常に気持ちの悪いことが続いて、なぜだろうと思ったら、私が現金なやつだからだった。


最近あった気持ちの悪い話

プシュカルの虚言癖サイコパス服屋(推定40歳)

チャイをおごってくれたので少し話した。彼は家族がいるというので安心して話してた。「旅が好きだから、旅をしててお金が尽きたら死んでいいと思ってる」と話すと、本気の口調で「そんなのだめだ」と、「せっかく与えてもらった命なんだから、無駄にしたらいけない」「お金が無くなったらまた働けばいい。そしてまた貯まったら旅をすればいい。」と言ってくれて、真剣な顔でそれを言ってくれたのがありがたかった。
それから2回くらい、道を通ると服屋が気づいてチャイを飲む、というふうに何度かチャイをごちそうになって他愛のない話をした。
だからプシュカルを離れる最終日にも彼に挨拶に行った。
すると彼は突然、「今日は私の家に泊まったらいい。美味しい食事とビールを用意するよ」と。私はプシュカルを離れる気だったので戸惑った。なんとか断ろうとしたけどかなりしつこく言ってくる。良い人だし、きっと家族も一緒だし、1日延びるくらいはまぁいいかと思って、
「インド人は体目的ばかりでうんざりしてるの。あなたはそうじゃないよね?」と確かめる気持ちで言うと、
「しない。….けどタッチはしていい?」と。
はぁーーーー幻滅。
今までの会話の中で、彼は「妻以外と浮気したことはない」と誇らしげに言ってたのに。「君も浮気はだめだ。浮気をしたら相手を傷つけて真実の愛を失うことになる」なんていい事を言ってたのに。(彼に、私は日本に彼氏がいると嘘をついていた)。
どの口が言うのか。矛盾しすぎてて笑える。いや、全然笑えない。
帰ろうとすると、またすごい説得してきた。嘘だよそんなことするわけないじゃないか等と、耳さわりのいい事を並べ立てて、「君には1人の個室を用意するから何も心配しなくていいよ。ただ美味しい料理を楽しもう。それで、、夜は隣に寝ても良い?」

タッチしていい?&寝てもいい?とセリフは違うものの、言い方とか表情が同じでデジャブかと思った。私の言っていることを何も理解してない。怖
良い人だと思ってたから余計気持ち悪くて、走ってその場を後にした。

ジャイサルメールの露出魔(推定28歳)

ジャイサルメールの城壁内で、初めに服屋が私を砂漠の遺跡に連れていくと言った。興味がある所だったので、行こう!夕方にまた来ると言って1度店を離れた。すると城壁内のジャイナ教寺院の近くで突如現れたイケメンがジャイナ教寺院を上から見られるスポットに私を連れていった。そこで彼にこの後の予定を聞かれたので、ある人と遺跡に行くつもりだ、と言った。彼はそれは無料でか、と聞くのでそうだと思うと答えた。すると、「無料で連れていくというのは、君とそういうことをすることを望んでるからだよ、わかってる?」と言った。
なるほど。私は今まで、インド人は体目的の人ばかりで嫌だな、と思ってたけど、そういう人が寄ってくるのは、私が現金なやつだからか、、!  と、このとき気づいた。私が奢られるチャイやご飯を断らないから、相手もその気になって、お金もかけたし何か見返りが欲しいと思って私にそういうアクションをかけてくるのだと。
このイケメンは私に気づかせてくれた。むしろなんで今まで気づかなかったんだろうと思うくらい単純なことだった。

ちなみにこのイケメンはガソリン代として200ルピー払ってくれれば同じ場所に連れていくということだった(余談だけど距離的にはかかるガソリンはせいぜい50ルピーである。余談だけど。)。彼に、「じゃああなたは私に何もしないですね?」と聞くと、「フィーリングが合えばわからないでしょう」と言う。「あなたとそうなりたいと思うことは私は絶対にない。」と言うと「100パーセント?」と聞かれ、「100パーセント。」と言うと、じゃあ行かない、という手振り。結局この人もそういうことを期待して連れていこうとしてたんじゃないか。それなら200ルピーかかる分だけ高くつくやん。(the 現金)
私が遭ったできごとは私のまいた種ということがわかったけど、ただで行きたい場所に連れて行ってもらえるのはやはり嬉しい。無料で何かを望むなら、男性が変態的なことをしてくるのはそれに付随するものとして考えればいいのでは?ハンバーガーとポテトみたいに。そう思えばそれが生じること自体は仕方ないことだと思える。そう、私は無料という言葉が大好きでそれにつられちゃうから、変態的なことは得てして起きるけど、起きたら逃げればいいんだ。🤗 起きることは別に悪いことではない。

自分的には妙に納得して、元々遺跡を見に行くことになってた服屋へ行った。けど忙しそう。服屋のまえで待ってると別の人に声を掛けられた。なんとなく人畜無害そうに見える青年である。
夕日に間に合わせるには今行かないと、という青年の助言で、この青年と遺跡に行くことになった。

遺跡で座ったときに妙に距離が近い。この人畜無害そうな青年も例に漏れずか。
遺跡から帰ってきて、自分のホテルはとても夜景が綺麗だから、そこで何か食べてビールでも飲もうとなった。ただ飯!ただビール!夜景! シンプルに着いて行った。
夜景が本当に綺麗。ビール飲んで、ご飯食べた後、一見無害が御手洗に立った。で、戻ってきたら、ブランケットの間からそれが出てた。「君のことを考えてたらこうなった」だかなんだかという言葉を聞き終わる前に席を立って帰った。
私はびっくりしたけど、それだけ。結構冷静でいられている。ハンバーガーにポテトは必須だから、仕方ない。

今まで不運だと思ってたできごとが、自分がまいた種で自然なことで、私が望むことにセットみたいにくっついてくるなら、それは仕方ないなと思って少し開き直れたという話。

1人行動は大好きだけど、それが続くと飽きる。だからたまにはこういうスパイス的なできごとが起きてもいい気がする。
できれば瞑想センターの先生に私のこの話を聞いてもらって、こうした方がいいとか言ってもらいたいけど、こんな話は説明できないな。こんな内容、友達や家族にも恥ずかしくて話せないし。読んでくれた方で何か思うことがあれば教えてほしい


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