スリランカ入国にあたっての注意


チェックインカウンターで言われた唐突な一言


私はインドのチェンナイ空港からスリランカのコロンボ空港に飛んだが、そのチェンナイでのチェックイン時に航空会社スタッフから予想外のことを言われた。

「帰りの航空券を見せてください」

と。
私はいつも行きの航空券を2日前とかに買う、''先々の予定を決めないでおきたい''奴である。帰りの航空券を持ってるはずもない。
東ヨーロッパも南アメリカもアフリカの旅行でも、いつも片道航空券の購入で、何の問題もなかったのに。

けど、航空会社の人は
「我々航空会社が必要としてる訳ではなく、スリランカ政府が必要としてるもので、無ければ入国できない可能性もある。チェックインカウンターが閉まるまであと1時間半ほどあるので、ご購入されてください。」
と言う。

嫌すぎるルール

まぁ、そういうルールなら仕方ない。スケジュールが前もって決まるのはすごく嫌だけど、こうなったら買うか。

チェンナイ空港のベンチに座って、次はエジプトへ行く予定だったのでその航空券をスカイスキャナーで探した。
1ヶ月後くらいの日にち(4月末)で探すと日本円で5万円くらいのエミレーツ航空のチケットが最安だったので、それをエミレーツ航空のサイトから直接予約。 
(ちなみに、5月に入って改めて同じスリランカ-エジプトのチケットを調べると、最安で3万3千円くらいだから大分変動してる。)

偶然見つけた頼みの綱

やだなー今はまだ買いたくないな〜と思いながら購入画面を最後の方まで進むと、支払い方法画面に「hold your fare」というものが。

この1番下のやつ。「あなたの運賃を6時間または72時間固定します」と書いてある

詳細をよく読んでみると、なんと6時間は無料でこの予約を保持してくれて、6時間以内に支払えば予約確定、支払われなければ予約が流れる、という仕組みらしい。
ちなみに72時間同様に保持することもできて、その場合は日本円で1300円ほど、保持するための費用がかかるけど、航空券本体の支払いをすれば、その1300円は返ってくる ということ。

素晴らしいね!

スリランカには2時間くらいで着くから6時間あれば余裕で足りるし。
先に予定を決めたくなさすぎる私はこれを試すことに。
支払い方法に「hold your fare」の6時間のやつを選んで手続きを完了すると、メールアドレスにeチケットそっくりのものが届いた。エジプトへの出発時刻や到着時刻と、航空機番号と、私の名前が記載されてる。

いける。

私は意気揚々とこれをスクショしてチェンナイ空港のチェックインカウンターへ。
さっきと同じ人が対応してくれる。彼に「予約しました。」と言って画面を見せる。 (そう、予約はしてるのだから嘘ではない。)
彼は私の携帯を受け取って少し眺めたあと、「はい、確認しました。」
と言ってチェックイン処理を完了してくれた。

ちなみにこのときの航空会社(チェンナイ-コロンボ)は「akasa air」という会社。この会社はオンラインチェックインの対応をしてなくて、利用者は皆チェックインカウンターに並んで発券してもらう必要があった。

ドキドキの入国審査

ひとまずスリランカ行きの飛行機に乗ることができ一安心。
残る問題はスリランカでの入国審査だけど、そのときも同様にスクショの画面を見せて、もし何か言われたらその場で航空券の支払いを完了させればいいな  と考えた。

実際にスリランカの入国審査で並んでるときは少しドキドキ。悪いことをしてるわけでもないのだけど、審査員がもし厳しい人で、支払いまで完全に完了してなかったことを咎められたらどうしよう、と。

結果は
なーんにも聞かれなかった

ただパスポートと用紙(ビザのためのもので外国人は全員記入する必要があった)を見せただけで、ハンコつかれて「ウェルカーム」って。

なんじゃい。ドキドキを返せ。

その後は、エミレーツ航空のチケット代は支払わずそのまま予約を流して、ことなきをえた。

のちの考察

たまにはスリランカの入国審査員が帰りの航空券をチェックすることもあるのだろうか。asaka air 以外の航空会社はスリランカ行きの旅行者に帰りのチケットの提示を求めてるのだろうか。
わからない。

まぁ、偶然だけどエミレーツ航空を選んで、しかもブッキングドットコム経由じゃなく直接エミレーツ航空のサイトから予約に進んでよかった。じゃなかったらこの「hold your fare」の制度を知れることもなかったかもしれないから。

ありがとうエミレーツ航空   🙏

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