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「好き」を考えるワークショップ、進化中。

GWの真ん中の平日、有給をいただいて個人活動として長野県は松本の信州大学まで出向いて、特別授業として「社会ってなんだろう」セッションをやらせていただきました。考えてみれば知り合って9年ほどにもなるRoute Designの津田さんと、同じくRoute Designの松井さんに興味を持っていただいたことがご縁で、信州大学の中西先生の「ベンチャービジネス概論」履修の1年生のみなさんに90分ほど、お話させていただきました。個人で発案して、これまでB&Bや高崎商科大学、NewsPicksの学生コミュニティなどなどいろんなところから興味を持っていただいて早6回目くらいの実施になる今回は、これまでの反省とかも活かして結構楽しく立体的に体験してもらえたかなあとは思ってます。

ワークショップを真剣にやってくれた信大生の皆さんに感謝

今回、図らずも初めての試みになった点としては「大学1年生」のみなさん対象だったということ。もともとは「就活生に向けて」考えたものだったんですが、考えれば考えるほど本質的な”自分が本当にやりたいと思考していることはなんなのか”という問いとの向き合いのワークショップになっていって、就活以前のそもそもの問いと直面することになる内容になので、今回の1年生の反応にあった「今聞けてよかった」というのは、その通りだよなあと思ったり。これは日本の教育の本当によくないところなんだと思うんですが、「自分がやりたいことを自分で考えて自分で見つけて、自分なりにそれができるように”努力の仕方”から自分で設計する」という感覚そのものがすっぽ抜けている学生さんがとっても多いと感じます。ってか僕自身もかつてそうだったので、偉そうなことを言いたくて書いているわけではなく、これはそういう「自分の好奇心を自分で思考するという領域の存在」そのものを気づかせてもらえない設計に、今の教育や「大人や社会とのかかわりあい方」がなっているということなんだろうと思う。翻って言えば「ちょっとしたきっかけでその思考の領域に気づける」ということでもあるので、この私的取り組みはいつもその可能性や欠落、両方に気づかされるわけです。

大切なのは、自分がしたいことを、自分でわかっていうことだよ。

とスナフキンの名言であるのは本当にその通りだし、これが名言として受け止められるということは、誰でも当たり前のようにできることではないということだと思うわけです。自分的に掘っていきたいと思っているこの領域を「考好学=現代における”好き”という感情の発生の仕方や深まり方」と最近名付けたんですがw、これからも追求して考えてみたいと思ってます。プロジェクトは引き続きます。

※NewsPicks学生コミュニティで実施した様子を、参加していただいた学生ピッカーの方が記事にしてくれるようで、今週末にそちらも公開になります。そちらもよかったら是非!

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