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月イチの八ヶ岳で、教えることと教わること。

先日、長野県は八ヶ岳山麓の富士見町に行ってきた。もう十年来の友人である津田さん主催のワークショップイベント「ignite!」の企画メンターを4月から約1年間、やることになって、その初回に参加するために。移住されて、コワーキングスペース「森のオフィス」を作ってもう7年目とかで、初期の頃からお邪魔している身としては、施設の充実もさることながらそこに行き交う人の数も多様性もどんどん増していって、そのうねりの生み出しっぷりにいつも本当に感服する。何なら定期的に感服して自分も頑張ろうという気を思い出すために行ってる。とか言いながら今回は感服するだけではお勤めにならなくて、Day1のゲストトークも携えて、30人強のセッション参加者の皆さんを前にして50分ほど、インサイトについて基本的なお話をさせていただいた。

教えるのが一番、学びになるとはよく言ったもので、こんなふうに人様の前で話す時間はありがたいなあと、いつも感謝を忘れないようにしたいわけです。その中でもignite!は、いつも都内中心・企業人相手中心の活動が軸の自分からすると、個人事業主から公務員からお医者さん、消防職員まで、放っておくと接さずに日々が流れていくような方々に話を聞いていただく場。いかに自分が話をする上で無意識のうちに「この前提は共有できている」と思い込んでいるか、思い知るにはいい機会なわけです。それだけ色々な職業の方が「企画」という営為に興味を持って集っているわけですからそれだけでも、企画を食い扶持にしている身としては嬉しいわけで、出し惜しみなくお話したら5分オーバーしましたけど、アンケート見る限りはまずまず、面白がっていただけたようで、何よりです。

とかく、都内で企業相手のビジネスをしていると、身内サイドの関係者の人数や利害が膨張して、実は最大の難所は社内にあるってなことはよくある話で。もっと、しれっととりあえず世の中との関係をつないでしまって、そのつながりの中で揉みながら進めながら磨いていくみたいなことができれば、世の中の面白総量みたいなものは上がる気が常々していて。こうして別の経路、別のつながりに、自分の持っているものを還元し、それによってこちらも得るものを得るという、自分と社会が会社を介さずに直結する時間・営為は、誰もが少しは持っていたら豊かになると改めて感じます。ありがたや。

来月いく時は、仕事持っていかなくて済むように前日に頑張り切って、富士見では小説でも読む夜を過ごすチャレンジだわ。新緑の八ヶ岳が楽しみっていうメモ。

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