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なぜ僕はサウナにいくのか

もともとサウナーだったんだなあと。

巷はにわかにサウナブームで、自分も去年、そこに乗っかったような形でいろんなサウナにいった。と思っていたけど、冷静に考えると、違うなと思った。幼稚園の時から通っていたスイミングスクールにサウナがついていて、1時間練習したあとに、シャワーあびて塩素流して、塩もみをして、それからサウナに入るのが行程に組み込まれていたのです。ものすごく自然な流れとして、必修的に入っていたわけで、それ以来、よく考えれば温泉やジム、スーパー銭湯に行ってサウナが入れば、なんら特別なことだと思わずに必ず入っていた。だから、ブームに乗ったんじゃなくて、もともとサウナーだったんだと、ブームによって気づかされたわけです。

自分にとって当たり前のサウナだったので、そこにお作法があったり、独自の文化や催しが細かく発展していたり、そもそもこんなに人口が増えているとは思わなくて、ブームを体感してうれしいようなむず痒いような気持ちになった。それと、何よりも自分にとっては誰とも共有してこなかった内なる風習だったものが、相対的にどんな位置づけになるのか気づかされる感覚が新鮮だった。なので、言語化してみようかなと思って書いてみます。

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サウナは、インナーピースのため。

なんで自分はサウナに行くのか。一言にするならば、「インナーピース=心の内なる平穏」のためなんだなあと。裸になるし、入っている間に何かできるわけじゃないし、スマホもいじれないし、現代社会でこんなに「なにもできない空間」ってそんなにないと思うんです。サウナの良さが分からないという人は、たぶんこれが理解できないんじゃないかな。自分は、自分のペースメークがとても苦手で、情報に振り回されたり人付き合いに疲れがちなので、逆にこの「何もできない時間と空間」がすごく、大切な時間なんだと改めて思うわけです。

高い温度と伝る汗で全身の輪郭を感じたり、深呼吸をすることで自分の肺の広がりを受け止めたり、情報を遮断して自分の心を顧みたり。自分みたいな人間にはそういう時間が必要だったんだなって、なんでサウナが好きなのか追認的に気づけたのです。(だから、派手なロウリュイベントとか、人気過ぎてゴミゴミしているサウナは苦手。TVもいらない)

去年は記録を付け始めてからだけでも40回はサウナに行けて、正直、つらくて大変なことがたくさんあった一年間だったことを思い返すと自分には必要なことだったのかなと思います。今年も回数目標みたいなものはおかないけど、いろんなサウナに行けたらって思います。

※写真は昨年のラストサウナ、星野温泉トンボの湯。超よかった。

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・twitterサウナ記録「サウログ」は、『#サウログ』で見てみてください。

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