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進むしかない②

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?

【50代女性 離婚 子ども高校生】

働かなかった理由を「子育て」に集中し、自活が出来ていない女性のご相談。

いつも言うように、『責めて』いるわけではありません。
が、「原因は何か?」と探って仕舞えば、それはやはり、
『動き出すのが遅かった』と言葉では表現してしまうものです。

子育ては本当に手間がかかるものですが、未就園児でない限り「学校」に通学している時間は、ある意味フリータイムで何をしても良い時間帯です。

もちろん、掃除洗濯買い物食事の支度、を「子どものいない時間」にやってしまおうと考えると、わずか数時間しか残らないでしょう。

でもその数時間の時間の使い方です。

この時間を分析すると「自分の自由時間すら奪うのか?」とMahouに逆ギレされてしまう事も今回相談者の彼女だけでなく多々あります。

では、子どもが自宅に帰ってきたら、何をしているか?と詳しく聞き出すと
「一緒に過ごしている」のです。
その内容は、宿題か?通院か?塾の送り迎えか?
一緒に遊んであげる、抱きしめてあげる。と何一つ間違ってはいない行動。

とはいえ、「至福の時間」です。
やりたくても出来ない、まで相談者は困窮していないのです。
問題は至福の時間を最優先にできる「余裕」がある生活だと、
ご本人たちには「認識」がない。

だからこそ、今回のように「私ばかり何故?」と言う感情が沸き起こるのでしょう。さらに、話を元に戻せば、子どもが手元にいないわずか数時間の自由時間は
「自分のために使いたい」と考える。

その結果、社会復帰が遅れて手強くなっているのです。

その数時間、資格取得の勉強をしていれば。
その数時間、パートタイマーに出ていれば。
その数時間、体を動かし体力をつけておけば。

でも、結果的に相談者の彼女は、
「子供のため」に「ママ友との活動(PTA含む)」を勤しんでいました。
もちろん子どものための情報収集や心配りは大切です。

実家からの役員手当がなかったら、きっと離婚前から働いていたと想像します。

ようやく働き始めたパート。
誇りを持って続けていますが、シフトがどんどん減らされていきます。
今のパート先に勤められたのも、たくさん応募してやっと決まったもの。

パソコン作業や接客が苦手な彼女は、「売り子係」がメイン。
今流行りのコーヒーチェーンですが、気が付けば周りのアルバイト仲間は
みんな子どもの世代。

相談者の彼女は、一見若く見えるので、その実力で実年齢をカバーし合格したのだろうと、推測します。

ですが、中身は50代。
メニューも見えないし、覚えるのも遅い。
「丁寧に心を込めて」対応するが、周囲には「迅速」には見えない様子。

それでも「この仕事はやりがいがある」と
他の仕事に合格しなかったからこその「執着」を見せながら
「辞めたくない」を連発します。

そして、「どうして私ばっかり」
「あの人は私のことをどう思っている?」と質問をしてきます。

皆さんだったら、どんなアドバイスをしますか?
かなりリアルな情景ですが、ちゃんと脚色しています。
(ご本人が読んでも判らないようにしておりますので、心配なさらないように)

続きます。

タロットMahou


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