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進むしかない①

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?

【50代女性 離婚 子ども高校生】

10年前にやっと離婚が成立し、価値観が不一致だった結婚生活を終えました。
養育費等で揉めたものの、裁判を絡めて確定した最小限の養育費(教育費)は
そんな夫でもきっちり払ってくれています。

とはいえ、振り込まれる額は「教育費」へ充当すれば消える額。
自分自身の生活費の補填にはならない額です。

その当時から鑑定をさせていただいています。

そんな彼女、、、50代にもなり体力の限界も感じ、自分のパートタイマーだけでは
二進も三進も行かなくなりました。

「なぜ私だけ、こんな目に遭わなければならないのか?」
この数年の相談内容はここに行き着きます。

とはいえ、こちらの相談者さんは、ご実家が事業をしていらっしゃいますので
覚悟をして戻れば、生活はできる環境。

ですが、ご実家との仲が思わしくなく、帰らない決断をして現在に至ります。

毎回嘆き悲しむ彼女。
相談者のお話に耳を傾けるのも、占い師としての役目。
そんな数年を過ごしてきました。

でも、いよいよ押し詰まってきた様子で、彼女のメンタルは荒れ始めます。

「どうして私ばっかり」

タロットは言います。
『自分が選んできた人生だ』

そう、彼女は何度も実家に帰ってくチャンスがあったのに
「子どもの教育のため」「しっかり育てるのが私の母親の役目」と言い続け
数年前まで専業主婦のまま、実家の『役員手当』と元夫の『養育費』で
生活をし続けていました。

彼女の努力があってこそ、お子さんは素晴らしく優秀に育ちます。
Mahouも見守りながら、お子さんだけではこの結果は残せなかっただろうとも
認めています。

とはいえ。。。?

子どもは当たり前のように「自分の世界」が生まれます。
自分の世界の中には「母親の存在」は蔑ろになります。
とても健全な発育だと思いますが、相談者の彼女は納得が行かない。

「こんなに私が節約をして、子育てしてきたのに」とMahouの前では
怒りを露わにします。

しかし、現実的には「暇な時間」が増えていきます。
貯金も底を付きます。

実家の事業に戻ろうにも、自力で就職しようとしても
20年以上資本主義社会と隔離された生活は、さまざまな文明の力に
50歳からは知力、体力共にあからさまについていけません。

ようやく入れたパートのお仕事も、シフトが減らされてしまいます。

彼女の鑑定は毎回
「どうして?」
「パート先の所長は自分のことをどう思っているか?」
「実家の兄弟は自分のことをどう思っているか?」
の連発です。

『パソコンの入力を学ぼう』と提案しても
「最新機種が買えない」
『図書館で本を借りて読もう』と提案しても
「老眼で目が厳しい」
と、どうにも元気つけられません。

最後には
「Mahouさんは強いからなんでもできるんですよ」と捨て台詞。
(同じシングルマザー同士)

あなたの周りにも、こんなタイプの方いらっしゃいませんか?

明日は一緒に考察しましょう。
続きます。

タロットMahou


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