スーツケースをこよなく愛するはなし 私とリモワ

旅の相棒ともいえるスーツケースやバッグに、思い入れはありますか?

私はめちゃくちゃあります。一つ一つ、使うのが勿体ないぐらいに。その性質上、どうしても空港で雑に扱われたり、風雨にさらされたり、ボロボロになるかもしれないリスクを背負った存在であっても。今日はそんなスーツケースの話。

リモワとの出会い

リモワのスーツケースと聞くと多くの人がまず想像するのが銀色のジュラルミンケースだと思う。

頑丈で、シンプルで普遍的なデザイン。カラーは一部の限定版を除けば一色であり、多くの人が持ちすぎているので、他の人と個性を出すためにステッカーを貼るのが多いのもその特徴のように思う。年数を重ねて自分だけのデザインのスーツケースを作っていくようで、それはそれは素敵なもの。

でも、実はジュラルミンケースは持っていない。代わりに親は持っていて、一度だけ北米旅行に行くのに借りたことがあるのだけど、自分の旅行スタイルにはあまりにも合わなくて断念してしまった。

頑丈な作りという特徴はその反面、重いのである。ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港から市内へ地下鉄移動する際にスーツケースを引きずってとても苦労した。

アメリカはまずほとんどの場所に階段しかないし、改札口は人が入る想定しかされていない。日本のような自動改札を想像してたら、甘かった。昔ながらの手押しのバーで通る改札で、それがとても狭い!どうやって出るか少し途方に暮れてしまったほどだった。やっとの思いで改札を抜けたら、地上までの階段の長さにまた一瞬気が遠くなった。

ファーストリモワは北米限定ピンクのサルサエアー

そんな体験を経て、自分がリモワを買うなら一番軽いサルサエアーにしようと決めた。

ポリカーボネート製だとカラーバリエーションがいくつかあるので、さんざん調べた結果、ハワイのアラモアナで北米限定カラーのパールピンクのサルサエアーの大きいサイズを購入した。90か100L近かったと思う。

嬉しくて、大のお気に入りになった。空港で汚れて帰ってきたら律儀に中性洗剤で拭いたりしていた。

だが、保証期間の5年よりも、早くお別れすることになってしまった。

たまに重みを上からかけてしまったりしたせいか、角の部分にヒビが入りはじめ、部分的に欠けてしまったのだ。見た目にも美しくないし、雨が降ると浸水する可能性も十分にある。

悲しいけれど買い替えをしなきゃな、と思い、お別れをすることになった。

韓国限定のサルサをget

そうしてたどり着いたのが今のスタイル。

リモワのカラーバリエーションを見ると、標準では私の好きなピンクや紫が入っていない。

たまに新色が発表されるものの、あまりにも好みの色が出てないのでサムソナイトに浮気しようか、エースにしようか…なんて迷っていた頃。

韓国限定で「キムヨナモデル」と呼ばれる、ラベンダーカラーのリモワサルサがあることがわかった。

サルサエアーと同じ素材であるものの、エアーよりは若干重くしっかりしているので、ひび割れリスクも減りそう。これはいい。

そんなけで、気付いたらスーツケースを買うために韓国のソウルに飛んでいた。

グアムでパールピンクのサルサエアーと再会

さらに、いつか泣く泣くお別れしたパールピンクの北米限定サルサエアーがグアムで販売されていると知った私は、飛行機のマイルもあったのでグアムにもスーツケースを買いに飛んだ。

いずれも日本からショップに連絡して在庫を取り置きしてもらうほどの気合の入れようだ。

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かくして、現在の相棒はリモワ2台となった。

正直言って、この2台が可愛すぎて、預け荷物にラッピング禁止のアメリカに行く時は極力使いたくない。スーツケースの存在意義からすると本末転倒な感じもするけど…

アメリカ以外の国に預け荷物で持参する時は、面倒でも必ずスーツケースカバーをつける。おかげでまだだいぶ綺麗だ。

世界一周が私の次なる(数年越しの)野望だけど、その時はどうしようかなあ…。その時は親から、安っぽいビジネススーツケースでも借りようかな。

と、ここまでさんざんリモワ愛を語ってきたけど、もし自分でスーツケースを転がす必要がないほどリッチなご身分になったら、いつかグローブトロッターがほしいな、なんて思ったり。トランクのデザインは永遠の憧れなのです。

とにもかかくにも、旅を想像させるスーツケースは可愛いお気に入りのものを常に手元に置いておきたいな、と思ったのでした。

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