スンゲー奮発して姪っ子連れてった高級店で、両腕タトゥーの怖すぎるお兄さんに絡まれた話

突然の刺客来襲

先日、大学を卒業したばかりの姪っ子が彼氏と一緒に東京へ遊びに来ました

卒業祝いもまだだったし、ここは一つ奮発して美味しいご飯を食べさせてあげよう!!と青山のウルフギャング・ステーキハウス シグニチャー🥩に

超高級な装飾にうわぁー、なんか映画みたい!!!
と目をキラキラさせながら店内ではしゃぐハタチそこそこのカップルはめちゃくちゃかわいくて

「ぼくもいつかお金持ちになって、〇〇ちゃんをこんな素敵なお店に連れて来ます!」なんて話す彼氏はさわやかでまるでキラキラ映画から飛び出して来たようなピュアさで、キュンキュンしておりましてん。

 夢がいっぱいの2人は、わたしがハリウッドで修行してたときの話に興味津々で「いつ行ったの!?」「なんで行こうと思ったの!?」なんて話で盛り上がっておりました。そして、わたしが吉祥寺の映画館で「インディペンデンスデイ」を観て稲妻が走ってこりゃーハリウッドに行ってウィル・スミスに会いたいって思ったって話で盛り上がっていたら、パーティションの向こうから男性が現れた!


「あのさ。ジロジロ見るのやめてくれません?すげー気分わりいんだけど、なんなんお前」

ヒーロー見参!

ちなみにパーティションはすりガラスなので、私たちの方から向こう側は全く見えておらず、ジロジロどころか全く見てないため、全員がキョトン。

その男性、両腕にタトゥーあるのだけは分かったんですが、タトゥーだらけの男子とかつて付き合ってたので普段はなんの偏見もないけど、いきなり絡まれるとタトゥーの圧力は底知れず、めちゃくちゃ怖すぎるわけです。

しかもその男性、まさかのうちの20そこそこの姪っ子めがけて絡んできたから狂気がやばい

私が若いころって、そういう因縁はだいたい不良同士がオラーってやってたから、そんな怖い男性が20そこそこの女の子に「こっち見んじゃねーっつってんだ!」と言いがかりをつけてきたことにもビックリだし、「見てないし、見えてないです」って言えば言うほど向こうはヒートアップして「いや見てた見てた見てただろ、見てたじゃん、見てたし、見られてたし、なんなんなんなんマジですげー不快なんだけどなんなんマジでアア????、」って怒涛の返し。待って、この流れ、めっちゃこないだ別府ブルーバード映画祭で上映した「ケンとカズ」じゃん、、、。

テーブルの上には肉切るナイフあるし、この人逆上したらヤバそうだし、警察呼んで逆恨みされるのも嫌だし、マジでどうしよう、このままどっかに拉致られたりとかしたらどうしよう、、、と最悪な状況を想像してナイフもカチャカチャ震えていたのですが、、、、


「お客様、どうかなさいましたか?」


と異様な事態に気付いた店員さんが、うちらのテーブルにすっ飛んできてくれました。


神!!!!!!!!!泣



神様ーーーーー!助けてー泣泣

しかも、店員さん、クッソ体格いい!!!!!
たぶん身長190センチくらいのマッチョで
こんな時に一人はいてほしい
神レベルの体格の良さ!

とはいえこんな出口のない押し問答を続けるのも
嫌だったので



「もう席移動したいです泣」


ってお願いしたら

「分かりました、すぐにご移動を!」

ってその体格いいスタッフさんが怖い兄さんと私たちの間に盾みたいにして入ってくれてる間に、マネージャーさんがササ〜ってわたしたちを別の席に連れてってくれました

神対応のスタッフさんに泣く

席移動した後は、飲み物とかも全部新しいのにしてくれて
話しかけてきてくれたり

とにかく気を遣いまくってくれて泣

とはいえ、めちゃくちゃ怖すぎて
ナイフ持つ手がカチャカチャ震えるくらい
恐怖だったし、その後もまたこっち来たらどうしようとかすごい怖かったのですが

ふと気づいたら、その体格いいスタッフさんやマネージャーさんがまるで防壁のように私たちのテーブルの近くに並んで立ってくれていて、ほんっとに心強かった

その後も「あのお客様は今帰られましたから安心してくださいね」って言ってくれた上に、「もしこの後なんかあったらすぐ電話ください」って電話番号も教えてくださり、名刺までくれて感謝しかありませんでした

突然の暴力は本当に恐ろしい

せっかく東京で初めて行った素敵なお店でのお祝いご飯を台無しにされちゃった姪っ子ちゃんたちには申し訳なさしかないのですが、お店出たとき「怖かったね、、」じゃなくて「スタッフさんが本当にカッコよかったよね。勇気あるよね。私だったら足がすくんじゃうよ」って話していてホッとしました

彼らが言う通り、いくらお店のスタッフさんでもああいう状況の中で躊躇なく足が動くって本当にすごいと思う。

誰も助けてくれないってすごく怖いし、最近、朝の新橋のコンビニで因縁をつけられて殴られた男性が、そのままお店に連れて行かれて亡くなった事件を見たとき、自分が体験した恐怖を思い出しました

本当に気の毒だし、全く知らない人から殴られ続けるという恐ろしさを想像しただけで涙が止まらないくらい痛ましいです。いまテレビつけたら、お金返す返さないのことで盛り上がってるけど、私はどうして朝の8時という人がいっぱいの通勤時間に殴られ、連れていかれる途中で本当に誰も気づかなかったのか、なにかできることはなかったのか、もしも怖くて混乱した時、どうしたらいいのか、それに自分が同じ目に遭ったときにどうすればいいのか、そういう命を守るための議論をもっとしてほしいと思う

ほんっとに怖かったし、体が硬直して何もできない自分が悔しかった

妄想リベンジタイム

それにしても家帰ってからどんだけ私が悶々としてたかってことですよ。やっぱりハタチそこそこの女の子をあんな風に威嚇するのは不良の風上にも置けないし、私がこれまで見てきた不良の先輩方はぜったいやらないもんね!!! 一般人を巻き込まず、みんな喧嘩が強い不良同士でやりあってたもん。あーーーーー、私がもっと強ければ怒れるのになーとまた悶々。

ちなみにめっちゃ余談ですが、こういう悔しい時があったとき、私は結構妄想を膨らましてリベンジを妄想の中でかますタイプなので今回も一人妄想でこの悔しい気持ちをひたすらに消化しました。

たとえばこの日の翌日、久しぶりに小沢仁志兄さんや山口祥行兄さんとお会いしたので

あの怖いお兄さんがオラーってきたら、お2人と一緒だったバージョンで妄想スタート! たぶんオラーってきた瞬間に、あのお二人に「あー?」って言われますね。私の予想ではあのお二人に睨まれればどんな人でも大体おしっこちびるので、きっとお兄さんも退散したはず!!

そしたらあたしはテーブルで憧れのかたせ梨乃みたいに足組んで

「弱い犬ほどキャンキャン吠えるわぁ、あーうるさ。ホホホ」 

って笑うのさ


爽快じゃ!!!!!

もうあの日から、思い出せば思い出すほど悔しいし腹立たしいのでこんなことばっかしています


それにしても
あの日、あのとき私たちを助けてくださった
ウルフギャング青山の皆様

本当にありがとうございました😭






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