見出し画像

養生は自信の貯金

養生=生命を養うこと
欲しいものがすぐに手に入る現代に、直ぐに結果のでない養生を何故するのか。
私の答えは自分のからだとこころを信じるため。

養生は地味です。
毎瞬の心身の変化を感じながら、傾きを一つ一つ元の心地良い状態に戻してあげる。傾きが大きな場合は壮大な時間が必要になることも。
そしてコツコツと養生を続けていても時には病気になってしまうことだってあります。

そもそも養生を大切にしようと考える人は自分や大切な人が体調を崩す経験をされた方が多いのではないでしょうか?
日頃、「〜さんは好き勝手に生きているのにいつも元気で羨ましい」などと耳にすることがあります。
養生で大切なのは からだ だけでなく こころ も大切にすること。
こころの底では望んでいないのに、こうした方が良いからと自分の気持ちがのらずに行う養生は効果を感じることが出来ないと私は思います。
その場合にはまず最初に自分を素直に大切に出来ない理由を時間をかけて探してみる。
急いで答えを見つけようとしなくても少し意識して過ごすと、無意識に自分の中に何らかの否定的な感情が眠っていた事に気付くかもしれません。

究極はやってもやらなくても、自分が納得していればどちらでもいい。
ただ、養生は深いのです。
小さな養生を少しづつ続けていると自分との関係が良好になってくる。
生まれ持った からだとこころ のキャパシティを理解して、自分が出来ないことを受け入れることで心が安らぎ、自分にできることが僅かでも他人へと影響していると知ることができる。
そのことに気付くとこの世にたった1人しかいない、今世の相棒である自分を大切にしようという想いに自然と繋がるような気がします。

その積み重ねがゆっくりと信頼を創り上げ、困難な時を受け入れられるパワーをくれて、ある時振り返ったら自分を信じられる最後の種火になる程の支えとなるように思うのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?