「できる」という心の羅針盤:情報格差を乗り越え、可能性の海へ
昨今話題に上がる「情報格差」。皆さんも、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
少し難しい響きもしますが、最近私は、あるスマホゲームを通じて、この「情報格差」が秘める可能性と、それを乗り越えるための大切な視点について、改めて考えさせられる出来事がありました。
複雑すぎるゲームルールに困惑! 誰もが味わう「情報過多」の壁
それは、ゲーム内に実装された、複雑なルールが絡み合うミニゲームがきっかけでした。
実装された当初、何となくぽちぽちとプレイしてみたものの、ルールが難解すぎて、全く理解が進みません。運営の配布しているルール文章は長文で非常に難解であり。色々触っても無反応…
「うーん、これはバグかな…?」と、プレイするのを諦めてしまったほどです。
ところが後日、全体サーバーのランキングを見てみると、信じられない光景が広がっていました。なんと、一部のチームが、驚異的なスコアを叩き出していたのです!
「え、どういうこと…? もしかして、このミニゲーム、そもそもちゃんと遊べたってこと??」
驚きの中、私は再び運営の難解なルール説明と格闘しましたが、やはり理解は深まりません。そこで、話題のAIチャットボット「ChatGPT」に助けを求めることにしたのです。
すると、ChatGPTは私の期待を裏切らず、複雑なルールを驚くほど分かりやすくまとめてくれ、さらに具体的な攻略法まで提示してくれたのです。
そしてこの時、私はある重要な事実に気づきました。
ここまでの流れに辿り着くことができたのは、
「そもそもそのミニゲーム、「できるもの」なんだ」と認識できたからではないかと。
大多数の人が陥る「情報過多」の罠
実は、このミニゲーム、全284チーム中、この時点で実際にルールを理解しプレイしていたのは、わずか5チームでした。
つまり、ほとんどの人は、そもそも何をするゲームなのか理解できず楽しむことができなかったのです。
なぜ、このような事態が起きてしまったのでしょうか?
おそらく、多くの人は、こんな風に感じていたのではないでしょうか。
ルール説明が難解すぎて、読む気力すら起きない…
なんかめんどくさそうだからいいや…と、スルーしてしまう
バグだと思い込んで、運営の対応を待ってしまう…
情報過多な現代社会では、いちいち一つのことに集中して取り組むことをまずしません。少し触ってうまくいかなかったり、情報に圧倒されれば、いわゆる「思考停止」や「スルー」に陥ってしまうことが少なくありません。
「できる」と信じた者だけが、その先の世界を見ることができる
興味深いことに、今回そもそもプレイできた5チームのうち4チームは、グループの中で互いに競争し、おそらく運営が想定していたであろう「ゲーム」をそのグループの中でしっかりと楽しんでいました。
これはおそらくいわゆるガチ勢のチームがあり、その動きをみたチームが「これはゲームとして成り立つぞ」と切り替わったのがあの難解なルールシステムを理解する重要なキーになったんだと思います。
これはまさに、「できる」という前提のもとに行動を起こした人だけが、情報の海を越え、新たな世界を体験することができた、という証と言えるのではないでしょうか。
「できる」って信じる気持ちが、世界を広げてくれる。
毎日のように、たくさんの情報が流れ込んでくる中で、私たちは無意識のうちに、「自分には無理だ」「なんか難しそう」「面倒くさそう」… そういったフィルターを通して、有用な情報を選別しているのかもしれません。
確かに、情報過多の現代社会では、すべてをくまなくチェックすることは難しいし、面倒くさくなってしまうのも無理はありませんよね。
ですが、「これは自分にも理解できるかもしれない」「もしかしたら、すごいチャンスかもしれない」…
まずは「できる」という前提で、情報と向き合ってみること。
その小さな心の変化が、あなたの人生を大きく変える力になるかもしれません。