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娘が生まれたあのとき

先日娘が4歳になりました。妊娠していた期間は今思い出しても本当に辛かった。

食べては吐いて、食べなくても吐いて、今すぐ食べたいと思っていたものが3分後には見たくもないくらい嫌になる。

もともとひどかった乗り物酔いが妊娠を機に悪化して、車にも電車にもほんの少しだって乗っていられなくなった。

そんな感じだったのでメンタルもゴリゴリ削られ、自分が産まれてくる子を可愛がれるのかも自信が無かった。

でもこっちの意思なんて関係なくお腹の子は成長し続けるし、時が来たら生まれてくる。

そして娘が生まれた。それまでお腹の中にいて、会ったこともなかった、その子。

もちろん話したこともない。数時間前まで可愛がれる自信がないとか言っていたくせに、なぜか初めて会ったその瞬間から間違いなく私は娘が大好きだった。

4歳になり、これまでの育児は“お世話”で、それが“教育”に切り替わってきたなとつくづく感じる。

会話が成り立つようになり、自分の意見を伝えてくれる。個性がハッキリと現れてきていて、友達との世界もある。

今まで赤ちゃんだった私の大好きな娘。赤ちゃん本人の記憶は大人になるにつれ消えていってしまうけれど、私が代わりにずっと覚えておくからね。

これからは娘と私の両方に記憶として残る、今までよりさらにピースフルな日々を送っていきます。

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