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コロナで流行のワーケションは海派か山派か?もしドストエフスキーが海派だったら!〜天声珍語シリーズ〜

「新型コロナウィルス感染拡大防止策」としてリモートワークが浸透。都会から地方への移住や別荘でのワーケーションが流行っているそうだ。

想像してみる。
例えば…巨大なコンクリートボックスのような会社を離れ、陽光降り注ぐ海辺のテラス。リラックスはできそうだがビーチから漂う⛱コパトーンの香りに心が浮き立ち、何事も詰めが甘くなってしまいそう。
あの世界的文豪ドストエフスキーだって、この環境下では名作「罪と罰」を世に送り出せなかったに違いない。太陽を浴びると「幸せホルモン」とも言われるセラトニンが分泌されるらしい。「罪とは何か?」「罰とは何か?」など
突き詰めて考えられるだろうか?気分が上がり「四六時中も好きと言って♪」とサザンオールスターズの「真夏の果実」を口ずさんでいたかもしれない。

では高原はどうか?清浄な空気、梢を渡る緑の風、BGMは小鳥のさえずり…。
考えただけでストレスが霧散し仕事に集中できそうな気がする。
そう言えば…浅見光彦シリーズで有名な推理作家の故.内田康夫先生は軽井沢在住だった。手の込んだアリバイやトリックを生み出せたのはフィトンチッドで溢れた森の恩恵もあったかもしれない。

「コロナ前」は軽井沢や八ヶ岳でのPC仕事は大作家の特権だった。しかしリモートワークが
定着した今、都会にしがみつく必要がなくなり、「森の熊さん🐻」ならぬ「森のサラリーマン」が増えているらしい。
先日、軽井沢の「森のサラリーマン一家」を訪ねた。心身共に快適とのこと。
テラスから眺める森の景色に浄化され、「風立ちぬ。いざ生きめやも」とポール.ヴァレリーの
詩句が心に浮かんだ。

良い決断だったと私には思えた。
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