小説「ダンボールに就職するダンボール姫」

おい!!なあなあお前だよお前お前おおおお大オオ大おお大おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお尾おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお


私の3倍の身長の異性の先輩によるマウンティング嵐が毎日続くため辟易としていたが、だいぶ後輩の KEITAくんが私を可愛がるので少々励まされて、相変わらずの先輩のことは自分の頭のなかのたんこぶにぶちのめして毎日の就業をやり遂げることはぎりぎりできた、でも

明日わたしはこの仕事を辞めます。

次の仕事はーーー?と、会社の事務員を1年勤め上げて結婚を理由に辞職したけどやめるもなにもそんなことできないよといつも言っていてわたしのことをいつも可愛がらない同期が語尾を伸ばしながら鼻の下は伸ばさずノバラのようなイデタチで聴いてくるので、たいしたことないなこいつと思いつつ鼻で笑う勇気はなかったのでこいつ以下かと俺、とため息をつきそうになった。

わたし、仕事やめて、

ダンボール箱に住む。


ダンボール生活をしたらいやな仕事一切せずひたすらダンボール生活で生き延びていく方法を模索するひまもなくただひたすら死なないのを目標にゆらゆらと生きていく。大嫌いながら長らく続けた仕事なので手放すにはそれなりの覚悟を要しました。人間相手の仕事ではないはずなのに毎日人物たちに虐げられるよりはダンボールを可愛がりながら息してたほうが増しジャンと思ってわたしなりに生きるというよりは死なない程度を目指してるだけなのに、我慢ならん。なんでわたしがダンボール?って、思うときもあって。


3ヶ月悩みました。


ダンボール生活をするためには、それなりに工夫が必要でした。

でも、三ヶ月の考える時間があったのでそれなりに周りを観察してみたんですけど、だいたいのやつらにはダンボール生活をする覚悟がなかったので、わたしはその根拠のない自信のおかげでいまがある。いまからこの一歩で会社を辞職。つまり一歩外にでたらわたしは無職のダンボール姫だ。

ひーめひーめひめだんぼーる

だんぼーるのなかやってきた

ひーめひめひめだんぼーる

あしたしなないおんなのっこ~~

と、大嫌いな先輩がてんぱりながらわたしの一歩を狭めて通れないようにしてきたの!うざああああい。。


「先輩。どいてくださる?

だいたい、なんなんですか?自分の人生と向き合う自信ないからってわたしの人生にいつも口出ししてくるけど、暇つぶしそれしかないのかなー?毎日毎日、お前の憂さ晴らしでこっちはタバコはじめたり酒のんだりユーフォーキャッチャーしたり自分なりにガス抜きしてきたけどな、お前といるのもう限界よ?もーーーー限界よ??だめもとで聞いてミルけどお前がやめろ???ムリか、お前俺ほど覚悟ないもんね。やめるって覚悟の繰り返しなんよ。それわかった????うん、どいてね????」

どいてくれない・・・・・・。

先輩は言い返そうと必死でしたが、開いた口がふさがらないみたい。口の中に空き缶を入れた。「がぶ飲みしてろ」

どうにか抜け出せた。


ここまで来るためには、それなりの日常があってこそでした。

これから幾億もの蓄えをもって人生を安心して謳歌することはできないでしょう。ダンボール姫なりに事実婚とかして生きていく覚悟を、ハラは決めたんで。あざした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?