真昼野ゆず子♯通信

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「君は、バイトより漫画描いたほうが世界を救うんだよ。」

外は大雪が降っている。 昨日わたしの車は廃車にしてしまった 大雪のなか運転してスマホをいじっていたらブレーキを踏むのが遅くなって前を歩いていた美少女を轢きかけて車がスリップしてガードレールにぶつかり車はボロボロになり廃車になった 月収七万円のフリーターの分際であるにもかかわらず田舎生まれであるという宿命のせいでムリをして車に乗っていたが廃車になったしがんばって大雪でも歩くなり家で過ごすなりしてみようと思った しかもわたしはコロナにかかってしまっているらしいので外に出る

    • たくろうのお話

      たくろうは、まつげを切り落とした。 たくろうは、くびになったこんびにの前で、ストロングゼロを飲みながらねることにした。 たくろうは、そのまま三日間、こんびにの前で寝た。 そのあいだ、いろんなひとに踏まれたり、灰皿であるかのようにタバコの灰をかけられたりしたが、たくろうは平気だった。 たくろうはゴミみたいにあつかわれることに慣れてたから。 こんひにで働いていやなことがあったけど続けられたのは、賞味期限切れのサンドイッチをもらうため、それだけだったのに、サンドイッチをも

      • 中途半端な自分のまま30歳になるということ

        隣の芝生は青く見える。よくあることだ。 続けてきたことがないわけではないが、そのひとつひとつが自分にとっては浅いままなのに年齢と脂肪ばかり重ねていってしまっているような気がしているまま30歳になろうとしている。あと8日。 なにが足りなかったのか、と一言でいうと「努力」かもしれない。「たったひとつの武器」=これだけは胸張って特技です!といえるものが30年も生きてるのにない!!!!!でも、ない、ない、言っていたって絶望とためいきだけの記事になって切ないので30歳になってからでも

        • 突然の告知(ライブ二本立て)

          突然ですが告知します!! 6/29 富山市チャーリーズスタジオにて「プロゲキ!」 ユニットにて出演します。14:00/18:00 7/7 名古屋にてびすめたるさんと対バンライブ。18:30

        「君は、バイトより漫画描いたほうが世界を救うんだよ。」

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        • ゆず子の小説くらぶ
          16本
        • ゆず子の詩たち
          7本

        記事

          昨年末から、愛犬や恩師が亡くなり、大きな地震が地元で起きた。それからは、悔いのないように、とかいつ死ぬかわからないという意識を持つようになった。他人の目を気にしても、我慢しても、いつか死ぬ。会えなくなるひともいる。そう考えたら、歌いたい歌も変わってくる。お金の使い道も変わってくる

          昨年末から、愛犬や恩師が亡くなり、大きな地震が地元で起きた。それからは、悔いのないように、とかいつ死ぬかわからないという意識を持つようになった。他人の目を気にしても、我慢しても、いつか死ぬ。会えなくなるひともいる。そう考えたら、歌いたい歌も変わってくる。お金の使い道も変わってくる

          今年の占いによると・・・

          占いが好きだ。 しかも結構いろんな占いが好きだ。 算命学、ルノルマンカード占い、星占い、手相占いとか、いろいろ好きなのだが、 星占いによると今年は、社会で目立って活躍するというよりは、 プライベートが充実したり占いを楽しんだり引きこもったりしたくなるらしくて、 なんとなく当たってると思った。 星占いには、1年の運勢をうらなえるソラリタ図というのがある。 ソラリタ図で調べると先ほど書いたような今年の運勢とか運気の傾向がわかる。 1年ごとに運勢がまったく違うこともあれば、次の年も

          今年の占いによると・・・

          ナルシストおんな

          自分の顔を動画に撮るのが好きだ。鼻水が止まらない。でもナルシストは止まらない。あーねむい。しゅるしゅるとこれまでの形が崩れていく、溶けていく、ひとりでスポティファイを聴く。女の子たちの歌を聴く。推したちは、全員別々の道に散っていった。もうどこにいるかわからない。そのときわたしの瞳にいたのは間違いないはずだけど、なんかもう薄らいでいって、思い出せる。結婚した。1人の時間を作って書いている。弾き語りが上手くできない。弾き語りができるひとに憧れるし、歌一本でいくひとにも憧れる。いつ

          逝ったお友達たちへのお手紙。つまり、ラブレター。

          お元気ですか?わたしは仕事の帰りに公園でこのノートを書いてます。生きてるひとたちへの言葉も大切ですが、逝った皆さんに今日は手紙を書いてみようと思います。これに意味があるのか?なんてわかりません。ただ、なんとなく、友達にも読んでほしくて、というエゴもあるかもしれないけど、とにかく書きたい。 逝ったあなた一人目は、あなたです。あなたは、昭和生まれで昭和男児ってかんじでした。ちょっぴり昭和らしすぎる言動もあったけど、いつもわたしにチャンスを与えようとしてくれて、わたしの過去にも興

          逝ったお友達たちへのお手紙。つまり、ラブレター。

          メンヘランド(小説

          「あみちゃんはリスカ中毒、さなちゃんはPMSなのにふたりとも正社員で頑張ってるんだよ。ゆずも、正社員なりなよ。意外といいらしいよ。」 けいこが言ってきた。 無職実家住まいになってからは、障がい年金だけで生活してるので、実家が毎日荒れ果ててるけいこは、わたしが働きもせず実家のごはんを食べながら、男に送り迎えしてもらいながらお金のかからない生活をして田舎に住んでて車持ってなくて、なんかとにかくちゃんとしてないって思って、それときどき説教してくるんだけど、 わたしは、けいこみた

          メンヘランド(小説

          田舎在住のアラサー女だが、いまいちど男尊と女尊について考えてみた

          知り合いのおじさんから、結婚しないの?パートナー見つけたほうがいいよ、と言われた。中華屋でチャーハン食べてたときだった。 まず、余計なお世話だし、あんたこそ結婚してろくに奥さんも大切にしてないくせに幸せにできてないくせに結婚しないの?とかよく言えたもんだね!つーかそれ、セクハラだからな?? と、言い返すことが出来なかったから、ずっとわたしはそのことをモヤモヤしながらも、そのおじさんは悪気がないから、いまさら言い返すこともできず、掘り返すこともなく、何事もなかったかのように

          田舎在住のアラサー女だが、いまいちど男尊と女尊について考えてみた

          29歳歌い手フリーター女と36歳の役者兼旅人女性は親友です(tel友)

          ひょんなことから地元で出会った7歳差の女友だちを持っているわたし。 前まではおなじ富山県に住んでいたのだが、37歳のNちゃんが北海道に数ヶ月ほど旅立つというのでいまは遠距離恋愛ならぬ遠距離友達となったが、週1以上の長電話は欠かさず続いている。 そんなふたり、年齢は7つほど離れているがこんなに長電話できるのにはいくつかの共通点なあることが理由かもしれない。 ・地元が富山県で、お互いに進学や仕事のためなどの理由で上京したことがある ・お互いに演劇や音楽が好きでカラオケも大好き

          29歳歌い手フリーター女と36歳の役者兼旅人女性は親友です(tel友)

          29歳おんなの焦ってるだけのひとりごと(恥ずかしいので有料です)

          (もがくアラサー女の焦ってるだけの独り言です。537文字だけです。恥ずかしいので有料にします。)

          ¥300

          29歳おんなの焦ってるだけのひとりごと(恥ずかしいので有料です)

          ¥300

          【アラサー小説】のえる、わたしを嫁にしませんか?

          のえるくんへ。 久しぶりにお手紙をしたためます。 わたしね、のえるくん、大変なことになっちゃったの。 そしたらね、とっても暇になっちゃったの。 暇で、お金がない。暇すぎてつらいぐらい暇になると、人間って、手紙を書いちゃうのかしら。 わたしって、もともとはお嬢様だったじゃない?それで、中学生のときは、のえるくんと結婚するんじゃないか?とか、学校中で噂になったじゃない?それで、いま、30歳を越えて、わたしはのえるくんに手紙を書いてます。お嬢様だったのだけど、父親の会社の経営

          【アラサー小説】のえる、わたしを嫁にしませんか?

          北陸と関東に知り合いが増えたなぁとしみじみ。

          ときどき都会に行きたくなる。都会の人混みにいると落ち着く。というより、知らない町に行きたくなる。知らない町なら、田舎でもいいから。地元には知り合いが増えた。親友は北海道に行った。LINEで逐一連絡をくれる。わたしは石川県が好きだ。でも来週、東京さに予定があって行ってくる。石川県にもいつの間にか知り合いが増えた。昔は知り合うなんて予想もしてなかったひとたちとたくさん出会った。そのひとたちの安否を気にしながらも、自分の可能性を試しに行ってくる。東京にいくのに、行きたい町が思い浮か

          北陸と関東に知り合いが増えたなぁとしみじみ。

          大切な二十代の時間を

          大切にできていなかった方だと思ってる。 かといって、どうするのがよかったのかなんてわからない。そしていまもわからない。残りの二十代なんてあと半年。これまでよりギアをあげて、流されながらも、やりたいことをやるのみ。そのために、やりたくないことや、一緒にいたくないひとといる時間は無駄。やりたいことにはなかなかチャレンジ出来ずにいたが、そう言っている場合でもない。だってあと半年だぞ。お金や距離はなんとかなる。健康と時間と勇気との戦いだ。

          大切な二十代の時間を

          「女の子」には終わりがあるから、焦りまくってなにかが始まる

          終わりがあるから、始まる。 ゴールがあるから、もう出来なくなっちゃうかもしれないから、もう会えなくなっちゃうかもしれないから、同じことは実現しないかもしもしれないから。 でも、それが終わると、またなにかが始まるかもしれない。それが階段を上がることになるかはわからないけど。 29歳の終わりが見えてきて、わたしがオバチャンに近づいても、わたしはずっと童顔でビッグベイビーのまままかもしれないけど、もう20代には戻れない。そのかわり、新しい30代の、お姉さんで、オバチャンになって

          「女の子」には終わりがあるから、焦りまくってなにかが始まる