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短歌結社 まひる野
2021年5月6日 17:18
手元にあるが、読みあぐねていた1冊だった。本そのものも、内容も重い。「戦争とは」と向き合うのは億劫だが、必要なことだと思う。ただ戦争詠をどのように受け止めたらいいのかと悩む。 身近に戦争の跡を感じないまま過ごしている。以前『昭和万葉集』から戦時下の歌を探したことがあるが、日常詠や主婦の立場の歌ばかりに目が行ってしまった。 自分の理解の範疇を超える情景にとまどい、作者の立場や心情まで読み込めず
2021年5月6日 17:15
「上句と下句の関係―上句派?下句派?」という、「歌壇」2021年1月号の記事見出しを見たとき、自分はたぶん「下句派」だと思った。 なぜなら「下句の77で心情を述べている」といつかの古典の授業で聞き、わたしが歌を作る理由のほとんどが心情を表したいからである。支部の歌会でも「上句に情景を持ってきて、「それにつけても金の欲しさよ」って付ければ、歌だよ」と聞くので、乱暴な言い方かもしれないが、「下句は心