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新曲『小鳥』feat.知声(前編)

新しい曲が配信リリースされました。
本当は8月上旬の予定でしたが、手違いで(!)7月下旬からもう出ています。

『ハナミズキ』、『可愛くてごめん』と、カバー企画が続きしたが、今度はオリジナル曲です。

タイトルは『小鳥』です。

VoiSona(厳密な説明をしなければボカロのようなもの、後述)のボイスライブラリ「知声/Chis-A」を使用した楽曲のコンテストに応募したものです。

今回も色んな困難があったのですが、そんなことは省略。とにかく応募完了は締切8分前でした。

…危ない。危なかった。

今回使用したVoiSonaと知声について少し。VoiSonaは株式会社テクノスピーチのAI歌唱ソフトで、知声はそのデフォルト・ボイスライブラリです。つまり両者はVOCALOIDと初音ミクのような関係ですね。

知声のボイスはちょっとボーイッシュです。この曲のキーとテンポでは仮想アイナ・ジ・エンドさん的でした。

VOCALOID同様、メロディと歌詞を打ち込むと、歌ってくれるのですが、VoiSonaは「こんな感じで歌ってほしいんじゃないの?」的なことをAIがある程度頑張ってくれるわけです。なので更にこちらが「そこはこんな感じで歌ってくれるかな?」と考えて入力すれば、既にかなりの表現力で歌ってくれるのです。これで私もMahiroshka"P"です。
UIも直感的に使いやすく、かつ基本無料です。無料。無料大好き。

AIが相当頑張るとはいえ、自然かつ表現力豊かに歌ってもらうには"P"の工夫も必要です。例えば鼻濁音の「が(か°)」は、そのままでは上手く出ませんでしたが、ファルセットに指定し、音の頭の音量を少し下げると自然になりました。私、何故か昔から鼻濁音と無声化にこだわりがあります。

さて、VoiSonaと知声さんのおかげで歌声は思った以上に順調に出来ました。問題は演奏の方です。
キーボードなどの機材はもうないので(『可愛くてごめん』の記事を参照)、今回は殆どをアコギで作るつもりでした。難しいアレンジではないので、何とかなると楽観していました。しかし演奏してみるとこれが納得出来るレベルにならない。この梅雨の湿気で、我が旧友「店で二番目に安かったギターのモーリスくん」が不調。チューニングも決まりにくく、ギブアップ。間奏をエレキギターに変更。

ご紹介します。
「フェルナンデスくん」です。

Fernandes ZO-3
ギターに挫折した人からのお下がりでした。

私のイラストに登場していたピンクのZO-Ⅲです。
可愛いけど出来る子です。
制作中はフェルナンデスがあんなことになるとは思ってもいませんでした。ここで音を残せて良かった。

ところで、ギターアンプもオーディオ・インターフェイスも無くなって、どうやってPCで録音出来たか?この危機を救ったのがマルチエフェクトシミュレーター、Digitech RP255 です。

中古で1万円しなかった


機材を売り払う時、「中古で買ったし、外国製品だし、型も古いしトリセツも無いから売れないな」と、残していたのです。

これ一つで数十種類のエフェクトが掛けられ、簡単なルーパーやドラムマシーン(前の持ち主がレッド・ツェッペリンの"When Levee Breaks"を練習したと思われるリズムが残っていた)も付いていて、何よりUSBでPCに直結できるのです。

ギター以外の音は基本打ち込みと自分で作っておいたサンプリング素材で作成しました。

締切前日の思いつきで、イントロを二部構成にしました。仕事帰りの電車の中、オルゴールの音をスマホで作りました。

次回は楽曲に込めた思いと歌詞を載せたいと思います。

その前に、それでどんな曲なのよ、知声ってどんな声なんだろと、思った方はぜひすぐにもお聴きください。

https://linkco.re/Sp1eg0HT

YouTube Musichttps://music.youtube.com/watch?v=5WwXPSS8sbc&si=jri4AWx4CZb0lJ8P

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