パートナーができた話3
2回目に参加した婚活パーティーで男性の連絡先を受け取った私ですが、男性に連絡するかどうかをちょっと迷いました。
というのは、相手に連絡するということはこちらの連絡先が相手に伝わるということですし、相手は他の女性とマッチングしていたようだったので、既にその女性とやりとりを始めているのであれば、連絡しても返信が来ないかもしれません。返信が来たとしても、「お断り」がくるかもしれません。
その時に、婚活パーティーに2回連続して参加していた男性との会話を思い出しました。
その男性は、最初の婚活パーティーでマッチングしていたようだったのに、2回目の婚活パーティーでもお会いしたので、10分間の会話の際に質問してみたのです。
「前回、マッチングしていたようでしたけれど、今回はどうして参加したのですか?」
男性の答えは
「マッチングした女性と、婚活パーティーの後にお茶をしたのだけれど、自分が求めているパートナーとはちょっと違うということがわかったので。」
でした。
10分間の会話で相手を良いなと思ったとしても、10分間という短い時間では見込み違いもあるということです。
私は婚活パーティーで受け取った、男性の連絡先にメッセージを送ることにしました。
男性は、きっとパーティーの後にマッチングした女性とお茶に行っているはずなので、パーティーの当日ではなく、翌日にSMSでメッセージを送ることにしたのです。
送ったメッセージは簡潔に
「〇〇さん、こんにちは。まひろです。昨日は連絡先をありがとうございます。」
とだけ送りました。
少したって、男性から返信のメッセージがあり、お互いに「よろしくお願い致します。」と挨拶し合って、この日のやりとりは終わりました。
その3日後、男性から着信があって、電話で会話しました。
その時に私が
「この間の婚活パーティーでマッチングしたのではないですか?」
と聞くと、男性の答えは
「婚活パーティーに慣れていないので、マッチングはしなかったけれど、会場の出口で様子見をしていたんです。」
ということでした。
男性に、マッチングした女性と自分を比較されているのかな?とそれまで思っていたので、そうではないとわかって、良かったなぁと思いました。
その後は1日に1回程度、SMSメッセージで近況をやりとりしているうちに年末になり、年が明けました。
あけおめのメッセージは、今年は送る相手がいるのが嬉しくて、1月1日(金)の0:01分に男性に送信しました。
※後日、彼に確認したらとても嬉しかったそうです。
この頃から、電話で彼と話すことが増えてきました。
着信履歴では、1月2日、3日、6日、8日、10日、11日…と毎日のように電話で話しています。
そして、初デートは1月の上旬となりました。
初デートでは、お茶しながら、お互いの仕事の話、家族の話、恋愛の話、今後どうしていきたいかの話等をしました。
それまで10分間しか会話していないので、お互いのことを伝えあい、理解してもらう。そういう時間でした。
会話しているうちに夕方になり、一緒にご飯を食べようということになり、ファミレスに移動してご飯を食べながら話しました。
いよいよお開きにしようということになり、お店を出ようという時です。
彼が会計をワリカンにしよう、と言ってきたのです。
その時は彼に言われた金額を払いましたが、心の中ではもうビックリでした。
「初デートでワリカン?ファミレスでワリカン?ないわー!!!」
これまでの婚活で、初デートで男性に支払ってもらったことしかなかったので、私は彼に対して
「私を値切られた!!!」
「私は大切にされていない!!!」
と感じたのです。
この出来事で、50代半ばの彼に結婚歴がない理由も、「あぁ、あまり女性とお付き合いする機会がなかったからなのだなぁ。」と合点がいきました。
それにしても、今後どうしよう…
悩んでこの出来事を周囲の人に相談したら、全員が
「そんな男性は辞めた方が良い」
という答えでした。
もう彼とやりとりしたり、会うのは辞める方が良いのかも。
そう思っていたところ、何も知らない彼から電話が掛かってきました。
どうしよう…と思ったのですが、私にはどうしても嫌なことなので、彼に私の考えを伝えてみようと思いました。
私が、彼にデートでのワリカンは基本的に嫌だ、全部彼に支払って欲しいということではないけれど、ワリカンが当然というのはやめて欲しいということを伝えると、彼は「わかった」と言ってくれました。
その後、彼はちゃんと約束を守ってくれています。
こうして、デートしない日は電話で毎日のように話し、会える時はデートする、という流れができつつありました。
そんなある日、私は彼に本当の私をちょっとだけ、出してみようと思いました。
私は、「しっかりしている」ように見られることが多く、確かにそういう面もあるのですが、その一方で、小さく縮こまって、寂しくて泣いている、おっちょこちょいで人に頼りたい私もいます。
そして本当の私が捕まえられないように、相手の前でいろいろな私を見せて、
「どれが本当の私でしょう?」
というなぞかけゲームをずっとやってきたようなところがあります。
もう、周囲にはバレているのかもしれませんけどね。
でも、自分からそれを自己開示するのは勇気がいることでした。
とくに、弱い私を見せることは。
でも、そろそろ私も限界でした。
私は私。どんな私も私。しっかりした私も、弱い私も私。全部の私を受け入れたい。全部の私を表現したい。
初めて彼と話した時の直感
「この人には、本当の私を見せても受け止めてもらえるかもしれない…」
に従って、彼に本当の私を見せてみよう。
※このnoteは、パートナーに公開OKの確認済です。
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