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全18回/双極性障害の勤めびと。たどり着いた自分らしい働き方

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双極性障害を発症した大学4年から、うつ・躁うつ等の方々を支援する職について7年目までの14年間を記した自分史。
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#グループワーク

双極性障害の勤めびと。たどり着いた自分らしい働き方 第9回(27歳:閉じた心を開いた人)

〜27歳(2010年1月)〜 C社に広報という業務が生まれたこの年、私が並行して担当していたのが「新規事業」でした。 前職でWebサービス企業にいた社長にとって、C社の中でWebサービスを立ち上げることは悲願。 Webマーケティング担当として入社した私がリーダーに抜擢され、その期待に応えるべく必死でチャレンジしました。 私の特性上、自分ごとより人ごと、人の依頼に力を発揮する傾向があります。 このときも、期待に応えたい一身で平日土日問わず新規事業のヒントを探しました。

双極性障害の勤めびと。たどり着いた自分らしい働き方 第10回(28歳:福祉サービス、社会復帰トレーニングでの3つの気付き)

〜28歳(2011年3月)〜 通院途中に体験した大きな揺れ、東日本大震災。震源が東北方面という情報が入り、C社の本社や拠点が東北にあったので (あの人は大丈夫かなぁ。。) と、身近な存在が頭に浮かび、とても他人事ではない心境でした。 とはいえ休職の身。 家でテレビを見て過ごすのが日課になっていたため、ACジャパンのCM、震災のニュース、緊急地震速報の音が繰り返される日々で、ただでさえうつ状態なのに、更に気分が滅入っていきました。 そんな中、一緒に新規事業立ち上げをや