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全18回/双極性障害の勤めびと。たどり着いた自分らしい働き方

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双極性障害を発症した大学4年から、うつ・躁うつ等の方々を支援する職について7年目までの14年間を記した自分史。
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#休職

双極性障害の勤めびと。たどり着いた自分らしい働き方 第6回(25歳:都落ち、うつで実家に引きこもる)

〜25歳(2007年10月)〜 「会社を辞めるからには、今度名古屋に帰ってくる時は独立が間違ってなかったと証明して戻りたい。」 そんな想いを持ち、名古屋を出たのが同年2月。 8ヶ月が経ち、起業を諦めるという結果で戻ることになり、「友達や前職の人に合わせる顔がない」という考えが第一にありました。 そのため、実家にいることは誰にも連絡をしませんでした。 出来るだけ、人目に触れないように外出は夜中。 午前はひたすら寝て、NHK朝ドラの昼再放送がはじまる時に起きる。午後も何

双極性障害の勤めびと。たどり着いた自分らしい働き方 第7回(25歳:人生はじめての休職と復職と…)

〜25歳(2008年3月)〜今回の転職時、マイナスと思う部分は伝えなかった。つまり、うつ病ということを隠しての入社でした。 (バレないようにしたい。うつの症状は出てくれるな。) そう願い、後ろめたさを抱え続けながら働いていたため、会社にいけなくなった日には、「遂にこの日が来てしまった」という心境でした。 多くの中小企業と同様、この会社でも休職者対応のノウハウがあるわけではなく、一定期間休んで、戻ってきたら以前の勤務時間で業務を再開するものだ、と認識されていました。