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本紹介「比べず、とらわれず、生きる」

皆さんお疲れ様です。
最近急に暖かくなったり、金曜日は雪が降ったりと寒暖差が激しい日が続きましたね。
体調は崩されていないでしょうか。

今回はまた本紹介をさせていただきます。
この本は最近私にとって、いつもの日常でも新しい気づきがあることを教えてくれた本でした。

この本の著者は、枡野俊明さんという僧侶の方が2018年に書かれた本です。
いくつもの修行を経て得た知見をもとに多くの本を出されています。
その本の中で、特に私が感銘を受けた言葉を皆さんに贈りたいと思います。

「一度の出会いさえ、心に刻みながら生きていく」

「一期一会」を大切にする。もう二度と会うことのない人にさえ心を寄せてみること。
では、どうしてそれが大切なことなのか。
それは、人間とは他者を通じて自分自身を見ているからです。 (中略)
一度の出会いを大切にするのも一期一会なら、いずれ付き合いは終わると考えることも
また一期一会なのです。
自分自身の心に負担をかけないように、この言葉を上手に解釈すればいいと思います。

『比べず、とらわえれず、生きる』、p.180〜185

私は介護職をしており、介護の現場ではお年寄りに関わらずしょうがいを持った若い方とも出会うことが多いです。
うまく意志を伝えられない方、ずっと寝たきりの方と、多くの方と出会ってきました。

その色々な出会いの中で、病状が進み昨日まで元気だったのに亡くなってしまった方とも会ってきました。

私はこの言葉から、たとえ仕事上で短い出会いだったとしても、その方々が生きた証を残せるように、これからも出会いを大切にしていきたいと思いました。

「もう一人の自分の声を聞く」

人生の中で出会う様々な選択肢には、明確な答えなどありません。どちらを選んだところで、実際にはそれほど大きな差は生まれない。
もちろんこちらを選んだところで失敗したと後悔することもあるでしょうがまたやり直せば済むことです。
であるならば、この選択は自分にとって正解だと言い聞かすこと。自分から得た答えを信じることです。

『比べず、とらわれず、生きる』、p.174〜179

私は今年社会人4年目なのですが、
大人になると学生の時もう少し将来のこと考えとけば良かったなと思うことがあります。

それでも、今の仕事で自分ができることは何なのか、自分が活かせる能力は何なのかを考えることが増えてきました。

たとえ最適な選択ではなかったとしても、
自分を信じて良いんだと思えた言葉でした。

今回は枡野俊明さんの著書『比べず、とらわれず、生きる』を紹介させていただきました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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