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全人類のためのバラフォン超入門 マネ編その2

May Peace Prevail On Earth By Balafon
世界人類がバラフォンによって平和でありますように。



こんにちは!
バラフォン体験レッスンご予約のお客様ですね。

えっ、違いますか?

残念です…

でも、、もしよかったら少し受けてみてください。

いい楽器なんで…



では、簡単に楽器の説明からさせていただきます。


これがバラフォンです!


画像1


バラフォンの音でピカソもニヤニヤしてますね。いいですね。


叩けば音の出る簡単な楽器です。
たくさん鍵盤があるけど、音階はドレミファソラシド。

誰でも知ってますね。可愛いですね。

いけそうでしょ?
それではやってみましょう!


最初はこれです。


ド ミ ド ソ ド ソ!

(たたたたたたのリズムで)



あれ、もしかして…


この前もやりました?


…なんと!

ありがとうございます!!
リピーターの方だったんですね。


よほどのバラフォン好きとお見受けしました。

(前回の記事はこちら


それでは、今回は特別に僕の師匠のエピナが送ってくれたバラフォンレッスン動画をご覧いただきましょう!



いかがでしたでしょうか?

そうですね、、ツッコミどころはいろいろありますが、
初心者には難しいんじゃないかな〜〜
あと、この人ちょっと上手すぎるな〜

(イヤホンで聴いてくれた方、うるさくてすみません。)


でも、大丈夫です。
前回やったアレを思い出してください。

そう、

ドミドソドソ ドミドラレラ
ドミドソドソ ドミドラレラ
ドミドソドソ ドミドラレラ
ドミドソドソ ドミドラレラ
ドミドソドソ ドミドラレラ
ドミドソドソ ドミドラレラ
ドミドソドソ ドミドラレラ


のやつです。

そう、これ。アコンパその1です。

まあまあ簡単そうですね…!
(アコンパについては前回の記事をご覧ください)


これをさっきのバラフォンソロに合わせてみたのが、こちらです。


なんだか、リッチな、重層的になった感じが、、しませんか?
いや、重層というより、重奏(アンサンブル)的な。。

…そう!

これがバラフォンアンサンブルの基本形なんです!


バラフォンにはエピナ先生が弾いていたソロフレーズと、上の動画で僕が弾いていたアコンパ(基本フレーズ)があり、これらを一緒に弾くことでアンサンブルすることができます。もちろん、アコンパ同士でも。

ソロフレーズは、実はアコンパの音の配列を元に作られていて、複雑なリズムや響きを足して曲を展開させていきます。それぞれの奏者のセンスが光るところです。曲ごとによく演奏される有名なソロフレーズもありますが、もちろん、奏者によっては自分でオリジナルを編み出したりもします。

アコンパは、曲の核となる部分です。これはマネのアコンパです。他にもランバン、バニ、ソンソネ…と曲によって違うアコンパがそれぞれ1つまたは複数あります。ソロフレーズは基本的にアコンパのリズムと響きを元にしているので、どんなソロの中にもアコンパが常に存在していると言っていいでしょう。例えると、歌に対するコード進行の役割でしょうか。曲の中のどのフレーズにも合わせられるので、パスポートと例えられることが多いです。


ソロとアコンパについて詳しくお話ししたところで、
次のフレーズにいってみましょう!


ド ど ミ ・ ソ ミ ド ど ミ ラ レ ミ

(「ど」はオクターブ上のド。「・」は休むところ。)


どうでしょう、ちょっと複雑になりましたね。

これがマネアコンパ2です。

ちなみに手順はこちらです。
キーボードをお持ちの方はやってみてくださいね。


ドどミ・ソミ ドどミラレミ
左右左・右右 左右左右左右


はい、電車の中でご覧の方々のためにこちらも弾いてみました。お勤めご苦労様です。

右で2回打つところがありますが、繰り返しやると慣れてくるはずです。


ところで、これでアコンパ1と2が揃いましたが、この二つも同時に演奏できます。
合わせる位置はこうなります。

1 ドミドソドソ ドミドラレラ
2 ドどミ・ソミ ドどミラレミ

構成音は近いですね!詳しくみていきます。

a

1 ミドソドソ ミドラレ
2 どミ・ソミ どミラレ

↑ 太字にしたところは、同じ音が同時に重なっています。
いわゆるリズムの中でのアクセントになるところです。

b

1 ドミドソドソ ドミドラレラ
2 ドどミ・ソミ ドどミラレミ

↑ 太字にしたところは、構成音がドミソです。
最後の3つの音だけ変化していて、こちらの構成音はレミラです。
単純なフレーズが噛み合わさることでハーモニーが豊かになる仕組みです。

c

1 ドミドソ ドミドラレラ
2 ドどミミ ドどミラレミ

↑ 太字にしたところは、その音の前か後ろに同じ音が出てきます。
このように同じ音が分散していることで、2つのアコンパを同時に演奏した時、エコーのように音が伸びて聴こえたり、揺らいで聴こえてきます。

ごく単純に見えるアコンパだけど、すごく緻密に計算されていますね!
これは僕がバラフォンの音楽で好きなところです。


ちょっとイイ話しちゃいましたね。


ちなみに、アコンパ1と2をあわせるところは、前回の記事の中の動画でも紹介しています。




てなわけで、今回はここまでです!
次回は、この「マネ」、一体どういう意味で、どういうときに演奏される曲なのか?ということをやっていきたいと思います。(youtuberみたい)

ではでは〜


次回へ続く

前回はこちら(全人類のためのバラフォン超入門 1




アフリカのことわざ(てきとう)コーナー

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