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日経MJ(日経新聞)武田砂鉄さんのコラム【そもそもそれって】がおもしろい

本日は、日経MJに掲載されていたコラムの、武田砂鉄さんの「そもそもそれって」というコラムについてお話ししたいと思います。


ファミレスに売ってるおもちゃの話(4/21の記事 )


私この方のコラムが好きでよく読んでいるのですが、今日はファミレスのレジ近くに置いてあるおもちゃの話でした。

子供と一緒にいけば一度は"買って~"とせがまれたことがるアレですね。

そもそも、なんでファミレスにおもちゃが置いてあるのか、
その風習の紀元は知りませんが、親が会計している間に、子供はそれまでそんなに欲しくもなかったおもちゃが急に欲しくなって、
揉めてもめて買ってもらったけど、
結局それは家の中ですぐに飽きられて、子供は無駄な買い物をしたと気がつく。無駄遣いを教えてくれる存在は無駄ではない、という話でした。

確かに、無駄遣いって無駄遣いしないと気が付けないですしね。


で、その話の続きに、
今はキャッシュレス決済が定着してきて、レジの時間が短くなって、
子供がおもちゃを見る時間も減っていっているから、いつかおもちゃが興味を持たれなくなってしまうのではないか。
という話があって。これがとても興味深いなと思ったんですね。

たぶんまだあんまりファミレスの店員さんなんかは、気が付いてないですよね。この事態に。

キャッシュレスでおもちゃの売り上げが減るなんて、今働いている人は想像できないから。

なんで想像できないかというと、たぶんですけど、そのファミレス店員さんも、なんであそこにおもちゃがあるのか、どんな人がおもちゃを買ってくれるのか分かってないから。

これがもし、レジ待ちの時についでに買ってもらうものとして置き始めたものだったら、その理由を知っていたら、たぶん売り場に何かしらの変化を起こしているはずなんです。

動機とビジョンが伝わっていないままでは、この状況は変わらないだろうなーと思ったのでした。
無駄遣いを教えてくれる存在は無駄ではないという話と、動機とビジョンが分からない商品は売り手も買い手も触らない、というお話しでした。

楽しみを見いだす話(6/2 の記事)

今回の記事はですね、楽しみのハードルを下げるというタイトルで、
忙しい生活の中でも楽しみを自分で生み出すことで、自分のモチベーションを保つっていうお話だったんです。

でも最後に、仕事よりも楽しみをどうやって生み出すかを考えることに時間が多く割かれるようになっちゃって、
何やってんだと落ち込むっていう締めでした。
最後の締め方も面白かったです。

私は今、モテるために笑顔で過ごすというのを掲げているんですが、
やっぱり、笑顔でいることって無理やりはできないんですよね。

なんか心も身体もヘトヘトなのに、顔だけニコニコしてると、
むなしくなってきちゃうんです。

なので、自分のモチベーションを自分で高めて、
自然な笑顔にするというのは、とてもいいなーと思いながらこの記事を読んでいました。

じゃあ自分は、どんなことを"楽しみ"として感じているかというと、
私は単純作業を効率よくやることが好きで。

昔、商品を紙で包む包装の仕事をした時も、例えば毎回10個なら10個を何秒でできるか、ひとりで計ったりしてました。
仕事内容的には忙しくないから、そんな速くやる必要はなかったんですけど、
タイムが縮むとすごく嬉しくて、楽しかったのを覚えています。

なので、自分の場合は作業をタイムトライアルでやる、何分以内にやる、とかが向いています。

逆にこういった記事を書いたり、器屋さんで商品をおもしろく陳列する場合は、結構時間がかかるし、これはタイムトライアルでやらない方がいいかもしれなくて、他の楽しみを見出していく必要があるなーと思います。

そうか…楽しみを見いだせる仕事は楽しく感じるし、得意になるかもしれないけど、
楽しみを見出せない仕事は楽しくないから、たとえ仕事の仕上がりレベルが高くても得意とは感じにくいかもしれません。

ということで、自分で楽しみを見出すことができたら、笑顔になるし、モテるし、仕事も楽しくなるし、得意に感じられるねっていうお話でした。

お店の人情味の話(6/23の記事)

この日のタイトルは“人情味”でした。

簡単にまとめると、たくさんお店のある商店街の近くに長く住んでると、
行ったことがあるお店、ないお店があるのはもちろん、
お客さんとして来店した自分のことを覚えていそうなお店と、そうじゃないお店というのも出てくる。

そこには砂鉄さん的な判断基準ができているらしく、
どうやら人情味のありそうなお店のほうが、覚えてもらっていないことがあったりして、自分にとって冷たく感じるそうです。

たぶん、砂鉄さんのいう人情味のあるお店は、
哀愁ただようお店だったり、家庭的なお店だったりするんだと思います。
カウンターのある、渋いマスターが営む喫茶店とかですね。

私は、お店の人情味は、初めて来店した時に一番感じられると思います。

どういうことかというと、一回目の来店時には、お店の雰囲気が印象の大方を占めていて、
そこに雰囲気のいい話しやすい店員さんがいてくれて、
他の常連さんとお話ししていようものなら、
たとえ自分と店員さんとの会話が少なくても人情味は演出できます。

それが、何度か通っていくと、
自分と店員さんとのコミュニケーション回数が増えているので、店員さんへの期待値がどんどん高くなっていくんですよね。

空間が作り出していた人情味を演出する力は、来店回数が増えるごとに減っていきます。慣れちゃうんで。

だから、この店員さんも自分のことをそろそろ覚えてくれているだろうという期待が満たされないと、
2回とか3回目以降の人情味は感じられないんです。

まあ結局は人なんですよね。

これが逆に、大手のファストフードのお店の店員さんが、自分がいつも頼むメニューを覚えていようものなら、
空間の演出力はもともと少ないし期待もしていないので、満足度がめちゃくちゃ高くなります。
お店全体の人情味が感じられるわけです。

なんかいつも、深そうで浅い話してすみません(笑)
さとみんでした!それではまた!

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