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しゅうかつシリーズ~「せめて、もう一回食べてから…美味過去記憶反芻対談」20〈忘れじのB級グルメ【日本の地方美味を語ろう 沖縄・福岡編①】~沖縄だと…花ぐすくののーまんじゅうでしょ。軟骨ソーキのぐすみちの料理。ちまぐーと呼ばれる豚足の指にあたるのか?いちゃがりがりという日本でいちばん硬いお菓子。花ぐすくの長寿弁当。りうぼう地下で予約しないとすぐ売り切れる無添加弁当。平敷屋のふともずく、セーイカ。あやはしかんのバイキングのニガナーの炒めやハリセンボン=アバサーのフライとか…思い出したらきりがない」~ ほか〉

模話1「日本の地方美味を語ろう」
模話2「地方とはいえ、もわくんはそんなに旅行はしてないじゃん?」
模話1「8都道府県に住んだ経験はあるぞ」
模話2「旅行は貧弱じゃない?どうやって語るわけ?」
模話1「まあ、京王百貨店の物産展とか、郷土料理店にスーパーの地方的なお総菜とかますのすしとか長崎の練物屋(笑)」
模話2「ひんじゃくだな~(笑)」
模話1「ケンミンショーとか見てたし(笑)」
模話2「じゃあさ、郷土料理で好きなの羅列してみてよ」
模話1「うん。沖縄だと…花ぐすくののーまんじゅうでしょ。軟骨ソーキのぐすみちの料理。ちまぐーと呼ばれる豚足の指にあたるのか?骨無しテビチみたいに肉が多くないけど、出しをとるとコラーゲン多いし、ラードもとれる。いちゃがりがりという日本でいちばん硬いお菓子。花ぐすくの長寿弁当。りうぼう地下で予約しないとすぐ売り切れる無添加弁当。平敷屋のふともずく、セーイカ。あやはしかんのバイキングのニガナーの炒めやハリセンボン=アバサーのフライとか…思い出したらきりがないな」
模話2「沖縄愛が感じられるね」
模話1「沖縄はさまざまな特色があって、おもしろいのね。ぐるぐるチキンと勝手に呼んでたけど、ペルーとか南米系の国に移住した人たちが沖縄にはいて、あちらでの文化を持ち帰ったりしてるわけさ。米軍の影響なのかステーキ文化発達してるしファストフードは普及してるよね。半面沖縄家庭料理の延長の外食文化は特徴あるしね」
模話2「いいね」
模話1「コザってのは胡屋=ごやを米軍が間違えてコザってつけたという話を聞いたことがあるけど、間違ってるかもしれない」
模話2「旅行で行くと地名がよくわからないし読めないよね(笑)」
模話1「面倒だから書かないけど、ほえもって読めるのがビンとかせりきゃくがジッチャクででもせりきゃくもあったり、国語学的には古語も残っていて素晴らしい土地なんだよね」
模話2「コザって実際にはないんだよね?」
模話1「今はコザ市は沖縄市になってるし、コザって地域があるイメージかな? 俺には明確な説明はむりかもしんないけど…コザ十字路っていうこの交差点のせいで沖縄バスは40分那覇に遅れて着く渋滞する場所があってさ、いまはしらないけどね…コザ十字路の近くは照屋っていう一等地でさ。ブックオフいったり、ヌールの神様拝んだりすごくいい場所。中心地は胡屋かな? ミュージックタウン音市場だよね。ひとくちにコザっていっても広いからさ。かつてにぎわった街も昔の面影ないくらいさびれたシャッター街になってたけど、大きな街だよね。沖縄って地元意識が強くて、越来と高原とか胡屋とか照屋とか園田とか諸見里とかさ…コザ周辺でも結構違う感じでさ、エイサーの盛んなとこだし、地元愛が強い。いろんな面含めておもしろかった。照屋の銀天街?とかいう商店街で無料で沖縄民謡ライブ見たことあって…コザの人はシャイだけどフレンドリーでさ、どこから来た?って聞いてくれたけど、言葉が正直よくわかんなかったから〈勝連の南風原から来ました〉って伝えたら〈かっちんか~〉って笑ってなんか話しかけられたけどなにしゃべってんのかわからなかったんだよ(笑)」
模話2「方言が強かったの?」
模話1「印象ではコザや那覇などの都会のほうが方言が強くて、うるま市とかのほうが標準語が通じやすかったよ。でもおじいおばあになると、全くわかんなくてさ(笑)。特にミヤークっていわれる宮古島の人たちが集まってしゃべってるのは何一つ理解できなかったよ(笑)」
模話2「うらやましいね。自分の生まれた方言が残ってるのは」
模話1「そうだね。うらやましかった。前にも触れたけど、那覇市役所で〈にふぇーでびたん=ありがとうございましたの意味〉っていわれるんだよ。いいよ~」
模話2「他の郷土料理は?」
模話1「福岡は一年住んだよ」
模話2「続くだね」