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しゅうかつロック、ボクにも言わせて 第5回「ロック対談 だぶる模話模話模話④~ザ・フーについて〈1〉ピートタウンゼントのギター破壊はアートであった~」

模話1「模話です」
模話2「模話模話です」
模話1・2「二人合わせて、だぶる模話模話模話です~♡」
模話1「今回はロック対談やるぞ~」
模話2「死ぬ前にロックの話、言っておきたいという対談なんだから、最後に伝えるくらいの勢いでどーんといけよ、いしくん」
模話1「そうだね。いしくんじゃないよ、みやじくん(笑)」

模話2「今回のテーマだけどさ、ザ・フー関連でやろうと思う」
模話1「自分軸で聴くようになった偉大な存在だからね」
模話2「ザ・フーってやっぱり、実態と違うところに話題がいきがちじゃん?」
模話1「本人たちにも原因あるけどね」
模話2「それで人気出てるってとこもあるから、マイナスだけじゃないよね」
模話1「キースムーンもあのバカな感じがないとさ、なんだかぴんと来ないもんね」
模話2「演じているうちに自分がどれだかわかんなくなってたりしてね」
模話1「うーん。ロック聴いてきた人って、実はさ、あんまり自分軸なかったタイプだったりしてね。自分を当たり前に受け入れている人間に、あのリアルミーみたいな痛い説得力ある歌は書けないんじゃな~い?」
模話2「まあね。しかし、いまでもリアルミーを久しぶりに大音量で聴くと金縛りにあったように衝撃受けるんだよ。すごいよね、あのアルバム。曲のクオリティーすげえもんな」

模話1「今回は早めに話題をタイトルに戻すけどね、ギター破壊のピートタウンゼントのすばらしさをYouTubeで紹介しているものがあったけど、見た?」
模話2「見た。同感。他のギター壊すギタリストの映像と比較して編集しているやつでしょ?」
模話1「そうそう。もともとハプニングで知られるメツェガーとかいう芸術家の授業をアートスクール時代にピートタウンゼントが見て、影響受けたって話だよね。ギター破壊もアートだっていうのは」
模話2「確かにさ、ピートタウンゼントのギター破壊は優雅でエレガントなんだよ(笑)」
模話1「ギターただ壊すってのとは違うんじゃないかな、単なるぶっ壊す感じじゃないよね。壊し方が、台本あるみたいにドラマチックできれいにこわすんだよね~(笑)」
模話2「難しい話なしにさ、見ていておもしろいよね。壊し方も工夫あってスタイリッシュで。壊れたギターネックの部分をアンプに突き刺すとかさ。よく考えてるっての? アクション対決でロジャーに勝ったとかいってるくらいだから、結構どう映るか考えて壊してるよね」


模話1「壊すだけじゃなくて、スクラッチノイズとかも、マイクスタンド使ったり、するじゃん? あれかっこいいよね。ウインドミル奏法以外でも、ダックウオークも腰が落ちていて脚力ある感じだし、アクションが結構独特でおもしろいよね」
模話2「そうだね。キルバーンかな? 忘れたけど、ライブで回しげりしながら、あのマイクスタンドを足が上回るの見た?」
模話1「うん、身体能力すごいよね(笑)。パンク系からある程度敬意もたれてるのって、ロジャーが喧嘩強いとか、ピートが運動神経よかったとかあるんじゃないのかな?」
模話2「確かに(笑)。パンク出身の一時期一緒にバンドやってたドラマーが、ピートタウンゼントのジャンプ力はすごいって尊敬してたよ(笑)」
模話1「文学性高いけど、身体能力高いってのはピートタウンゼントの魅力かな?」


模話2「ワイト島のライブの関連のインタビューで、当時ジミヘンやジムモリスンとか、薬で健康状態悪くて、おれは健康だったことに感謝したって言ってなかった?(笑)」
模話1「確かに、あの時期、ザ・フーは絶頂時で、トミーの成功のあとだったし、ロジャーはドラッグやってなかったろうし、ギャングみたいなマッチョな人だしさ、2時間以上のライブ簡単にこなしてた体力あるバンドだったよね。成功の秘訣は体力にもあり(笑)」
模話2「レッドツェッペリンも、ジミーペイジは虚弱っぽいけど、あとの三人体丈夫そうだったよね。70年代前半は」
模話1「話戻すけど、ギター破壊はさ、ピートタウンゼントは別次元にいたってことね。天才だもんあの方は。わかりにくいけどね、天才だってことは」
模話2「異議ありません(笑)」


模話2「今回は語り足らんけどさ~、このへんで終わりにしまいか」
模話1「ええよ。遠州弁かね? つぎゃーなにやるだね?」
模話2「考えちゃいんけど、やっぱりロックぽいのやらまいか?」
模話1「ええね~」
模話2「しばらくはフーにレッドツェッペリンとかかな~」

※アーティスト名や曲名などは間違ってたらごめんなさい(以下同)

【つづく】

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